爽風上々のブログ

熊本の片田舎に住むリタイア読書人がその時々の心に触れたものを書き散らしています。読んだ本の感想がメインですが(読書記録)、エネルギー問題、食品問題など、また政治経済・環境問題など興味のあるものには触れていきます。

2023-06-01から1ヶ月間の記事一覧

美人は得?よく分からないけれど。

NHKの朝の連続テレビ小説、前半のハイライトとも言える主人公の結婚式をやっていました。 新婦役の浜辺美波さんは非常に美しい人ですが、その花嫁衣裳姿はさすがという他ないほどのものでした。 しかし「美人」というのは得なのでしょうか。 確かにテレビド…

「内田樹の研究室」より「人口減少社会の病弊」

内田樹さんの「研究室」で、さるメディアから頼まれて書いた文章を掲載しておくとのことです。 その題名は「人口減少社会の病弊」 こういう題で文章を頼まれたということです。 しかし、内田さんの意見では「人口減少を病弊と見ることは誤り」ということで、…

依存のリスク、旧統一教会だけではないその問題点

リスク学者永井孝志さんのブログの最新記事は「依存のリスク」というものです。 nagaitakashi.net安倍元首相狙撃事件の実行犯の素性から始まった旧統一教会に対する調査は行き詰っているようですが、その遠因ともなった彼の母親の宗教依存というものはそれ以…

動物の保護と駆除、人間の都合で勝手気まま。「かめきちの目」より。

いつも大変深いテーマで書いておられるかめきち(kame710)さんのブログで、「タンチョウと私のねじれ」と題し保護されるタンチョウと駆除されるエゾシカについて紹介されていました。 kame710.hatenablog.com このブログにはコメントなどできないように設定…

薬変更、副作用の顛末

私は高血圧、高コレステロールで内科医院に毎月通院していますが、それ以外にも一か所別の医院を受診しています。(詳細はあえて説明しません) まあ病気というほどではないのですが、老化に伴う不快症状があるため、その薬を貰って飲んでいます。 ところが…

「蒙古襲来と神風」服部英雄著

鎌倉時代にモンゴルが攻めてきた二回の元寇では嵐に襲われて元の艦隊は全滅したと言われ、その嵐を「神風」だったとされたのが太平洋戦争での神風特攻隊にまでつながることになっています。 しかし実際にそのような状況があったのかどうか。 中世史が専門の…

熊本の6.26白川大水害から70年、慰霊祭などが開かれる

熊本水害と言えば3年前の球磨川のものが記憶に新しいものですが、70年前にも大きな水害がありました。 それも県都である熊本市の中心地で起きたというもので、26日はそれからちょうど70年で慰霊祭が執り行われました。 kumanichi.com死者だけでも563人という…

パイナップルリリーの花

本名はユーコミスというそうですが、パイナップルに似た形からパイナップルリリーと呼ばれているそうです。 少し前から徐々に花が咲き始めようやく全体的に開花しました。 新聞代を集金にきたおばちゃんもこんな花は見たことないと言ってましたので、珍しい…

「反音楽史 さらばベートーヴェン」石井宏著

音楽史、といってもクラシック音楽を中心に据えるものですが、そこではドイツ音楽というものが圧倒的な存在感で真ん中に大きくそびえ立ち、それ以前は未開のもの、それ以外は大衆向けポピュラーといった風に描かれています。 その影響を強く受けた日本の教育…

ロシア「ワグネルの反乱」とはいったい何だったのか。

ロシアでウクライナ侵攻の重要な戦力であった民間軍事会社ワグネルのプリゴジンがロシア政府に対して反乱を起こしたかのような情勢となり、しかし急転直下プリゴジンはベラルーシに亡命、内乱の恐れはなくなりました。 その解釈は難しいものですが、田中宇さ…

「2034 米中戦争」エリオット・アッカーマン、ジェイムズ・スタヴリディス著

普段はほとんど小説は読まないのですが、珍しく読みました。 さすがに中味を何も書かないわけにも行きませんので、いわゆる「ネタばれ注意」です。 アメリカと中国の緊張は現実にも高まっており、戦争の危機も語られるほどです。 この本は2021年の時点での状…

ウクライナ復興支援って、まず戦争を終わらせるのが先決でしょう。

ウクライナ復興支援会議とやらがロンドンで開かれ、総額600億ドル以上の支援が決まったとか。 www.asahi.comしかし、違和感だらけの理由はもちろん、「まだ戦争の行く末が全く見えない」ことです。 休戦すらできない状況で復興支援と言われてもね。 ウクライ…

「核融合」に期待させるようなニュースがやけに目立ちますが。

現在の原子力発電は核分裂反応を利用するものですが、核融合というものが「究極のエネルギー」などと言われて開発が進められています。 しかし実用化どころか基本的な実験すらうまく行かずほとんど期待も消えかかっていたのが、ここに来て急にあれこれとニュ…

日本の防衛費増額はやはりアメリカの指示であるとバイデンが明かした。

日本が防衛費の増額を決めたのは、アメリカのバイデン大統領が直接3回も日本側に申し入れて実現したということを、バイデン本人が明かしました。 www.sankei.comバイデンも正直というか、バカというか、ボケているというか(これが一番当たっていそう)、言…

祝 熊本の通潤橋が国宝へ

熊本県山都町の石造アーチ橋の通潤橋が国宝となるそうです。 kumanichi.com熊本日日新聞では一面トップ、さらに社会面地方面でも記事を並べるという大喜び状態です。 この橋の映像は誰でも見たことがあると思いますが、かなりの大きさと高さがあるうえ、水を…

「ポワロと私 デビッド・スーシェ自伝」デビッド・スーシェ、ジェフリー・ワンセル著

「名探偵ポワロ」はアガサ・クリスティーの推理小説の中でも最も有名なものでしょう。 1920年に最初の作品が発表されて以来、その映画化、テレビドラマ化は数多くなされてきましたが、その中でも1989年から放映されたイギリスのITVによるドラマが決定版とも…

アマゾンプライム入会をめぐるトラブルで米当局がアマゾンを提訴

アマゾンプライムは有料ですが、その入会をめぐるトラブルがあるとして米当局がアマゾンを提訴したということです。 www.asahi.com分かりづらい仕様のウェブサイトで騙して入会させ会費を取ったということですが、アマゾン側は「明快かつシンプルだ」として…

自転車のヘルメット着用が増えてきました。

強制ではないが義務化という変な制度で自転車乗車時のヘルメット着用が推進され、最近ではボチボチと着けている人が増えてきました。 熊本の田舎町では以前から小中学生は強制的にヘルメット着用をさせており、学童生徒用のヘルメットというものが出回ってい…

「こんなに変わった理科教科書」佐巻健男著

佐巻さんは一般向けの自然科学紹介の本を多数書かれており、私もそういった本は何冊も読んできました。 しかし佐巻さんの経歴を見ると、中学高校の理科教諭として教壇に立った後、大学に移って学校での理科教育についての研究をするというもので、やはり特に…

藤沢駅南口再開発事業始動とか。昔懐かしい一画が変わる。

久しぶりに帰省したからというわけでもないのですが、神奈川新聞のサイトを見ていたら藤沢駅南口の再開発事業始動というニュースが掲載されていました。 www.kanaloco.jpその舞台となるのは藤沢駅の南口を出るとすぐ左側にある、藤沢名店ビル、藤沢ダイヤモ…

「川はどうしてできるのか」藤岡換太郎著

川というものはたいていの場所には流れていますが、それがどのようにできているかということを考えることはあまりありません。 地球科学者、地質学者といった学者の中にも川を専門に研究しているという人はほとんど居ないようです。 著者は地球科学者ですが…

男女平等とは程遠い。

世界経済フォーラムの報告で、各国のジェンダーギャップを評価したところ日本は過去最低の125位(146か国中)だったそうです。 www.asahi.comまあこういった評価はその手法によっても大きく変わりますが、それでも間違いなく平等とは言い難いということでし…

chatDPIや画像生成AIのリスク、永井孝志さんの指摘

リスクについて大変参考にさせて頂いている永井孝志さんのブログで、chatDPIなどの大規模言語モデルや画像生成AIのリスクについて触れていました。 nagaitakashi.netこれらのAIは急激に利用者が拡大している一方、各国でその制限が言われ実際にストップが掛…

またも悲惨な交通事故発生、自動車の存在自体が危険だということ。

北海道でバスとトラックの正面衝突で5人が死亡という悲惨な交通事故が発生しました。 news.yahoo.co.jpこれまでの所、トラックがセンターラインを越えて反対車線に出てきたのは間違いなさそうですが、それが何故かということは分かっていないようです。 アル…

関東地方大旅行、疲れ果てました。

両親の法事を行なうということで、コロナ禍になって以来まったく近づいていなかった郷里の神奈川県に4年ぶりに行ってきました。 あちらとしては普通の人出なんでしょうが、久しぶりの人込みで気疲れもひどく、またさすがに体力も落ちているのか、以前は東京…

河野デジタル相がひどいことに。数日ネットから離れていると驚き。

旅行のため数日ネットからほとんど離れていましたが、河野太郎デジタル相がひどいことになっているようで驚きました。 news.yahoo.co.jpマイナカードの不手際でトラブルが噴出していますが、特に不満集中なのが紙の保険証を来年には廃止してしまうという問題…

「ひどい民話を語る会」京極夏彦、多田克己、村上健司、黒史郎著

民話と一口で言っても、その中には伝説、昔話、世間話といったものがあるようです。 昔話は「むかしむかしあるところに」で、時代も場所も登場人物もはっきりとは定めません。 しかし伝説はそれらが(本当かどうかはともかく)一応確定させてあります。 その…

4年ぶり大旅行、神奈川まで帰省を決行

コロナ感染拡大以降、市外に出ることすらほとんど無かったのですが、久しぶりに故郷の神奈川に帰省の大旅行を決行しました。 親の法事を行なうということで、前日入り、土曜日に法事、ついでに昔の友人と飲み会、今日飛行機で熊本へ帰ってきました。 4年近く…

「俳句づくりに役立つ! 旧かな入門」山西雅子著

著者の山西さんは俳人ですが、俳句の世界ではまだ旧かなつかいをすることが多いようです。 しかし中にはわざわざ旧かなを使いながら間違ってしまう人も多いようで、それではせっかくの俳句も台無しですので正しい旧かなを覚えてもらおうという趣旨でこの本を…

「節電のために家電製品買い替え」はどの程度なら成り立つか。

電気代が高騰しているということもあり、今年は例年にも増して「節電のために家電製品の買い替え」という話が広まっています。 特にエアコンや冷蔵庫などで頻繁に言われていますが、「でもまだ使えるものを捨てて替えるのももったいない」という思いもある人…