爽風上々のブログ

熊本の片田舎に住むリタイア読書人がその時々の心に触れたものを書き散らしています。読んだ本の感想がメインですが(読書記録)、エネルギー問題、食品問題など、また政治経済・環境問題など興味のあるものには触れていきます。

2014-10-01から1ヶ月間の記事一覧

「日本の歴代ノーベル賞」高橋繁行著

著者はルポライターということですが、ノーベル賞受賞者の業績の記述も極めて妥当で分かりやすいものと思います。前文に助言を頂いた科学者の方々に謝辞が述べられていますが、ご本人に相当な素養がなければ書けなかったものでしょう。 本書は2009年出版です…

「テロは日本でも確実に起きる」井上忠雄著

著者は陸上自衛隊でながらく研究や教育部門に携わり、化学兵器などの知見も多いようです。 海外の研究者や軍事関係者との交流も多いようですが、地下鉄サリン事件のあと海外の研究会で出席者からその事件の経験から日本はどのような対応を取っているかと聞か…

旅行終了

淡路島から京都への旅行終了し、昨夜熊本へ帰着しました。 普段はほとんど人も居ない田舎町での暮しですので、どこへ行っても人だらけの都会には疲れました。 3日間は携帯(しかも古い)からのメールでの投稿でしたので、あまり長い文章も書けませんでした。…

京都二日目

京都観光は大原。地下鉄とバスを乗り継ぎ、寂光院と三千院を見たのですが、その頃突然雨。結構強く降ったので予定の比叡山ケーブルはあきらめ駅まで戻りそのまま伏見稲荷へ。千本鳥居を見たのですが、外国人と修学旅行の生徒でいっぱいでした。

京都

昨日は淡路島を出て姫路城観光してその後京都へ。姫路城はまだ天守閣には入れないものの外は完成で真っ白です。以前は白と言っても少し黒ずんでいましたが純白になりました。今日は京都の大原に行くつもりですが天気が心配。

淡路島

本日淡路島に来ています。昨日新幹線で出発し姫路で車に乗り換え橋を渡りました。淡路島に来たのは初めてですがなんとなくだだっ広いイメージを持っていたのに来て見れば山ばかりで驚いています。今日は姫路から京都に向かう予定です。

「見えてきたTPPの正体」石田信隆著

著者は農協系の金融機関である農林中金の勤務を経て、現在は農林中金総合研究所の研究員をされているそうです。 農協はTPPによる農業への影響を重要視して絶対反対という立場ですが、この本ではそれだけでなくTPPの日本への影響を種々挙げており、広い視点を…

「凍った地球 スノーボールアースと生命進化の物語」田近英一著

地球はかつて全体が凍り付いていたというスノーボール仮説というものはつい最近になって知りましたが、実際には初めて提唱されてからわずか20年しか経っていないもので徐々にそれを裏付ける証拠も出だしてきたというのはここ10年程度の話のようです。 しかし…

「西アジアの歴史」小玉新次郎著

講談社現代新書の中の新書東洋史というシリーズだったものの中に第9巻ということですが、この一冊のみを買って読みました。初版は1977年発行ということですので、現代の部分はもはや歴史の中に入りかけていますが、まあ古代の部分には変わりはないでしょう。…

いつか見た大臣更迭風景

女性登用の看板のような閣僚が政治資金規制法関連で辞任しました。 かつての自民党政権断末魔の頃の状況と似たような感覚を覚えます。 野党は勢いづいていますが、それしかできないのかという脱力感を覚えるのもかつての感覚と同じです。民主党が政権を取っ…

「石油ピークが来た」石井吉徳著

石井さんの著作「石油最終争奪戦」は購入して読んだのですが、その約1年後の2007年に出版された本書は読んでいませんでした。一度読んでおこうかと手に取りました。「もったいない学会」会長の石井さんの名前は、石油ピーク論というものを知るようになってす…

「新興国経済総くずれ 日・米は支えきれるか」中原圭介著

著者は金融・経営コンサルタントだそうです。BRICsといわれるブラジル・ロシア・インド・中国などの新興国の躍進が語られてからしばらくたちますが、ここに来て大きくその立場が変わってくるというものです。ただし、その根拠というのがアメリカを中心とした…

メールからブログ

メールからのブログ投稿をやってみます。

「日本のニュース 賛否両論わかる本」現代ニュース研究会著

著者はどのようなグループかは不明ですが、いろいろなニュースの解説をしているような人々かもしれません。発行元の「こう書房」という出版社が集めたライターかもしれません。2007年出版の本ですのでその当時の問題が政治経済から教育・環境等さまざまな方…

「頭にちょっと風穴を 洗練された日本人になるために」広淵升彦著

著者は国際ジャーナリストということで、テレビ局のニューヨークやロンドンの支局長をかなり早い時期に務めたと言うことです。どうやらまだソ連が存続していた当時らしく、かなり価値観も古めかしいものに見えます。 どうやら食品関係の雑誌に連載されたエッ…

再生可能エネルギー買取中断騒動

太陽光発電の電力の買取が急増したために電力の安定供給ができなくなるとして新規契約を中断しているそうです。 一応10kw以上の大規模業者が対象ということですが、中には個人でもそれを越えているために止まっているとか。まったく予測どおりの展開で、…

「佐高信の丁々発止」佐高信対談集

評論家の佐高さんが2000年頃から2006年までの対談(一部それ以前のものもあり)を2006年にまとめたものです。現在までに亡くなった方、消えた方も居るようです。 当時はまだ小泉旋風が最盛期の頃でしたので、その批判等もありますが現在ではやや旧聞になって…

トマ・ピケティさんの資本論

本日朝のNHKの番組ではフランスの経済学者トマ・ピケティさんの「21世紀の資本論」という著書が大いに売れているという紹介をかなり長い時間をかけて放送していました。ピケティさんは経済格差の問題を研究してきたということで、この本も世界各国のここ300…

「5年後の日本と世界」田中直毅・国際公共政策研究センター著

田中直毅さんは政治経済評論家ですが、2007年に国際公共政策研究センターというシンクタンクの設立直後に理事長となったそうです。そのメンバーとの共著と言う形で2010年に出版されたのがこの本で、「5年後の日本と世界」という極めて短いスパンでの未来予測…

「”年収6割でも週休4日”という生き方」ビル・トッテン著

最近になってこの著者のお名前を知り、ブログを読んでその考え方の一端に触れましたが、行きつけの図書館に御著書がありましたので読んでみました。ビル・トッテンさん(日本に帰化したので本名は”トッテン・ビル”だそうです)はアメリカ生まれですが日本で…

沖縄にまたも強烈台風

昨日から丸一日以上、沖縄付近に台風19号が居座り大変な暴風雨のようです。 このあと、北上を続け明日には九州に近づくということで、こちらでも相当な影響が出るかもしれません。しかし、沖縄には今年の夏秋のシーズン中には5回以上はこのような台風来襲が…

FOOCOM.NET 専門家コラム 平川あずささんの報告

いつも参考にさせて頂いているFOOCOM.NETの専門家コラムで本日は食生活ジャーナリストで管理栄養士の平川あずささんのアジア栄養士会議の報告が出ています。http://www.foocom.net/column/azusa/11664/一般報告も数多くされていたようですが、平川さんはアジ…

”賀茂川耕助のブログ”を読んで No.1037、No.1051

賀茂川耕助のブログでは経済政策についての批判もされており、アベノミクスも槍玉に上がっています。No.1037 破綻早めるアベノミクス、No.1051 アベノミクスの姿 その他の記事で取り上げられていますが、株価を上げる政策でそれが周囲の人々までおこぼれが流…

「体にいい食べ物はなぜコロコロと変わるのか」畑中三応子著

身体に良いからと言って人気を集め流行する食べ物というものは、次から次と出ては消えていきます。 こういった物はかなり昔から入れ替わり立ち代わり登場していますが、そういったものについて、料理本編集者で「ファッションフード研究家」と名乗られる畑中…

「GOOGLE EARTHで見る地球の歴史」後藤和久著

Google Earthといえば衛星写真を元に全地球のすがたを詳細に見ることができますが、どんどんと機能が上がっていき、また画像も鮮明になってきています。 これを利用すれば、地球の各地に残る地球史の姿を簡単に見ることができるということで、地質学が専門の…

仮定の話

行きつけの市立図書館は田舎の悲しさであまり本の数が多くなく、結構古い本が多いようです。 そんなわけで少し昔の本を借りてきて読むことが多いのですが、その中に小泉内閣時代の評論があり、以前の記憶がよみがえりました。その独自の政治スタイルで人気も…

「家族の勝手でしょ! 写真274枚で見る食卓の喜劇」岩村暢子著

普通の家庭の食卓の調査という事業をすでに15年にわたり実施されている「食DRIVE」というプロジェクトを実施し、現在の家庭がどのようになっているか(崩壊しているか)をこれまでにも何冊もの本にして出版されている岩村さんですが、養老孟司さんとの対談の…

”賀茂川耕助のブログ”を読んで No.974

今回はNo.974 2011年10月17日の”農業再興のチャンス”です。 ここでも的確な見解が述べられています。その一つは「食料自給率が低いのは畜産飼料を輸入しているから」です。これは少し考えれば明らかなのに誰も言おうとしません。畜産業に遠慮しているからで…

「アメリカの不運、日本の不幸」中西輝政著

中西輝政さんは歴史学者ですが保守派の論者として有名であり、また安倍政権のブレーンではないかと目されているということです。本人は否定しているようですが。(wikipedia情報) そんな中西さんが民主党政権の真っ只中の2010年に著した本ですので、政権を…

”賀茂川耕助のブログ”を読んで No.978

今回の記事は「No.978 すべては輸出企業のため」 です。2011年11月ですのでまだ民主党政権かと思いますが、円高を阻止するために政府が4.5兆円規模の介入を行ったことを批判したものです。 これは現在でも変わらぬ状況と言うどころか、さらに輸出企業のため…