爽風上々のブログ

熊本の片田舎に住むリタイア読書人がその時々の心に触れたものを書き散らしています。読んだ本の感想がメインですが(読書記録)、エネルギー問題、食品問題など、また政治経済・環境問題など興味のあるものには触れていきます。

食品問題

「メイド・イン・ジャパンの食文化史」畑中三応子著

このところ、日本食(和食)を礼賛する風潮になっています。 和食がユネスコの無形文化遺産に登録されたということもそれを強めているようです。 しかし、実際の日本の食というものはその「和食の特徴」とはまったく逆とも言える状況です。 「多様で新鮮な食…

小島正美さんの「フードニュースオンライン」より「低温調理は食中毒にご注意」

小島正美さんが食品についてのニュースをあれこれ解説している「フードニュースオンライン」ですが、今流行の「低温調理」についてです。 foodnews.onlineレストランでもこれを売り物にしているところも出ているようですし、家庭向けに調理器具や解説本もあ…

FOOCOM.NET専門家コラムより、「ぶどうによる窒息事故」

FOOCOM.NETで瀬古博子さんが、「ぶどうによる子供の窒息事故」という記事を書かれていました。 www.foocom.net幼稚園の給食で出たブドウを食べて喉に詰まらせ、4歳の子供が亡くなるという事故だったそうです。 ブドウは直径3cmのピオーネと言うことですが…

「世界の魚をおいしく食べる」野村祐三著

現在では食卓にのぼる魚のほとんどは輸入したものだということはよく知られていることでしょう。 その魚種は日本で知られていたものと少し違うということも以前から問題になることもあり、分類上は少し違うものを日本名に合わせて表示してしまったということ…

ブラックジョーク? 「健康食品を買ってポイントを貯めて医療機関支払いに使う」ツイッターで松永和紀さんが指摘

食品関係に強い科学評論家の松永和紀さんが、ツイッターに投稿していたものです。 ニュースで見かけたことに一言付け加えていました。 元のニュースの記事を見ると、三井物産を中心として食品メーカーなどが組んで、機能性表示食品などの購入でポイントを付…

「食品添加物はなぜ嫌われるのか」畝山智香子著

国立医薬品食品衛生研究所で、安全情報部長という要職にある畝山さんは、ながらく「食品安全情報ブログ」というサイトで食品安全情報を発信し続けておられます。 著書も何冊か出され、これまでも読んだ感想を何回か書いています。 今回は、畝山さんの最新刊…

FOOCOM.NET専門家コラムより、「国産茶葉とスリランカ紅茶、ネオニコチノイド農薬」

FOOCOM.NETの専門家コラムで、残留農薬検査を長年担当してこられた斎藤勲さんが、最近週刊新潮に掲載され一部で論議を呼んでいる紅茶茶葉での残留農薬検出について書かれています。 www.foocom.net元ネタは、北海道大学の池中准教授という方が発表した論文の…

FOOCOM.NET専門家コラムより、「食中毒事件と新型コロナの影響」

FOOCOM.NETに長年保健所で食品衛生監視員として勤めてこられた小暮実さんという方が書いています。 www.foocom.net昭和56年以降の食中毒発生状況がまとめられていますが、発生のピークは平成10年、その時に多かった原因はサルモネラと腸炎ビブリオでした。 …

「熱中症対策で塩分補給」って本当か。

熱中症対策には水分を取るだけでなく塩分も必要であると言われています。 しかし、栄養疫学の児林聡美さんがツイッターに書いているのを見て、そういえば本当はどうなんだと思いました。 実は私も現役時代に真夏に閉め切った室内で汗まみれで仕事をしていて…

やれやれ、「エコバッグが原因で食中毒の危険」もあるとか。

レジ袋有料化に伴い、バッグ持参の「エコバッグ」が増えるようですが、それが食中毒の原因となる恐れもあるという指摘です。 news.nicovideo.jp農水省がHPの中でも注意喚起をおこなっているようですが、マイバッグを頻繁に洗う人はあまりいないようなので、…

小島正美さんのFOOD NEWS ONLINE より、「発がん性物質という脅しに敗けない」

毎日新聞記者で、以前から食品や環境に関して科学的にもしっかりとした記事を書いておられた小島正美さんが、少し前から「FOOD NEWD ONLINE」という一般向け解説を書いていますが、そこで「発がん性物質」について解説していました。 foodnews.online 「発が…

「ニシンの歴史」キャシー・ハント著

ヨーロッパの魚食といえばタラといったイメージを持っていたのですが、どうやらそれに負けず劣らず、いや歴史的にははるかに大きい意味を持っていたのがニシンだったようです。 現在でも北欧には多くのニシン料理がありますが、かつてはその範囲はイギリスや…

やっぱり出ちゃった。「医療従事者支援」の弁当で大量食中毒発生。

京都の話ですが、「医療従事者支援」ということで無料で提供された弁当で、多数の食中毒者が発生したそうです。 www.jiji.com京都府長岡京市の病院に、無償提供された弁当が原因となり、医師や看護師など53人が食中毒の症状を発したということで、患者から…

毎日新聞小島正美さんが、ブログ「フードニュースオンライン」を始めました。

毎日新聞で食品や医療問題を扱ってきた小島正美さんは、時々誤解や間違いも見られた(私見です)ものの、総体的には真剣な取り組み態度で報道に当たってこられたと思います。 その小島さんが、主に食品関係の事柄についてのブログを始めたようです。 foodnew…

乳酸菌は新型コロナウイルスに効くのか、佐々木敏教授の話。

栄養疫学の佐々木敏さんに、松永和紀さんがインタビューをした記事がよく掲載されていますが、今度は「乳酸菌が新型コロナウイルスに効くか」というタイムリーな話題です。 wedge.ismedia.jp この話題については多くの専門家が発言しており、中には少し行き…

給食を食べられなくなって子供の栄養状態が悪化、佐々木敏教授が指摘。

栄養疫学の東京大佐々木敏教授が、学校が休校となり給食が食べられなくなった子供たちの栄養状態悪化が心配という話をしています。 食品関係の記事を多数書いておられる松永和紀さんがインタビューしました。 wedge.ismedia.jpすでに2か月の間、給食を食べて…

こんな時期だからこそ「食品衛生」には注意して

外食の自粛が広がり、飲食店の売り上げが激減しているとかで、その中なんとか少しでも販売しようと「テイクアウト」つまり持ち帰り弁当の販売を始めているところが多いそうです。 ローカルニュースでもその話題が続々、みな「がんばろう」の合言葉です。 た…

「だまし食材天国」武井義男著

食品の世界では表示が中身と違うといったことはよくあることで、それが安い食材を高級品と偽るのがはなはだしければ問題ともなりますが、そこまで行かずとも目に余るということもしばしばです。 こういった、「だまし食材」というものについて書かれているこ…

「踊る『食の安全』」松永和紀著

科学ライターとして活躍しておられる松永さんの、これは早い時期の著作です。 2006年という時期は農薬に関しても色々な動きがあったころで、中国産の農産物に過剰な農薬が残留しているとして大きな問題にもなったことがありました。 また、農薬の規制が…

「幻の料亭・日本橋『百川』」小泉武夫著

江戸時代も後期になると町人文化が爛熟し、料理店も高級になっていき、「八百善」「平清」「嶋村」といった一流の料亭が栄えるようになります。 その中で、日本橋浮世小路に「百川」という料亭がありました。 明治になって忽然と消え失せてしまったので、後…

社民党が「有機農産物を給食に」という政策提言。なんでこんな時期にこんなことを。

NHKニュースでそんなことを言っていました。 新型コロナウイルス感染が広がり、国会ではあいも変わらず与党の不誠実答弁が続く中、なんでそんな呑気なことを言うのだろうと少し不思議に思いました。 ニュースの記事は引用してもすぐに消えてしまうので、中身…

「ご当地グルメの地理学」尾形希莉子、長谷川直子著

「ご当地グルメ」というと最近では全国あちこちで取り組まれている「まちおこし」で考え出されるもので、それほどその土地の特産品や特徴と関係の無いものも多く、よく目にするのは「焼きそば」などのようです。 しかし、この本ではそのようなものではなく、…

「健康になれない健康商品 なぜニセ情報はなくならないのか」佐藤健太郎著

著者の佐藤さんは医薬品メーカーで研究員を勤めた後、サイエンスライターとして活動しているそうです。 現代は「健康商品」というものが溢れています。 医療の水準は上がり、多くの人が長寿を全うすることができるようになりましたが、その反面特に高齢者の…

「世界の有名シェフが語る マンマの味」ミーナ・ホランド著

イギリスの著名なフードライター、ミーナ・ホランドさんが、主に家庭料理についてのエッセイと、それに関連して有名シェフにインタビューしたものをまとめたものです。 伝統(卵)、即興(パスタ)、自然(豆)、バランス(調味料)、ウーマン(じゃがいも)…

フリーマーケットやオークションサイトで食品を扱う場合の、輸送中の危険性を消費者庁が指摘

フリーマーケットやオークションといったものが急速に拡大してきましたが、そこで食品を扱う場合に輸送についての配慮が不足する場合があるとして、消費者庁が運営業者に注意を喚起したそうです。 www.sankei.com冷蔵しておくことが必要な食品でも、常温で輸…

FOOCOM.NET専門家コラム、長村洋一さんの「健康と食の講座」より、「添加物の無添加表示」

FOOCOM.NET専門家コラムを担当している長村洋一さんは、現在消費者庁で行われている食品添加物表示検討会の傍聴を続けておられます。 今回はその第5回、添加物の「無添加」「不使用」表示をどうするかという点が討論されていました。 www.foocom.net 「食品…

「食卓からアサリが消える日」三輪節生著

著者の三輪さんは長く新聞記者をされていました。 ほとんど九州・山口の地域だったそうですが、そこは特にこれまでは自然の恵みに恵まれた地域で、海産物などは独特のものも多くそれを生かした料理も名物となっていました。 しかし、多くの地域でそのような…

豚コレラの流行に歯止めがかからず、ワクチン接種に方向転換

昨年から中部地方で発生している豚コレラに対し、ようやくワクチン接種で対応する方針に方針転換されたそうです。 mainichi.jp これには、政府の定める「防疫指針」というものが関わってきます。 豚コレラに対する防疫指針では、これまではワクチン接種を認…

牛生レバーを客に出したとして、山形、大阪で店主逮捕

食品衛生法で禁止されている、「牛生レバー」を客に出したとして、山形と大阪で業者が逮捕されたそうです。 牛の生レバー提供疑い 役員逮捕|NHK 山形県のニュース 生レバー提供疑い 店主書類送検|NHK 関西のニュース 懲りないもんだと呆れますが、一方では…

中国産の梅を国産と偽装、そのあおりで太宰府の人気商品「梅の実ひじき」が製造休止

太宰府のお土産としても人気のあった「梅の実ひじき」という製品の原料として使われていた梅が、国内産と表示されていたのにほとんどが中国産ということが、内部告発で判明したということです。 headlines.yahoo.co.jpどうやら、西日本新聞の内部告発サイト…