爽風上々のブログ

熊本の片田舎に住むリタイア読書人がその時々の心に触れたものを書き散らしています。読んだ本の感想がメインですが(読書記録)、エネルギー問題、食品問題など、また政治経済・環境問題など興味のあるものには触れていきます。

「メイド・イン・ジャパンの食文化史」畑中三応子著

このところ、日本食(和食)を礼賛する風潮になっています。 和食がユネスコの無形文化遺産に登録されたということもそれを強めているようです。 しかし、実際の日本の食というものはその「和食の特徴」とはまったく逆とも言える状況です。 「多様で新鮮な食…

熊本市慈恵病院理事長蓮田太二氏亡くなる

慈恵病院といっても知らない人が多いでしょうが、「赤ちゃんポスト」とか「こうのとりのゆりかご」というと聞いた覚えがあるのではないでしょうか。 2006年にこれを作った蓮田さんが亡くなりました。 this.kiji.is創設当時は批判も激しく、時の安倍首相から…

「ことばの地理学」大西拓一郎著

著者の大西さんは方言学を専門とする研究者で、とくに実際の方言が使われている現場を調査するフィールドワークを長くやってきたということです。 現役の方言研究者の中では方言分布図をもっとも数多く書いたうちだと豪語していますので、かなりの研究成果を…

本日見かけた変な車のナンバープレート

自動車のナンバープレートには希望ナンバーを取ることができる制度があり、縁起の良いナンバーや語呂合わせ、自分の誕生日をナンバーにしてパスワードの候補を見せ廻っている車とかいろいろあるようです。 以前も、団地の周辺道路に常時違法駐車している車に…

近藤邦明さんの「環境問題を考える」で、温暖化の虚像批判。

いつも参考にさせて頂いている近藤邦明さんの「環境問題を考える」で、近藤さんが発表された「温暖化の虚像」という冊子の紹介がされています。 PDF版はネットでのダウンロードは自由ということです。 https://www.env01.net/fromadmin/contents/2020/2020_0…

「ペテン師と天才 佐村河内事件の全貌」神山典士著

全聾の作曲家として大いに持ち上げられていた佐村河内守が、実はそのすべての作曲をゴーストライターの新垣隆に書かせていたというスキャンダルが世を騒がせたのは2014年のことでした。 その発端となった週刊文春の記事を書いた本人である、神山さんがそ…

オリンピックチケット払い戻し可能に

世界の人々のほとんど、日本人でも半分以上は実施に疑問を持っているだろう来年のオリンピックですが、会場はすべて今年の予定通りに使用可能となったということで、チケットはそのまま使うことができるとしてきました。 しかし、さすがに1年後では予定も違…

プラスチックはどうなるのか。石油依存社会の行く末。

目次 プラスチックの行く末について 1.プラスチック原料は石油 2.石油供給の不安 3.石油減少時代の諸相 4.まず「包装」をどうするか。 5.妙案はほとんどない。せめて他の用途は絞って石油はプラスチック製造のみに。 プラスチックについての最近の…

「内田樹の研究室」より、「日本学術会議問題について」

日本学術会議の問題については、様々な議論がされていますが、内田樹さんは「統治コストの削減」と「国力」という観点から書かれています。 blog.tatsuru.com たいていの議論は「学問の自由」といった点を主要なポイントとしてますので、ちょっと違った観点…

「天下人の一級史料 秀吉文書の真実」山本博文著

豊臣秀吉が発布したと言われる「刀狩令」、小学校の歴史でも習うはずですが、あまりにも有名すぎるためかその原本に戻って検討するということはほとんどされていないようです。 しかし、現在残っている刀狩令の原本は約20通、それらを見ていくとその内容が…

これが世界一強い大統領を選ぶ選挙の討論会だとは、相手のマイクは消音。

アメリカ大統領選、候補者の直接の討論会も最後になりますが、「発言時には相手のマイクは切る」ということになりました。 www.cnn.co.jp一人の候補が発言している間はもう一人のマイクは切っておくというもので、もちろん前回の討論会で発言途中でも大声で…

「超約 ヨーロッパの歴史」ジョン・ハースト著

歴史と言うものは、正確に詳しく語っていくとあまりにも長くなりすぎ、頭に入らなくなります。 もしも一地域の歴史だけであっても、その起源から現在までの流れを説明するのは簡単ではありません。 これは特に学生などに歴史学を教える教育者にとっては大問…

レジ袋やストローを規制してもね、プラスチックの使用はさらに広がる

商店街の飲食店の苦境はさらに厳しく、何とか生き残りをかけて弁当販売やデリバリーなどで客をつなぎとめようと必死だというニュースがしばしば流れています。 しかし、その映像を見てかなり引っかかるものを感じました。 結構高級そうなレストランですが、…

「朝鮮半島と日本の未来」姜尚中著

日韓関係は非常に悪い状況となりますが、こういう時だからこそ日韓双方の事情に詳しい姜さんの声に耳を傾ける必要があるのかもしれません。 本書は私には珍しく出版(2020.5)直後のもので、コロナ禍についても触れてあります。 古い本にも利用価値は…

熊本市繁華街で2件のコロナウイルスクラスター発生、しかしPCR検査拒否者が相次ぐ

熊本市の繁華街の飲食店で、2件のクラスターが発生しました。 クラスター拡大の熊本市 対策不十分な飲食店の利用自粛を要請|【西日本新聞ニュース】 2軒とも「接待を伴う」という分類の店ですが、1軒はキャバクラ、もう1軒はラウンジということです。 と…

「実践 日本人の英語」マーク・ピーターセン著

著者はアメリカより来日し長らく文学の研究をするかたわら、大学で学生の英語指導を行ったり、日本人科学者の書く英語論文の添削をしたりという活動をしてきました。 最近は日本語を使う外国人も増えていますが、時々おやっと思うような変な日本語表現に出会…

田中宇さんの「国際ニュース解説」より、「隠れ支持者がトランプを再選させる」

田中宇さんはその「国際ニュース解説」でずっとトランプは再選されると主張してきましたが、ここに来てそれを詳しく解説しています。 tanakanews.com 現在でもアメリカのマスコミ系の世論調査では10%近くの差でバイデンが有利と報じていますが、田中さん…

「『日本の伝統』の正体」藤井青銅著

歴史だけは古い日本だけあって、「古くからそうです」と言われるとなんとなくありがたく思ってしまうところがあるようです。 しかし、「日本の伝統」と言われるものでも、本当に「古くからあるもの」なのか。 そこに疑問を持った著者が、本当のところいつ頃…

スガは靖国問題もアベ継承

靖国神社の例大祭にスガは真榊奉納をしましたが、これはアベがやったことをそのまま継承したようです。 www.jcp.or.jp スガは官房長官時代には一度も真榊奉納ということはしていません。 総理になったために今度はじめてやったということで、これが直接「真…

「インターネット」村井純著

インターネットは爆発的に広がり、今ではほとんどの人が接続しているような状況になっているように見えます。 しかし、その進展はそれほど昔から進んでいたわけではありません。 この本は、日本においてインターネットの広がりが徐々に進んでいた頃、それを…

今日は亡父の誕生日

本日、10月17日は亡父の誕生日です。 1915年、大正4年のこの日に長野県南部で生まれました。 生きていれば105歳、ちょっと無理か。 普段はそれほど思い出さないんですが、さすがにこの日は印象深いものです。 子供の頃にはこの日には母は必ず栗…

都道府県魅力度ランキングで、茨城が最下位脱出といった話は流れるが

「都道府県魅力度ランキング」というものが発表され、ずっと最下位だった茨城県が脱出して代わりに栃木が最下位と言った話がニュースで流れています。 これはあくまでも民間の調査会社の「ブランド総合研究所」というところが実施した全国各地でのアンケート…

小島正美さんの「フードニュースオンライン」より「低温調理は食中毒にご注意」

小島正美さんが食品についてのニュースをあれこれ解説している「フードニュースオンライン」ですが、今流行の「低温調理」についてです。 foodnews.onlineレストランでもこれを売り物にしているところも出ているようですし、家庭向けに調理器具や解説本もあ…

「困ったクレーマーを5分で黙らせる技術」援川聡著

お客様からのクレームは貴重な企業運営のための資料とも言えますが、「クレーマー」となるとそうも言っていられません。 ある大手食品メーカーによれば、年間の消費者からの電話が2万件あったそうですが、そのうち80%は問い合わせ、ご意見というのが10…

八代市立博物館に行ってきました「知られざる肥後の絵師」

八代市立博物館「未来の森ミュージアム」に散歩をかねていってきました。 10月13日より新たな展示として「知られざる肥後の絵師」と題し、博物館のコレクションの中から江戸時代から明治にかけての主に肥後藩の御用絵師であった人々の作品を展示されてい…

日本の裁判所に期待してもダメとは思っていたが、非正規労働者に厳しい判決

非正規労働者の賃金などの待遇が正規と非常に差が大きいという裁判で、政府の政策と比べてもはるかに後退する判決が出ました。 www.tokyo-np.co.jp 「不合理だとは言えない」とか「仕事内容に差がある」といった、スガの答弁よりもひどいような理由で門前払…

「内田樹の研究室」より「(あまり)書評を書かない理由」

内田さんが「現代短歌」という本から頼まれて「よい書評」という文章を書いたそうです。 それが掲載されています。 blog.tatsuru.com どうも現代の書評というものは、その作品の瑕疵を指摘する方ばかりに向いているようです。 それが嫌な内田さんは書評その…

神奈川で異臭騒動が広がる。でも「地震の危険性」はちょっとね。

神奈川県東部、横須賀や三浦でしばらく前から異臭が発生しているという騒ぎがありますが、それが横浜にまで広がったとか。 縁もゆかりもある地域ですので、ちょっと気になります。 ただし、どこで発生するかが分からないため、大規模な捕集装置でサンプリン…

夢の話「大相撲、正代関になった夢」

今日の夢は何と、大相撲の新大関、熊本の希望の星の正代関になっちゃいました。 最初はこれまでのイメージ通り、ネガティブな性格という評判通りの自信なさそうな相撲ぶりです。 しかし、徐々に立ち合いからの勢いが付き、相手力士が吹っ飛ぶようになってし…

「その〈脳科学〉にご用心」サリー・サテル、スコット・リリエンフェルド著

脳科学という分野が脚光を浴びています。 平常な状態でも脳の活動状況が測定できるという、fMRI(機能的磁気共鳴画像法)が開発され、それで画像化された脳の映像は誰でも見たことがあるかもしれません。 何らかの刺激とそれに対応する脳の画像を解析するこ…