科学全般
記憶というとどうしても高齢になってからの記憶力の後退、認知症といったことに目が向きますが、そもそも人間の脳の働きとして非常に根源的なものと言えます。 この本は記憶と脳との関係について長年研究を重ねてきた神経科学者のランガナスさんが色々な方向…
様々な情勢から核融合発電に対する期待が高まり、投資額も上昇しています。 しかし、それがもしできたとしてもその電力は安価になるとは限らないという話です。 MITtechnolotynewsという、マサチューセッツ工科大学の情報発信誌に掲載されていたものです。 w…
地形学や地質学というものに興味をひかれ色々な本を読んできましたが、その中に収められている写真や図といったものの出来がどうも今一つといったもののように感じていました。 現場の写真そのままでは、地形の面白さがよく分かりません。 写真はあまりにも…
畝山智香子さんの「野良猫通信」で紹介されていた海外の論文です。 www.eurekalert.org 果物や野菜、全粒粉穀物を摂取するのは健康的というイメージがありますが、これが実は肺ガンの発症を増やしているというものです。 そしてそういった食物には残留農薬が…
テレビのCMを見ていると最近機能性表示食品などで思わせぶりな折れ線グラフを示して健康効果が実際にあることが科学的に証明されているかのように見せるものが目につきます。 どうもおかしいと思い、またもChatGPIに聞いてみました。 結論から言うと、ああし…
まだ幼い子どもが数や算数に興味を持ってもとんでもない間違いをすることがあります。 実はそこには数学的に考えると、数や数式といった概念に深くかかわる問題点があることがあります。 それは間違いだと正解を教えるだけでは済まない問題がありそうです。 …
日本では腸内細菌の作用というものを非常に簡単に整理してしまい(あの”善玉菌悪玉菌”というものです)あたかも乳酸菌さえ摂取すれば良いといった方向での理解が進んでいるようですが、ヨーロッパでは非常に懐疑的なようです。 その解説がアムステルダム大学…
「複雑系」という言葉でくくられる多くの科学分野が注目を集めた時代がありました。 もはやその熱狂は消え失せたのかもしれませんが、その一番の盛り上がりを見せていた時代(1990年代後半)にその解説として現代新書で出版された本で、著者はサイエンス…
日本列島はどのようにしてできてきたのか。 そこには地質学を研究してきた人たちの成果が集まってようやく分かるようになってきたと言えます。 この本は1946年生まれで1970年頃から地質学者としての活躍を始めた著者が自分の研究の履歴を通して、日…
ChatGPIなどの対話型AIは「おべっかを使う」傾向があるということをアメリカの研究チームが明らかにしたそうです。 news.yahoo.co.jp 人間なら否定的な答えをする質問、たとえば「ゴミ箱のない公園にゴミを捨てた私は最低か」といったものにもAIは肯定的な回…
PFASの水源への混入などが相変わらずニュースとなっていますが、その生体への影響というものはあまり正面から出てきていません。 そんな中、中国の大学の研究者が結果を発表したそうです。 www.cnn.co.jp 研究の概要がざっと書かれていますが、どうもはっき…
日本列島は世界でも珍しいほど地震・津波・噴火の災害発生が多い地域です。 しかしその科学的な側面は意外に知られていないことかもしれません。 本書では歴史資料に残っているこれらの災害を網羅し、その中で特徴的なものを科学的に解説しています。 なお、…
土壌学者で数々の発信もされている藤井さんのインタビューを記事にしたものです。 川端裕人さんという方がインタビューして文章を書いていました。 natgeo.nikkeibp.co.jp藤井さんは世界の代表的な土壌12種類のある現場をすべて訪れて、現地で調査をしている…
地質学者の高橋さんは、デービスの地形輪廻説に異議を唱え、これまでにも「準平原の謎」「分水嶺の謎」という著書を書いていますが、その第3弾がこの「蛇行河川の謎」となります。 デービスの説は陸地の隆起は緩やかであり、それに対し河川の浸食が激しくそ…
ウイルス学者の宮沢さんは政府の新型コロナウイルス感染症対策について厳しく批判してきましたが、前著の「ウイルス学者の責任」を著したのが2022年、それに続いてこの「ウイルス学者の絶望」を2023年2月に出版しました。 2019年に中国で発生し…
統計などデータを集め解析するという方法は新しものではありません。 しかしこのところの急激なデジタル技術の進歩でその力が増し続けています。 そういった「データサイエンス」について、経営システム工学の大学教授である著者が解説しています。 内容はと…
ロボットというものが現実のものとなりつつありますが、それにもまつわる「倫理」が課題となってきます。 ロボットが事故を起こしたら誰の責任か。 ロボットを通して個人情報を集めることはどうするか。 そして大きな問題は今も使われている軍事用無人機が自…
医学界における怪しげな言説を取り上げて解説しているNATROMさんですが、今回は「有意差」について。 最近は健康食品(機能性表示食品)のCMにまで、「人に対しての試験で有意差が出ました」なんていう文句が飛び交っていますので、聞いたことがある人も多い…
戦争や事故、事件など厳しい経験をするとそれから時間がたっても心理的なショック状態が続くようなトラウマ、そしてPTSDという症状に陥ると言われています。 しかし、そのような激烈な経験をした人が多数出ると思われた場合でも意外に患者が少ないということ…
日本列島は3つのプレートが重なり合っているという地球上でも稀な構造の上にあり、そのために地形も複雑です。 そういった地形のあれこれを、わかりやすく紹介している本です。 同様の趣旨の書籍は数多くありますが、この本の特徴は、国土地理院の詳細な地…
有機化合物には化学構造式は同一でも鏡で映したような異性体を作るものがあります。 光学異性体と言っていたと思いますが、現在ではこの呼び方は曖昧であるとして鏡像異性体とされるようです。 実は地球上の生物はすべてL体のアミノ酸で構成されているL型の…
最近は新しい遺伝子操作の技術も出てきていますが、遺伝子組み換え(GM)という手法での特に農作物の改変ということは既にかなりの歴史を持っています。 ただし、それに対する人々の意識は様々で、特にアメリカなどは広く認めているものの、ヨーロッパそして…
少し前にポテトチップスから禁止されている農薬が検出されたということを国会で質問されたということがありました。 www.jcp.or.jp ただし、この検出された濃度というものがはっきりしていませんが、かなり低いだろうことは想像できます。 このような低濃度…
冒頭の言葉が「あなたの子どもたちが老化で死ぬことはない」という、ポール・クローリーという人物のものです。 その意味はAIが進歩し人間の知能を超えるシンギュラリティを通過しさらに進歩するが中には暴走するものも出現しその結果人間を殺すようになる危…
マイクロプラスチック、ナノプラスチックは環境中に大量に放出され、人体にも蓄積し悪影響を与えていると言われています。 (マイクロプラスチックは5㎜以下、ナノプラスチックは1μm以下) しかし、どのようにその実験を行っているのか、実はまだ標準試験法…
これまでに起きた生物の大量絶滅についてはその原因が何かという多くの学説が出ていますが、これらは考えられないほどの超巨大火山噴火のせいではないかということです。 natgeo.nikkeibp.co.jpこの記事の中で紹介されている「ビッグファイブ」という5つの…
「ニセ医学と戦う」内科医NATROMさんはあれこれと活躍されています。 この前のテレビドラマでやなせたかしさんが扱われた際、やなせさんの奥様がガンに罹患し通常の医療では間に合わない事態となったのですが、そこで丸山ワクチンを使用して余命を伸ばしたと…
もう人生の残りも少なくなり、老化の真っ只中の私ですが、この本の題名「なぜヒトだけが老いるのか」を見て驚きました。 老いるというのは人間だけのことなのか。 そして読んでいくうちにそうだったのかと大きく納得できました。 そもそも生物はなぜ死ぬのか…
プラセボ効果(偽薬効果)というのは有名でしょうが、それと対する概念の「ノセボ効果」について、FOOCOM.NETの野良猫通信で畝山智香子さんが解説していました。 foocom.net プラセボ効果とは、何も有効成分の入っていないものでも体に良いと医師などに処方…
科学や技術の発展には多くの人々の力が関与しています。 それを見るのに好適なのが各地にある博物館でしょうか。 この本では近代の科学を物語として語っていこうというものですが、特に19世紀から世界をリードしてきたドイツ、そしてその後科学をビッグビジ…