爽風上々のブログ

熊本の片田舎に住むリタイア読書人がその時々の心に触れたものを書き散らしています。読んだ本の感想がメインですが(読書記録)、エネルギー問題、食品問題など、また政治経済・環境問題など興味のあるものには触れていきます。

食品問題

またも食当たり、ただし今回はちょっとこれまでとは違った。

年に数回程度ですが激しい下痢となる食当たりを経験します。 これまでも何回かそれについて書いていますが、昨日の事例はそれとはまた少し違ったものとなりました。 sohujojo.hatenablog.com これまでは夕食に酒を飲みながら食べた場合がほとんどだったので…

農薬の残留基準を越えたらどうなるか、リスク学の永井孝志さんがさらに詳しい解説。

先日起きた福岡での残留農薬が基準越えのシュンギクが発生した事例について、速報はお伝えしましたが、リスク学の永井孝志さんがさらに詳しい解説を書かれていました。 nagaitakashi.net このような件が発生した場合、色々な記事も出ますが内容がでたらめな…

農薬の残留濃度基準値決定の方法について

福岡市で起きた春菊の農薬汚染事件について、福岡市の発表があまりにも過剰に危険性を強調しているのはなぜかと言うことはすでに記しました。 sohujojo.hatenablog.com おそらく市の担当者やその上司も残留農薬の基準値というものが何かということを知らない…

誤使用で高濃度農薬汚染の春菊が出荷、しかしそれについての福岡市発表は問題。

福岡県久留米市から出荷された春菊が福岡市に流通し、それから農薬イソキサチオンが高濃度で検出されたという事例が発表されました。 news.yahoo.co.jp イソキサチオンは春菊への適用はなく、どうやら農家が隣の畑のタマネギに撒いたものを春菊にも誤使用し…

中国が輸入冷凍食品のウイルス検査を続けている

中国が輸入冷凍食品などのウイルス検査を実施しており、そこでコロナウイルスが検出されたとして輸出国の衛生管理などを求めるといったことで貿易障壁が生じていると、FOOCOM.NET専門家コラムで森田満樹さんが紹介されています。 www.foocom.net 中国がこの…

兵庫県赤穂市の飲食店で出された魚料理で「パリトキシン」中毒発生

赤穂市の飲食店で「紋クエ料理」として出された魚料理で、8人の人が食中毒となったそうです。 www.kobe-np.co.jpこの魚には猛毒の「パリトキシン」という物質が含まれていた模様です。 パリトキシンとは下記ウィキペディアの記述によれば、非ペプチド系の毒…

「大豆食品が前立腺がん死亡リスクを高める」小島正美さんのフードニュースオンラインより

小島正美さんが連続して食品関連のニュースを書いておられる「フードニュースオンライン」で、大豆食品の摂取が前立腺がんによる死亡リスクを高めるという研究結果が発表されたという件について触れていました。 foodnews.online国立がん研究センターが行っ…

エネルギー依存がなぜ危険か、食糧生産もエネルギーに過度に依存

歴史上世界の多くの人々と苦しめてきた飢餓は今ではほとんど心配されていないように見えます。 アフリカなどで飢饉があっても、それは内戦や政情不安のためであり、平和が戻れば大丈夫といった思い込みがあります。 http://www.toyomori.org/g/2014/08/22/%E…

日本食品標準成分表改訂版公表、エネルギー算出法が大きく変わる

食品の栄養などの成分の表示の元となる、食品標準成分表の改訂版(八訂)がまもなく公表されるようです。 FOOCOM.NETに森田満樹さんの解説が掲載されていました。 www.foocom.net 今回、特に大きく変わるのが「エネルギー値の算出方法の変更」だそうです。 …

「鶏刺しの加熱不足」でカンピロバクター食中毒

熊本市の焼き鳥店で「鶏刺し盛」というメニューでカンピロバクター中毒が発生し、市は同店を2日間の営業停止にしたそうです。 www.47news.jp 焼き鳥の専門店でもカンピロバクターという食中毒原因菌の性状をほとんど知らず、「うちの鶏は新鮮だから大丈夫」…

「メイド・イン・ジャパンの食文化史」畑中三応子著

このところ、日本食(和食)を礼賛する風潮になっています。 和食がユネスコの無形文化遺産に登録されたということもそれを強めているようです。 しかし、実際の日本の食というものはその「和食の特徴」とはまったく逆とも言える状況です。 「多様で新鮮な食…

小島正美さんの「フードニュースオンライン」より「低温調理は食中毒にご注意」

小島正美さんが食品についてのニュースをあれこれ解説している「フードニュースオンライン」ですが、今流行の「低温調理」についてです。 foodnews.onlineレストランでもこれを売り物にしているところも出ているようですし、家庭向けに調理器具や解説本もあ…

FOOCOM.NET専門家コラムより、「ぶどうによる窒息事故」

FOOCOM.NETで瀬古博子さんが、「ぶどうによる子供の窒息事故」という記事を書かれていました。 www.foocom.net幼稚園の給食で出たブドウを食べて喉に詰まらせ、4歳の子供が亡くなるという事故だったそうです。 ブドウは直径3cmのピオーネと言うことですが…

「世界の魚をおいしく食べる」野村祐三著

現在では食卓にのぼる魚のほとんどは輸入したものだということはよく知られていることでしょう。 その魚種は日本で知られていたものと少し違うということも以前から問題になることもあり、分類上は少し違うものを日本名に合わせて表示してしまったということ…

ブラックジョーク? 「健康食品を買ってポイントを貯めて医療機関支払いに使う」ツイッターで松永和紀さんが指摘

食品関係に強い科学評論家の松永和紀さんが、ツイッターに投稿していたものです。 ニュースで見かけたことに一言付け加えていました。 元のニュースの記事を見ると、三井物産を中心として食品メーカーなどが組んで、機能性表示食品などの購入でポイントを付…

「食品添加物はなぜ嫌われるのか」畝山智香子著

国立医薬品食品衛生研究所で、安全情報部長という要職にある畝山さんは、ながらく「食品安全情報ブログ」というサイトで食品安全情報を発信し続けておられます。 著書も何冊か出され、これまでも読んだ感想を何回か書いています。 今回は、畝山さんの最新刊…

FOOCOM.NET専門家コラムより、「国産茶葉とスリランカ紅茶、ネオニコチノイド農薬」

FOOCOM.NETの専門家コラムで、残留農薬検査を長年担当してこられた斎藤勲さんが、最近週刊新潮に掲載され一部で論議を呼んでいる紅茶茶葉での残留農薬検出について書かれています。 www.foocom.net元ネタは、北海道大学の池中准教授という方が発表した論文の…

FOOCOM.NET専門家コラムより、「食中毒事件と新型コロナの影響」

FOOCOM.NETに長年保健所で食品衛生監視員として勤めてこられた小暮実さんという方が書いています。 www.foocom.net昭和56年以降の食中毒発生状況がまとめられていますが、発生のピークは平成10年、その時に多かった原因はサルモネラと腸炎ビブリオでした。 …

「熱中症対策で塩分補給」って本当か。

熱中症対策には水分を取るだけでなく塩分も必要であると言われています。 しかし、栄養疫学の児林聡美さんがツイッターに書いているのを見て、そういえば本当はどうなんだと思いました。 実は私も現役時代に真夏に閉め切った室内で汗まみれで仕事をしていて…

やれやれ、「エコバッグが原因で食中毒の危険」もあるとか。

レジ袋有料化に伴い、バッグ持参の「エコバッグ」が増えるようですが、それが食中毒の原因となる恐れもあるという指摘です。 news.nicovideo.jp農水省がHPの中でも注意喚起をおこなっているようですが、マイバッグを頻繁に洗う人はあまりいないようなので、…

小島正美さんのFOOD NEWS ONLINE より、「発がん性物質という脅しに敗けない」

毎日新聞記者で、以前から食品や環境に関して科学的にもしっかりとした記事を書いておられた小島正美さんが、少し前から「FOOD NEWD ONLINE」という一般向け解説を書いていますが、そこで「発がん性物質」について解説していました。 foodnews.online 「発が…

「ニシンの歴史」キャシー・ハント著

ヨーロッパの魚食といえばタラといったイメージを持っていたのですが、どうやらそれに負けず劣らず、いや歴史的にははるかに大きい意味を持っていたのがニシンだったようです。 現在でも北欧には多くのニシン料理がありますが、かつてはその範囲はイギリスや…

やっぱり出ちゃった。「医療従事者支援」の弁当で大量食中毒発生。

京都の話ですが、「医療従事者支援」ということで無料で提供された弁当で、多数の食中毒者が発生したそうです。 www.jiji.com京都府長岡京市の病院に、無償提供された弁当が原因となり、医師や看護師など53人が食中毒の症状を発したということで、患者から…

毎日新聞小島正美さんが、ブログ「フードニュースオンライン」を始めました。

毎日新聞で食品や医療問題を扱ってきた小島正美さんは、時々誤解や間違いも見られた(私見です)ものの、総体的には真剣な取り組み態度で報道に当たってこられたと思います。 その小島さんが、主に食品関係の事柄についてのブログを始めたようです。 foodnew…

乳酸菌は新型コロナウイルスに効くのか、佐々木敏教授の話。

栄養疫学の佐々木敏さんに、松永和紀さんがインタビューをした記事がよく掲載されていますが、今度は「乳酸菌が新型コロナウイルスに効くか」というタイムリーな話題です。 wedge.ismedia.jp この話題については多くの専門家が発言しており、中には少し行き…

給食を食べられなくなって子供の栄養状態が悪化、佐々木敏教授が指摘。

栄養疫学の東京大佐々木敏教授が、学校が休校となり給食が食べられなくなった子供たちの栄養状態悪化が心配という話をしています。 食品関係の記事を多数書いておられる松永和紀さんがインタビューしました。 wedge.ismedia.jpすでに2か月の間、給食を食べて…

こんな時期だからこそ「食品衛生」には注意して

外食の自粛が広がり、飲食店の売り上げが激減しているとかで、その中なんとか少しでも販売しようと「テイクアウト」つまり持ち帰り弁当の販売を始めているところが多いそうです。 ローカルニュースでもその話題が続々、みな「がんばろう」の合言葉です。 た…

「だまし食材天国」武井義男著

食品の世界では表示が中身と違うといったことはよくあることで、それが安い食材を高級品と偽るのがはなはだしければ問題ともなりますが、そこまで行かずとも目に余るということもしばしばです。 こういった、「だまし食材」というものについて書かれているこ…

「踊る『食の安全』」松永和紀著

科学ライターとして活躍しておられる松永さんの、これは早い時期の著作です。 2006年という時期は農薬に関しても色々な動きがあったころで、中国産の農産物に過剰な農薬が残留しているとして大きな問題にもなったことがありました。 また、農薬の規制が…

「幻の料亭・日本橋『百川』」小泉武夫著

江戸時代も後期になると町人文化が爛熟し、料理店も高級になっていき、「八百善」「平清」「嶋村」といった一流の料亭が栄えるようになります。 その中で、日本橋浮世小路に「百川」という料亭がありました。 明治になって忽然と消え失せてしまったので、後…