科学全般
PFASの水源への混入などが相変わらずニュースとなっていますが、その生体への影響というものはあまり正面から出てきていません。 そんな中、中国の大学の研究者が結果を発表したそうです。 www.cnn.co.jp 研究の概要がざっと書かれていますが、どうもはっき…
日本列島は世界でも珍しいほど地震・津波・噴火の災害発生が多い地域です。 しかしその科学的な側面は意外に知られていないことかもしれません。 本書では歴史資料に残っているこれらの災害を網羅し、その中で特徴的なものを科学的に解説しています。 なお、…
土壌学者で数々の発信もされている藤井さんのインタビューを記事にしたものです。 川端裕人さんという方がインタビューして文章を書いていました。 natgeo.nikkeibp.co.jp藤井さんは世界の代表的な土壌12種類のある現場をすべて訪れて、現地で調査をしている…
地質学者の高橋さんは、デービスの地形輪廻説に異議を唱え、これまでにも「準平原の謎」「分水嶺の謎」という著書を書いていますが、その第3弾がこの「蛇行河川の謎」となります。 デービスの説は陸地の隆起は緩やかであり、それに対し河川の浸食が激しくそ…
ウイルス学者の宮沢さんは政府の新型コロナウイルス感染症対策について厳しく批判してきましたが、前著の「ウイルス学者の責任」を著したのが2022年、それに続いてこの「ウイルス学者の絶望」を2023年2月に出版しました。 2019年に中国で発生し…
統計などデータを集め解析するという方法は新しものではありません。 しかしこのところの急激なデジタル技術の進歩でその力が増し続けています。 そういった「データサイエンス」について、経営システム工学の大学教授である著者が解説しています。 内容はと…
ロボットというものが現実のものとなりつつありますが、それにもまつわる「倫理」が課題となってきます。 ロボットが事故を起こしたら誰の責任か。 ロボットを通して個人情報を集めることはどうするか。 そして大きな問題は今も使われている軍事用無人機が自…
医学界における怪しげな言説を取り上げて解説しているNATROMさんですが、今回は「有意差」について。 最近は健康食品(機能性表示食品)のCMにまで、「人に対しての試験で有意差が出ました」なんていう文句が飛び交っていますので、聞いたことがある人も多い…
戦争や事故、事件など厳しい経験をするとそれから時間がたっても心理的なショック状態が続くようなトラウマ、そしてPTSDという症状に陥ると言われています。 しかし、そのような激烈な経験をした人が多数出ると思われた場合でも意外に患者が少ないということ…
日本列島は3つのプレートが重なり合っているという地球上でも稀な構造の上にあり、そのために地形も複雑です。 そういった地形のあれこれを、わかりやすく紹介している本です。 同様の趣旨の書籍は数多くありますが、この本の特徴は、国土地理院の詳細な地…
有機化合物には化学構造式は同一でも鏡で映したような異性体を作るものがあります。 光学異性体と言っていたと思いますが、現在ではこの呼び方は曖昧であるとして鏡像異性体とされるようです。 実は地球上の生物はすべてL体のアミノ酸で構成されているL型の…
最近は新しい遺伝子操作の技術も出てきていますが、遺伝子組み換え(GM)という手法での特に農作物の改変ということは既にかなりの歴史を持っています。 ただし、それに対する人々の意識は様々で、特にアメリカなどは広く認めているものの、ヨーロッパそして…
少し前にポテトチップスから禁止されている農薬が検出されたということを国会で質問されたということがありました。 www.jcp.or.jp ただし、この検出された濃度というものがはっきりしていませんが、かなり低いだろうことは想像できます。 このような低濃度…
冒頭の言葉が「あなたの子どもたちが老化で死ぬことはない」という、ポール・クローリーという人物のものです。 その意味はAIが進歩し人間の知能を超えるシンギュラリティを通過しさらに進歩するが中には暴走するものも出現しその結果人間を殺すようになる危…
マイクロプラスチック、ナノプラスチックは環境中に大量に放出され、人体にも蓄積し悪影響を与えていると言われています。 (マイクロプラスチックは5㎜以下、ナノプラスチックは1μm以下) しかし、どのようにその実験を行っているのか、実はまだ標準試験法…
これまでに起きた生物の大量絶滅についてはその原因が何かという多くの学説が出ていますが、これらは考えられないほどの超巨大火山噴火のせいではないかということです。 natgeo.nikkeibp.co.jpこの記事の中で紹介されている「ビッグファイブ」という5つの…
「ニセ医学と戦う」内科医NATROMさんはあれこれと活躍されています。 この前のテレビドラマでやなせたかしさんが扱われた際、やなせさんの奥様がガンに罹患し通常の医療では間に合わない事態となったのですが、そこで丸山ワクチンを使用して余命を伸ばしたと…
もう人生の残りも少なくなり、老化の真っ只中の私ですが、この本の題名「なぜヒトだけが老いるのか」を見て驚きました。 老いるというのは人間だけのことなのか。 そして読んでいくうちにそうだったのかと大きく納得できました。 そもそも生物はなぜ死ぬのか…
プラセボ効果(偽薬効果)というのは有名でしょうが、それと対する概念の「ノセボ効果」について、FOOCOM.NETの野良猫通信で畝山智香子さんが解説していました。 foocom.net プラセボ効果とは、何も有効成分の入っていないものでも体に良いと医師などに処方…
科学や技術の発展には多くの人々の力が関与しています。 それを見るのに好適なのが各地にある博物館でしょうか。 この本では近代の科学を物語として語っていこうというものですが、特に19世紀から世界をリードしてきたドイツ、そしてその後科学をビッグビジ…
中村桂子さんは生命科学研究者として有名な方ですが、このところご自分の研究分野を「生命誌」として、地球全体の生命を考える活動を続けられています。 そのような中村さんが、これまで半世紀にわたって読んできた本の書評を集めたのが本書です。 おおまか…
バイオエタノールは植物から発酵で作り出してもそこから先の高濃度に精製する工程に非常にエネルギーが使われることが問題でした。 その新技術を三菱重工が開発しているということです。 www.mhi.comこの装置の原理が「分子ふるい膜分離方式」ということで、…
万博会場で大気中のCO2を直接回収する装置の運転が公開されているそうです。 newswitch.jp ダイレクト・エア・キャプチャーと称する装置だそうですが、地球環境産業技術研究機構が開発したもののようです。 空気を吸収剤を固定した網に通すとCO2を吸着、その…
正倉院に収められている香木「蘭奢待」は足利義政や織田信長が求めて切り取ったなどと伝えられている宝物ですが、これまでその正確な分析はされていませんでした。 このたび、専門家に依頼して詳しい成分分析が行われたということです。 scienceportal.jst.g…
現代ではプレートテクトニクス学説がほぼ受け入れられ、その運動により大陸も移動しているということが理解されますが、1912年にウェゲナーが大陸移動説を発表した時には大きな批判を受けました。 大陸の形、動植物の分布などからそれを構成したのですが…
いつの頃からか地質学や地球科学というものに興味をひかれ、いろいろと本を読んだりしていますが、それで変わったものが「年代感覚」でしょう。 通常の時間感覚では人間の寿命が最大の時間軸で、せいぜい100年。 10年というとかなり長い時間で、5年が…
核融合炉で発生する中性子を使って水銀から金を作り出すという夢のような話を、アメリカのスタートアップ企業が示したということです。 nazology.kusuguru.co.jp かつての錬金術師たちは水銀などの卑金属から金を作り出すということを夢見ていろいろと努力を…
副題を見た方が内容を想像しやすいかもしれません。 「自閉スペクトラム症のことばの謎を読み解く」というものです。 著者は発達障害を専門に研究し、長年障害児の相談・支援を続けているということです。 現在は弘前大学にいらっしゃるということです。 著…
民間療法、正式には補完代替療法と呼ぶのですが、健康食品やサプリメントの他、マッサージやヨガ、鍼灸まで含まれます。 玉石混交というか、石ばかりというような気もしますが。 しかし世の中にはそういったものがあふれており、コマーシャルも延々と流れ続…
国の鳥、国鳥としてキジ、国の蝶、国蝶としてオオムラサキがそれぞれ日本鳥学会、日本昆虫学会によって定められています。 同様に、国の石、国石を決めようということが日本鉱物科学会で図られ、会員による選定により「ひすい」が選ばれました。 そこでこの…