爽風上々のブログ

熊本の片田舎に住むリタイア読書人がその時々の心に触れたものを書き散らしています。読んだ本の感想がメインですが(読書記録)、エネルギー問題、食品問題など、また政治経済・環境問題など興味のあるものには触れていきます。

ニュース

ペロブスカイト太陽電池が救世主?

軽くて曲げられるというペロブスカイト太陽電池は建物の壁などにも設置可能でこれまでできなかった場所での発電も可能になるということで、発電量が大幅に増やせるのではないかという期待論が高まっています。 しかし話はそれほど簡単なものではなかろうと思…

「水が飲めない子どもが増加」水分補給に問題か。その理由が「おいしくない」

猛烈な暑さが続き熱中症の危険性が大きくなるばかりですが、その際に重要となる水分補給について、気になるニュースが流れました。 それが「水はおいしくないから飲まないという子供が増えている」 news.yahoo.co.jp糖分が含まれるようなジュースだけという…

「内田樹の研究室」より「近代市民社会の再興のために」

近代市民社会というものが崩壊の危機にさらされています。 それがどういうことなのか、内田樹さんが月刊日本のインタビューに応えました。 blog.tatsuru.com内田さんの認識では現在は近代市民社会というものが危機に陥っている。 近代市民社会は「公共」とい…

オリンピックが始まる

大騒ぎしていた東京大会の記憶もまだ新しいのですが、もう次のパリ大会が始まろうとしています。 子どもの頃はワクワクして見ていた(とはいってもテレビ中継などは少なかった)のですが、だんだんとどうでもよくなってきました。 ただし、うちの家内は自分…

トランプ勝利の場合、その発言とは逆にドル高になるか。

もうほぼトランプ、「確トラ」などと言われますが、その発言は注目されます。 ドル高で円を始め多くの通貨が安いという現状はアメリカ製造業復活には逆行ということで、ドル安に誘導したいという発言がありました。 しかし実際には逆になるだろうという記事…

結局あきらめたか。バイデンが大統領選続行断念。後継にハリスを指名もすんなり決まるかどうか。

バイデン大統領が大統領選の続行を断念しました。 後継候補には副大統領のハリスを指名していますが、それですんなり決まるかどうかは不明です。 www.nikkei.comしかし今から候補者を募って選考というのはまず無理でしょうから、ハリス案が通る可能性が強い…

再生可能エネルギー比率が上がっていると言われるが。電力だけではしょうがない。

再生可能エネルギーと言われる、風力・太陽光発電・水力の比率が上がっていると言われます。 特にヨーロッパでは水力がかなり増えているようです。 ただし、これでエネルギーの多くが再エネに転換しているかというとそう簡単なことではありません。 エネルギ…

旧態依然の「政治活動」自民党堀井議員の香典バラマキ

自民党の衆院議員(離党しましたが)の堀井学が選挙区の支持者の葬儀に出席もしないまま秘書や家族に香典を届けさせたとして、公選法違反の疑いで取り調べされています。 news.yahoo.co.jpこの資金には例のパー券裏金が使われた疑惑もあるとか。 まあ、お札…

トランプ再選後の世界、田中宇さんの国際ニュース解説より。

トランプ銃撃事件でもはや米大統領選はトランプ再選で決定したかのようです。 それについて田中宇さんがその「国際ニュース解説」で書いています。 tanakanews.com まずいろいろな報道がされているトランプ銃撃事件について。 犯人のクルックスが会場近くの…

トランプ大統領当選ならウクライナ和平がすぐに進むのか。

ハンガリーのオルバン首相はEU議長となったということだけではないのでしょうが、盛んに外交交渉を進めているようです。 ロシアのプーチン大統領と会談したことに次いでアメリカのトランプ大統領候補とも会談し、トランプが大統領選に当選したら就任前からで…

松山城土砂崩れ、他人ごとではない。熊本城の危険性を指摘

松山城で土砂崩れが発生、3人の方が亡くなりましたが、そのニュースを見るたびに同じような地形が熊本城にもあると思っていました。 さすがに熊本日日新聞も同様に考えていたようで、危険性を指摘した記事が掲載されました。 kumanichi.com熊本城も包囲戦を…

機能性表示食品の臨床試験について、児林聡美さんが研究論文紹介

FOOCOM.NETで児林聡美さんが機能性表示食品の臨床試験実施の状況について調査した研究論文を紹介していました。 foocom.net機能性表示食品では実際に臨床試験を自分で行わなくても届け出だけで表示可能ですが、試験を実施してその結果を出すこともできます。…

大きな数字が出ているからと言って何かすごいことが起きているとは限らない。「海洋の9万9千倍の速さで二酸化炭素除去」

脱炭素化技術ではいろいろとトンデモニュースが飛び交いますが、これもその一種でしょう。 「海洋の9万9千倍の速さで二酸化炭素を除去」するというものですが、中身を見れば電力の無駄遣いに過ぎないようです。 news.yahoo.co.jp海洋が大気中の二酸化炭素…

兵庫県は大変な事態になっている。知事のパワハラ、職員の自殺、もう無茶苦茶。

兵庫県知事のパワハラについて内部告発した職員が自殺するなど、どうやら大変な事態になっているようです。 news.yahoo.co.jpパラパラと出てきたニュース断片を見ていても、知事のパワハラを告発した職員に対して虚偽の事実を出したからと懲戒したり、それに…

商品流通は、物流はどうなっていくのか。

佐川急便も置き配を採用、ということについて思うところを書きました。 佐川急便も置き配、再配達削減のためだが、本当に大丈夫なのか。 - 爽風上々のブログ しかしここには「流通」というものがどういう状況なのか、これからどちらに向いていくのかと言った…

地中に送り込まれた二酸化炭素が鉱物化?都合の良い解釈だけでは。

二酸化炭素を地中に送り込んで大気中の濃度を減らそうという壮大な?話を実施しようという動きが出ています。 CSS(二酸化炭素地下貯留技術)と言うそうですが、送り込む二酸化炭素をそもそも高濃度にするということ自体が大変な作業であり、さらに地中で高…

この時期恒例の食中毒、ジャガイモの芽をしっかりと取らずソラニン中毒。

毎年何例かは見られる食中毒です。 ジャガイモの芽をしっかりと取らずに食べてソラニン中毒を起こすというものです。 www.yomiuri.co.jp これにはほぼ共通の原因があります。 学校で育てたジャガイモを、収穫して教員立ち合いのもとに調理する。 というとこ…

佐川急便も置き配、再配達削減のためだが、本当に大丈夫なのか。

宅配便大手の佐川急便も「置き配」を本格導入するということです。 ヤマト運輸、日本郵便はすでに導入済みで置き配が普通になるのでしょうか。 news.yahoo.co.jpこれはもちろん人員不足の対策でできるだけ再配達をしないようにということからということは分…

米大統領選、バイデン降ろし、って今頃何言ってんの。

米大統領選の最初の候補者公開討論会(とはいえ、まだ両党とも正式には候補者が決まっていないはず)でのあまりの醜態ぶりに民主党の議員などがバイデンに選挙をあきらめるように迫っていますが、バイデンはあくまでも候補となる姿勢を変えません。 mainichi…

都知事選の影響、「石丸ショック」の方が大きいようで。

都知事選で小池圧勝というのはたいていの人が後から言っていますが、それよりも大きいのが「石丸ショック」だったという話です。 president.jpコラムニストの河崎環さんという方が書いていました。 石丸伸二前安芸高田市長が蓮舫氏を上回る得票を得て2位につ…

太陽光を用いて液体燃料を作る。科学者を目指す高校生でも分かるような初歩的過ち。

「太陽光を用いて液体燃料を作る」太陽光燃料のプラントをドイツに作ったという話で、おそらくドイツ人の記者が書いています。 news.yahoo.co.jp太陽光発電でいくら電力を作っても(”いくら”と言うほども作れませんが)その使い難さは誰もが気づくことで、航…

伊藤環境相が水俣病患者団体との懇談会を再度開催。しかし単に「お話を伺う」だけでその姿勢は変わりなし。

伊藤環境相があの患者団体の意見陳述の際のマイクオフ事件の尻ぬぐいのため、再度患者団体との懇談に水俣を訪れました。 kumanichi.comただし懇談時間も長く取り発言時間に制限をしないなどと言っても、その内容はこれまでと一切変わることなく、こちらの報…

都知事選小池現知事大勝

都道府県知事なんていうのは大して意味もないと思いますが、それでも象徴的な存在ではあります。 その選挙で小池現知事が大勝したということです。 news.yahoo.co.jp小池知事は最初は自民党と厳しく対峙して選挙をしていたためか、そのイメージが強く残って…

債務問題は日本だけではない。世界各国がそれで苦しむ。

国の債務が増え続けているということは日本の大きな問題ですが、実はコロナ禍対策もあり世界各国で国の債務が増え続けています。 その総額は1.5京円だとか。 CNNの記者のレポートです。 www.cnn.co.jp国債増加に完全に思考が摩耗しきっている日本ではもう敏…

2035年太陽光パネルの大量廃棄が始まる。

東日本大震災以降に大量に設置された太陽光パネルの廃棄が始まり、2035年には最高潮に達するそうです。 www.nikkei.com そのような問題を抱えたものをまだ「再生可能エネルギー」などと呼んでいる矛盾には全く気が付いていない日経新聞の記事ですが。 有…

気候変動、気象災害の激甚をテレビでは延々と流し続けているが、なら「どうするか」を何も言わないのはなぜか。

九州はさほど猛暑とも言えず、それほどとは感じませんが、何しろ関東地方が全日本と思い込んでいるテレビ業界ではワイドショーなど暑い暑いの大合唱です。 確かに熱中症を防ぐためには繰り返し対策を報じる必要があるのでしょうが、その程度にとどまることな…

「もしトラ」から「やぱトラ」になった時、中国の製造業は衰退しそれを円安の日本が肩代わりするのか。

バイデンの不調が明白となる中、「もしもトランプが再選したら」つまり「もしトラ」が「やっぱりトランプが再選する」「やぱトラ」となりそうな情勢です。 (ただし、やぱトラなんて言っている人はまだいませんが) トランプの大統領時代には中国との関係が…

日米安保条約がなくなる日、「内田樹の研究室」より。

日米安保条約はアメリカが日本に掛けた手かせ足かせのように考える人もいますが、一方で相変わらず日本の領土を守るための御神体のように思い、尖閣諸島は安保条約の範囲内などと言う米要人のリップサービスを聞いただけで大喜びする人もいます。 しかしアメ…

「内田樹の研究室」より「東洋経済のインタビュー」

内田樹さんが東洋経済のインタビューに答えた内容が掲載されていました。 blog.tatsuru.com世界の多くの場所でガザでの虐殺などに対して若者たちが抗議活動を行っています。 それに対して真のグローバル視点から動こうという政治指導者はいません。 若者たち…

旧優生保護法違憲訴訟、最高裁で原告全面勝訴の判決。まあ当然といえば当然なんだが。

旧優生保護法下で不妊手術を強制されたということで賠償などを求めた裁判で最高裁大法廷は原告全面勝訴の判決を下し、旧優生保護法は憲法違反であり、それで行った不妊手術も違法で賠償を認めました。 さらに不法行為を知った日から20年以内に訴訟を起こさな…