爽風上々のブログ

熊本の片田舎に住むリタイア読書人がその時々の心に触れたものを書き散らしています。読んだ本の感想がメインですが(読書記録)、エネルギー問題、食品問題など、また政治経済・環境問題など興味のあるものには触れていきます。

2020-11-01から1ヶ月間の記事一覧

新型コロナウイルス感染者拡大の第3波で、「医療機関の逼迫」と言われていますが、政府支援はどこへ?

新型コロナウイルス感染拡大が続き、「医療崩壊」が危惧されていると言われています。 重症者が増え続けているということですが、その数は第1波と言われていた3月、4月の最高値を越えてしまうということです。 www.tokyo-np.co.jp しかし、その時の危機に対…

「古代ローマ帝国 1万5000キロの旅」アルベルト・アンジェラ著

著者は古代ローマの日常を描いた前著「古代ローマ人の24時間」が好評となったのに気を良くし?、さらに範囲をローマ帝国全域に広げてこの本を書きました。 時は紀元115年、トラヤヌス帝の治世のもと繁栄していたローマ帝国のほぼ全域を、ローマで鍛造さ…

兵庫県赤穂市の飲食店で出された魚料理で「パリトキシン」中毒発生

赤穂市の飲食店で「紋クエ料理」として出された魚料理で、8人の人が食中毒となったそうです。 www.kobe-np.co.jpこの魚には猛毒の「パリトキシン」という物質が含まれていた模様です。 パリトキシンとは下記ウィキペディアの記述によれば、非ペプチド系の毒…

「本当にあった 奇跡のサバイバル60」タイムズ ベア・グリルス著

グリルスさんは「まえがき」を書いていますが、全部を書いたわけではないようで、タイムズ社により書かれたということでしょうか。 ほとんど生還の可能性もないところから、超人的な行動をして生き残り帰ってきた人という話は時々聞きますが、この本はそうい…

夢の話「収入が無くなったので総菜屋を始める」

縁起でもない夢ですが。 現在は年金のみで暮らしていますが、夢の中ではどうやらその収入が無くなってしまったようです。 (ハイパーインフレ?その理由は出てきませんでした) なんとか金を稼がないといけないということで、なんと食べ物屋をやることにしま…

SDGsという言葉がよく聞かれる。本当に分かっているのか。

SDGS(Sustainable Development Goals)という言葉がよく聞かれます。 imacocollabo.or.jpこれについては今年の初めにもおかしな現象だと思い指摘しました。 今もほとんど想いに変わりはないのですが、ニュースで「子供たちにもこの意義を伝える」なんていう…

「大豆食品が前立腺がん死亡リスクを高める」小島正美さんのフードニュースオンラインより

小島正美さんが連続して食品関連のニュースを書いておられる「フードニュースオンライン」で、大豆食品の摂取が前立腺がんによる死亡リスクを高めるという研究結果が発表されたという件について触れていました。 foodnews.online国立がん研究センターが行っ…

「もうダマされないための『科学』講義」飯田泰之+SYNODOS編、菊池誠、松永和紀、伊勢田哲治、平川秀幸著

シノドスとは、社会学や現代思想、政治経済など他分野のセミナーを開催するという活動をしており、この本は特に2010年より「科学シリーズ」として開いていたものをまとめたものです。 ただし、2011年に起きた東日本大震災と福島原発事故によって科学…

コロナウイルス感染第3波?、危機的状況という雰囲気になっているがその対策は

急激な感染者の増加という状況で、対応強化ということが言われています。 しかし、その主たるところは「感染予防行動を取ってね」という、相も変らぬ人任せ。 感染拡大も油断していたお前らが悪いと言わんばかり。 そしておずおずと出されてきた対策も、「酒…

「トコトンやさしい アミノ酸の本」味の素株式会社編著

アミノ酸という生物にとっては非常に大切な成分について、アミノ酸各種の製造では日本ではトップ企業である味の素株式会社が様々な方向からやさしく解説をした本です。 アミノ酸といって何が思い浮かぶか、アミン酸飲料といったものであったり、あるいはタン…

「桜」問題、前夜祭の領収書廃棄を認める

安倍前首相の「桜を見る会」への地元支持者招待の時、東京のホテルでの前夜祭の費用が安すぎるということは問題となりましたが、ようやくその時のホテルの会費の領収書があり、それは実際の参加者が払った会費よりかなり高い金額であったことが確かめられま…

「中国の歴史認識はどう作られたのか」ワン・ジョン著

日中間の軋轢が高まると、中国側からよく「歴史認識」が問題であると指摘されます。 確かに日本側の中国侵略についての認識はあまりにも甘すぎるところがあるとは感じられますが、しかし中国側の主張も厳しすぎるという感がするのも多くの日本人が共有する感…

バイデンの政権移行手続きをトランプが了承か、ようやくあきらめたのか。

バイデン次期大統領の政権移行手続きに必要な、アメリカ一般調達局(GSA)がバイデン氏を大統領選勝者と認め、トランプ大統領もそれを承認したということです。 news.yahoo.co.jp不正選挙であるという訴訟を連発していましたが、軒並み敗訴ということで、そ…

「世界遺産でわかる世界の歴史」宮崎正勝監修

ユネスコが登録する世界遺産の中でも、「世界文化遺産」と言われるものは人類の歴史を今に伝えているものです。 そのような世界遺産は観光で見に行くという人も多いのでしょうが、その奥にある歴史を知ると知らないとでは、見る価値も大きく違うでしょう。 …

今日は本来ならユネスコ無形文化遺産登録の八代妙見祭神幸行列の日でした

11月23日は例年であれば八代の妙見祭という、ユネスコ無形文化遺産登録の祭で、神幸行列が行われるはずの日でした。 しかし、他の諸行事と同様、今年は神幸行列は中止となり、異例の淋しい状況になりました。 myouken.com旧市街西端の塩屋八幡宮から朝出…

エネルギー依存がなぜ危険か、食糧生産もエネルギーに過度に依存

歴史上世界の多くの人々と苦しめてきた飢餓は今ではほとんど心配されていないように見えます。 アフリカなどで飢饉があっても、それは内戦や政情不安のためであり、平和が戻れば大丈夫といった思い込みがあります。 http://www.toyomori.org/g/2014/08/22/%E…

川辺川ダム建設問題、県知事責任はそこまでないかも。やはりダム固執の国交省が元凶か。

川辺川ダム建設問題については、さすがに地元の熊本日日新聞では連日多くの記事を載せています。 そこで興味深い解説がありました。 今朝のブログ記事では少々蒲島熊本県知事に対して厳しい論評をしてしまいましたが、どうやらちょっと言いすぎのようです。 …

川辺川ダム建設再開、蒲島熊本県知事の政治姿勢に大きな疑問

7月の熊本県南部豪雨で人吉地方は大きな水害被害を受けました。 その後、かつて建設を停止した球磨川支流の川辺川のダムがもしできていれば、浸水水位がかなり減ったという解析結果が発表されたことから、建設再開を望む声が大きくなり、県知事は各地で意見…

コロナウイルス感染は拡大続く、しかし対策はどうも及び腰。

コロナウイルス感染の新規陽性者数は拡大が続き、かなり増加しているのは間違いないようです。 しかし、その割には政府などの対応策はほとんど出ておらず、下記の記事でも西村大臣が「より強い対策をせざるを得ない」と脅すだけで何も出していません。 news.…

「世界〈経済〉全史」宮崎正勝著

世界史というものを「経済」から見ればどうなるか。 それをたどっていくと、51個の転換点というものが見つかるそうです。 言われてみれば、確かにそうだなと納得です。 これは覚えておくとためになりそうです。 「貨幣」というものが経済の血液とも言うべき…

東京から移住、ならどこが良いか。

ニュースで東京の人口調査で久々に東京から移住して出る人が入る人を上回ったという話がありました。 www.tokyo-np.co.jpテレワークとやらが一般的になってくると、別に東京に住んでいる必要はないということでしょうし、何よりコロナウイルス感染に気を使う…

「2050年二酸化炭素排出実質ゼロ」でどうなるのか。(続)

政治家の発言などほとんど重さもないもので、「国際的な約束」だろうが何だろうが踏み倒すのが通例ですが、一応はそれを目指したポーズだけは取ろうとするでしょうから、「2050年二酸化炭素排出実質ゼロ」で進もうとだけはするでしょう。 その排出量から…

リスクと幸福はどんな関係にあるのか。リスク学研究者永井孝志さんのサイトより

リスク学研究者の永井孝志さんが定期的に更新されているサイトの最新記事です。 nagaitakashi.net リスクといってもいろいろありますが、肉体的なリスク(健康面等)の他に、精神的、社会的リスクも含めた統計データを整理したということです。 この中で示さ…

「2050年二酸化炭素排出実質ゼロ」でどうなるのか。

相次ぐ気象災害を恫喝の種に使って、どうしても二酸化炭素排出を無くさなければならないという、決して証明はされていない科学の仮説から大きな方向性の決定をしてしまっている世界ですが、「2050年二酸化炭素排出実質ゼロ」という目的を日本も決めてし…

川辺川ダムは本当に建設に向かうのか、小野前副知事の発言

現在の熊本県の蒲島知事が就任直後に建設凍結を決めた川辺川ダムは、今年7月の球磨川水害の被害が甚大だったことで、また建設願望の声が強まり、知事も建設復活を表明する見込みとなっています。 それに対し、副知事であった小野泰輔氏が西日本新聞で語りま…

ガソリン車禁止など、本当にできるのかどうか。蓄電池の供給次第。

中国もガソリン車を廃止する期日を決定など、化石燃料自動車への風当たりはますます強く、電気自動車化の動きは強まるばかり。 日本の対策の立ち遅れが指摘されています。 news.yahoo.co.jp もちろん、ガソリン車廃止といっても、私が前から主張しているよう…

日本食品標準成分表改訂版公表、エネルギー算出法が大きく変わる

食品の栄養などの成分の表示の元となる、食品標準成分表の改訂版(八訂)がまもなく公表されるようです。 FOOCOM.NETに森田満樹さんの解説が掲載されていました。 www.foocom.net 今回、特に大きく変わるのが「エネルギー値の算出方法の変更」だそうです。 …

「生きる悪知恵 正しくないけど役に立つ60のヒント」西原理恵子著

マンガ家の西原理恵子さんは、その生い立ちについてあちこちに書いていますが、波乱万丈というべき壮絶な人生をおくってこられたということです。 そういった西原さんにフツーのちょっと困ったことがあるといった程度の人々が「お悩み相談」をしても、あまり…

IOCバッハ会長来日、何を話すんでしょうね。

IOCのバッハ会長が来日し、16日にはスガ総理と会談するということです。 www.tokyo-np.co.jp 今年の大会開催も間近になるまで結論を先延ばしにし、混乱を深めたのですが、来年に向けてどういう話になるのでしょうか。 「中止の議論はしない」ということを…

秋篠宮が「皇太弟」ではなく「皇嗣」となったのはなぜか。

つい先日、「立皇嗣宣命の儀」というものが行われ、天皇の弟秋篠宮が天皇位を継ぐ立場となったということを宣言したのですが、どうもその「皇嗣」という言葉に困惑しておりました。 歴史的にも「皇太弟」という名称が使われていたはずと思っていましたが、そ…