爽風上々のブログ

熊本の片田舎に住むリタイア読書人がその時々の心に触れたものを書き散らしています。読んだ本の感想がメインですが(読書記録)、エネルギー問題、食品問題など、また政治経済・環境問題など興味のあるものには触れていきます。

2023-01-01から1年間の記事一覧

夢の話「今年の最終夢、定期券を買いに行く」

初夢ということはよく言われますが、その年の最後に見た「最終夢」というのはあまり聞きません。 しかし、どうやらこれが最後なのは確かですし、久しぶりに筋のはっきりした夢でした。 私はどうやら学生です。 東京の大学に湘南地方の家から通っています。 …

年頭の「今年の予言」を振り返る。

まあ外れて当然の「今年の予言」ですが、大したことを言っていないので当たるも外れるもないようにも思います。 しかし一応の答え合わせを。 sohujojo.hatenablog.comコロナ禍は感染者死者ともにまだ多い状態が続くが、そんなことは無いかのように社会は回る…

投資への呼び込みはさらに強まるのか。2023年株価推移。

2023年の株価の推移というニュースが流れ、それを見て改めて驚きました。 media.rakuten-sec.net 1月4日の25000円余りという水準から8000円も上昇ということになったのですが、そのほとんどは4月から5月にかけて2か月ほどのことであり、そ…

2023年を振り返る、その4 10月~12月

2023年を振り返るのも最後の3か月です。 10月 ☆1日、消費税の制度としてインボイス制度が開始。 大きく騒がれましたがその後は何も報道されません。うまく行っているのでしょうか。 ☆2日、ノーベル賞医学・生理学賞にmRNAのワクチンを開発したカタ…

石炭火力廃止を急ぐ本当のところ。

脱炭素化を目指すという動きの中では特に石炭火力発電が目の敵にされ、それを急がない日本が非難されるといった事態になっています。 その世界情勢とはどのようなものなのか。 山本隆三さんという方がWedgeで書いていました。 news.yahoo.co.jp石炭火力廃止…

2023年を振り返る。その3、7月~9月

暑かった印象が強かった夏でした。 7月から9月までの出来事。 7月 ☆1日、改正道路交通法施行で電動キックボードが運転免許なしで運転可能に。 危険なのはわかりきっているのになぜこういうことをするのか、よくわかりません。 ☆2日、東京都中野の中野サ…

政治資金はどうしたらよいのか。

自民党の安倍派と二階派でのパー券問題で、岸田首相はその対策に苦慮していると報じられています。 では私が教えてあげよう。 とはいえ、まあこの策を彼が取ることが絶対にない自信はありますが。 それは自民党だけでなくたいていの野党も同様でしょう。(共…

2023年を振り返る。その2、4月~6月

その2は4月から6月まで。 4月 ☆1日、改正道路交通法施行、自転車乗車時のヘルメット着用が努力義務化された。 自転車の安全な通行を保証する道路環境整備はほとんど為されないまま、乗る方にばかり負担をかけるのには疑問を感じます。 しかしまあ着用し…

「ダイハツが34年も不正をしてきた」と言われても「でしょうね」としか感じられない、窪田順生さんの解説

ダイハツ工業の検査不正は非常に大きな影響を出していますが、それは以前から続いていたということで「34年も続いていた」とも言われています。 それについて、ITmediaで窪田順生さんという方が解説していました。 www.itmedia.co.jp影響の大きさという点…

「賀茂川耕助のブログ」より、BRICSと抵抗の枢軸

賀茂川耕助のブログに引用されていた、Pepe Escobarさんの文章ではロシアを中心としたBRICSとイランなどが世界の新たな構造を決めるとされていました。 kamogawakosuke.infoロシアのプーチン大統領がUAEとサウジアラビアを直接訪問し、各国のトップと会談し…

2023年を振り返る。その1、1月~3月

毎年恒例ですが、年末に一年を振り返り何が起きたかを振り返るというものです。 第1回は1月から3月まで。 1月 ☆9日、民法改正で成人年齢が20歳から18歳に引き下げられたものの、ほとんどの自治体でこの日に名前は変えて「成人を祝う式典」を実施。 …

駅伝スター選手のその後

まさに駅伝シーズン真っただ中、中学生から高校、大学、社会人と様々な駅伝大会が催され、多くの選手が走り回っています。 そんな選手たちの末路をスポーツライターの酒井政人さんが書いていました。 news.yahoo.co.jp まだまだ野球やサッカーを目指す子ども…

「日本人はなぜ科学より感情で動くのか」石浦章一著

科学に背を向けて精神だけで戦ったような第二次大戦に負けて日本は科学立国を目指さなければならないと悟ったはずなのに、科学がどんどんと進むと逆に一般の国民は科学が分からないという状況に陥ってしまいました。 本書著者の石浦さんは分子認知科学とサイ…

紅海やでタンカーなどへの攻撃が繰り返される。貨物輸送に大きな影響か。

イランやフーシ派による紅海やを通る貨物船やタンカーに対する攻撃が繰り返されているようです。 www.yomiuri.co.jpイエメンのフーシ派は紅海を通る貨物船などに対する攻撃をしていますが、今回のタンカー攻撃はそこからはかなり離れたインド洋のようです。 …

「梨の形をした30の言葉 エリック・サティ箴言集」椎名亮輔著

名前だけは聞いたことがありますが、どのような音楽を作ったかという知識がほとんどなかったのがエリック・サティでした。 (なおネットで探してみるとピアノ曲は聞いた覚えがあるものがあります) そのサティは生き方という面でも周囲に様々な波紋を広げる…

都道府県一つずつ、「私のこころの風景」その2 関東地方

各地の風景がこころに残っています。 そんな「こころの風景」の第2回は関東地方。 関東地方には長く住んでいたので「一つ」だけを選ぶのは大変ですが。 群馬県 前橋に3年住んでいました。子供が小さい頃であちこち出かけましたが、やはり一番は。 「住んで…

「グローバル恐慌 金融暴走時代の果てに」浜矩子著

アメリカのサブプライムローンの破綻に始まったグローバル恐慌は世界的に広がりました。 2008年9月に投資銀行のリーマン・ブラザーズ社が破綻して以来、この恐慌自体をリーマン・ショックと呼ぶようになりました。 この本は経済学者の浜矩子さんがその…

ダイハツ工業の不正は非常に大きな影響が考えられる。

ダイハツ工業が安全性に関わる認証試験において不正を行っていたと発表し、製品出荷停止、工場休止などを表明しています。 軽自動車では一番のシェアであったため、大きな影響が懸念されています。 news.yahoo.co.jp最悪の場合に現在使用中の車も使用禁止な…

「地球に月が2つあったころ」エリック・アスフォーグ著

地球は、月は、そして火星や金星など他の惑星は、どのようにしてできたのか。 なんとなく、太陽系というものが数十億年かけてできてきたのだろうとは思いますが、詳しいことはあまり知りませんでした。 この本では惑星科学者のアスフォーグさんがかなり詳し…

外国人も注目する?パー券スキャンダル

パーティー券をめぐる裏金スキャンダルは終わりが見えませんが、ブルームバーグでコラムニストのリーディー・ガロウドという人が、日本政治の専門家のトバイアス・ハリス氏のインタビューをもとに記事にしていました。 www.bloomberg.co.jpそれによるとこの…

「おとなのための動物行動学入門」今福道夫著

人間には知恵があり、それで行動していると考えられるかもしれませんが、実際には本能に左右されていることが多いのでしょう。 だからこそ動物の行動を調べる動物行動学の成果を見ていくと人間の行動が分かりやすいということがあるようです。 本書は動物行…

アメリカコロラド州の裁判所がトランプの大統領選候補となることを差し止め、これがどのような効力を持つのか。

来年がアメリカ大統領選となるのでうが、その共和党の有力候補のトランプが候補となることを差し止められたという報道です。 www.nikkei.com アメリカコロラド州の最高裁がトランプの来年の大統領選立候補を認めないという判決を下したというものです。 日本…

ハンセン病元患者の宿泊拒否事件から20年

ハンセン病の元患者の団体が温泉に宿泊しようとしたところホテル側が拒否をしたという事件が発生してから20年となりました。 それについてNHKの朝のニュースで少なからぬ時間を使って放送されていました。 いつもケチをつけてばかりのNHKの朝のニュースで…

ペットボトルの使いまわしは危険です。

ペットボトルの使いまわし(自分で再利用)はしてはいけないという話です。 ペットボトルを使い回ししてはいけない!『絶対NGな理由』3選 (msn.com) シュフーズというところで出ていたものですが、使い終わったペットボトルを水筒代わりに使う人もいるという…

「不要不急 苦境と向き合う仏教の智慧」横田南嶺他著

新型コロナウイルス流行の時には「不要不急」という言葉が飛び交いました。 「不要不急の外出の自粛」などと言われたものです。 しかし何が要で何が不要か、そういったことは考えだすとよく分からなくなります。 特に宗教活動はほとんど「不要不急」とされて…

「書道」をユネスコ無形文化遺産に登録を目指すとか。

「書道」をユネスコ無形文化遺産に登録することを目指すというニュースが流れました。 www.jiji.comユネスコ無形文化遺産といえば、和食や和紙、山鉾の祭りなどといったものが話題になったこともありますが、しかし書道とは。 今は漢字に限らないとはいえ、…

「『きめ方』の論理」佐伯胖著

著者の佐伯さんは東京大学名誉教授、認知心理学者ということですが、本書は佐伯さんとしてはかなり早い時期の著書であり1980年の出版です。 題名は平易な言葉を使っていますが、学者的な言葉でいえば「社会的決定理論」についての本であり、読むほうもそ…

またも石川県で熊出没。以前住んでいたところのすぐそば。

石川県白山市で熊が出たというニュースがありました。 そのテレビ映像でどうも背景の山の様子が見おぼえがあると思ったら、やはり以前住んでいたところのすぐそばだったようです。 www.hokkoku.co.jp上記記事には白山市安養寺とありますが、ここは野々市市と…

「教養としての歴史小説」今村祥吾著

今村さんは若手の小説家ですが、最近の作家としては珍しく歴史小説を多く手掛け、直木賞も受賞しています。 そんな今村さんですが、小学5年生の時に古本屋の店頭で池波正太郎の「真田太平記」16巻セットと出会い、母親にせがんで買ってもらい、それをむさ…

ガザ地区の戦闘でイスラエル軍は人質だった3人を射殺

イスラエルとガザ地区のハマスの戦闘がまだまだ続いており、ハマスに人質とされた人たちの救出をするとしてイスラエル軍の活動は激しさを増していますが、そんな中人質とされていた人々をイスラエル軍が誤って射殺したということが公表されました。 www.jiji…