爽風上々のブログ

熊本の片田舎に住むリタイア読書人がその時々の心に触れたものを書き散らしています。読んだ本の感想がメインですが(読書記録)、エネルギー問題、食品問題など、また政治経済・環境問題など興味のあるものには触れていきます。

生物

「NATROMのブログ」で線虫がん検査について解説。

ニセ医学と闘う内科医NATROMさんのブログで、「線虫がん検査」について解説されていました。 natrom.hatenablog.com 「線虫がん検査」についてはこれまでもニュースなどで報道されたこともあり、知ってはいたのですがすでに検査キットとして販売されており、…

「これからの時代を生き抜くための生物学入門」五箇公一著

著者の五箇さんはダニが専門の昆虫学者ですが、国立環境研究所で生物多様性や生態学を担当しているということで、生物学と人間の生き方との関わりといった方向でも盛んに活動されているようです。 テレビのコメンテータとしても登場されるということです。 …

コロナワクチンは本当に効果があるのか。

新型コロナウイルス対応のワクチン接種は最近は追加接種の実施が滞りがちということですが、それでも日本の接種率は世界でもトップクラスとなっているようです。 しかし、このところの新規感染者数は非常に多く、こちらも世界トップクラスと言わざるを得ませ…

鳥インフルエンザが全国で発生、ニワトリの殺処分が今期1000万羽を越える。

茨城に続き宮崎でも養鶏場での鳥インフルエンザ発生、各県は殺処分を進めていますが、今期の殺処分数がもう1000万羽を越えたそうです。 news.yahoo.co.jp 養鶏場で発生した場合はその養鶏場の鳥はすべて殺処分とするようですので、大規模養鶏場などでは一か…

エーザイのアルツハイマー型認知症治療薬、アメリカで承認、日本でも申請へ。

日本の製薬会社エーザイが開発したアルツハイマー型認知症治療薬レカネマブがアメリカで承認、日本でも申請へ向かうということが報じられました。 www.nikkei.com これまで効果的な治療薬のなかったアルツハイマー型認知症ですから期待できるのなら良いので…

コロナワクチン接種が世界一となった日本でなぜ新規感染者数も世界一なのか

コロナ禍初期には出遅れた日本のワクチン接種も最近の追加接種は世界一とも言えるような状況になっているようです。 というか、いまだにせっせと接種しているのは日本くらい? その一方で新規感染者の発生も日本は世界でもトップクラス。 この一見したところ…

「図鑑を見ても名前がわからないのはなぜか?」須黒達巳著

植物や動物などに興味を覚え、自然の中からそれらを見出すことを趣味とする人たちがいます。 やはりある種の生物群を対象に見ることが多いのでしょうが、そうやって見つけた生物はいったい何という生物なのか。 それを知ることはかなり難しいことです。 そん…

ゲノム編集トマトが機能性表示食品として登録。

小島正美さんのFOOD NEWS ONLINEですが、しばらく更新が無かったので体調を悪くしたのかと思っていましたが、お忙しかったということです。 久々の更新で取り上げられたのが「ゲノム編集トマト」でした。 foodnews.online ゲノム編集とは、これまでの遺伝子…

鉄・亜鉛も摂りすぎはよくないようで。食事摂取基準より。

FOOCOM.NETで児林聡美さんが食事摂取基準の改訂について連載していますが、今回は鉄と亜鉛について。 foocom.net これまでも多量ミネラルなどについての記事が掲載されていましたが、鉄・亜鉛といった微量ミネラルも興味深いものです。 鉄は特に女性で不足し…

現在流行中の新型コロナウイルスはほとんどがオミクロン株、さらに感染力、抗体の変化も起きるか。

国立感染症研究所から新型コロナウイルスの変異株についての報告、第22報が出ました。 www.niid.go.jp 10月に世界で検査された新型コロナウイルスの99.6%がオミクロン株で他の変異株はほとんど見られないそうです。 さらにオミクロン株の中の亜系統ではBA5…

「ジェンダーと脳」ダフナ・ジョエル、ルバ・ヴィハンスキ著

人間は生まれた時に生殖器の形状により、ごくわずかな非定型の人を除けば男性と女性に分けられます。 そしてそれに従って「男・女」として育てられて行きます。 その違いは生殖器だけでなく脳の中にも存在するという説が古くからあり、「男性脳・女性脳」な…

「人類冬眠計画」砂川玄志郎著

SF小説では「人工冬眠」で眠っている乗員を乗せて宇宙船がはるばる彼方の星へ向かうという光景が描かれることも普通ですが、実際には人間を冬眠させるということは今はできません。 著者の砂川さんは医者になって最初は小児科の臨床医として重病の患者さんを…

「『木』から辿る人類史」ローランド・エノス著

人類史を見ていくと、石器や青銅器、鉄器といったものが重要視されています。 しかし本書著者のエノス氏によれば人類の歴史において本当に重要だったのは「木」だということです。 ところが「木」というものは歴史史料としてはほとんど発掘されることも無く…

日本におけるガンのリスク要因は何か、リスク学者永井孝志さんのブログより。

リスク学者永井孝志さんのブログで、「日本におけるガンのリスク要因は何か」という記事が掲載されていました。 nagaitakashi.net 少し前にこのブログでは除草剤グリホサートの発がん性についてという記事が掲載されていましたが、そのリスクはあったとして…

有名ラーメン店店主が飼い猫に噛まれて死亡。動物由来の感染症は急激に悪化する場合もある。

有名ラーメン店の店主が飼い猫に噛まれ、どんどんと悪化していき10日で死亡したというニュースが話題を集めています。 news.yahoo.co.jp まだ死因は特定されていないようですが、このような動物と人間に共通する感染症は「人畜共通感染症」と言われ、多くの…

「気候変動と『日本人』20万年史」川幡穂高著

かつての歴史学界では気候変動のことを持ち出すと批判されていたということですが、最近の研究では明らかに気候変動により大きな社会変動が同調して起きていたことが分かってきています。 当然の話で、気候変動は食料生産に密接に関係するはずであり影響がな…

アニサキス症が増加しているとか。

魚介類に寄生していて生きたまま食べると胃壁を食い荒らして激痛が走るというアニサキス症が増加しているそうです。 これについて東洋経済オンラインが杉山広さんという専門家の話を聞いてまとめたものが掲載されていました。 toyokeizai.net 魚に寄生してい…

「道を見つける力 人類はナビゲーションで進化した」M・R・オコナ―著

最近はGPS機器の発達でスマホを手にすれば完璧なほどの道案内ができるようです。 しかしほんの少し前、人類が荒野を歩き回り獲物を探していた時代にはGPSなどなくても狩場から家族のもとに帰らなければならず、それを誰もがやっていたはずです。 本書著者の…

「免疫学の基本」松本健治監修

感染症流行が止まらないためか、テレビを見ても「菌が・菌が」の大合唱の次によく出てくるのが「免疫力を強めるために何々(健康食品など)を」といったコマーシャルが溢れています。 しかしその割に免疫というものについて、ちゃんと知っているという人はほ…

「分類思考の世界 なぜヒトは万物を『種』に分けるのか」三中信宏著

生物を「種」というものに分類するということはだいたい誰でも知っていることでしょう。 動物園に行けばおそらく和名とともにアルファベットで学名も書かれているのを見ることができます。 しかし、その「種」とはいったい何だろうと考えると、それほど簡単…

「稲作が温暖化促進」だから何だっつうの。

東洋経済オンラインにジャーナリストの青沼陽一郎さんと言う方が書いていたものです。 toyokeizai.net 稲作の光景を日本の原風景などと呼ぶ人もいますが、(私はまったく同意できませんが)そのような水田が広がる状況は、温室効果ガスを大量に排出している…

何でも「藻まかせ」畜産飼料も藻で賄えば肉が食べ放題?

畜産飼料が不足するかもという不安が大きくなっており、代替肉などという中途半端な技術がもてはやされていますが、そんなものは必要ない、肉が十分に供給できるという夢のような話です。 news.yahoo.co.jp アメリカ・カリフォルニアの「FYTO」という企業が…

過去に新型コロナウイルスに感染した人でもオミクロン株には再感染しやすい。忽那賢志さんの解説より。

医学関係の解説では頼りにしている忽那さんですが、新型コロナウイルスの再感染に関しての疑問にも答えを出してくれました。 news.yahoo.co.jp 一般の感染症と同様、一度感染した人は再感染しにくいという現象は見られるようですが、それでも感染後9か月を過…

「面白くて眠れなくなる進化論」長谷川英祐著

「面白くて眠れなくなる」というシリーズの本は科学の色々な分野について一般向けに分かりやすく専門家が説明するというものですが、この回の「進化論」については他にも「面白くて眠れなくなる生物学」なども書いている進化生物学者の長谷川さんが執筆しま…

新型コロナウイルス感染者急増、変異株オミクロンBA5のせいか。

あっちの話題はもう少しはっきりしないと分からないようなのでおいておいて。 新型コロナウイルス感染者がまたも急増、その要因はいつものように「感染対策がおざなり」という指摘もありますが、やはり変異株の中でもオミクロンBA5というタイプへの移行でし…

サル痘について分かっていること、忽那賢志さんの解説より

医学関係の解説では非常に分かりやすくまとまっている忽那賢志さんの解説で、「サル痘について分かっていること」というものが掲載されていました。 news.yahoo.co.jp 特にヨーロッパで患者発生が見られるということで大騒ぎになっているようです。 アフリカ…

新型コロナウイルス(Covid-19)再感染が起きていないとしたらその意味は。

新型コロナウイルス感染について、数日前にいくつかの疑問点をあげましたが、その中で「再感染しているのかどうか」ということにも触れました。 国立感染研の発表資料をみても、感染者数の中での再感染が明らかな人の数字というものは出ていません。 わずか…

緑茶で高血圧薬の効果が下がる?ちょっと気になる記事。

緑茶を飲むと高血圧薬の効果が下がるという研究結果が報告されたというニュースがありました。 高血圧で薬を2種類飲んでいる身としてはちょっと気になりました。 www.minyu-net.com 福島医大の三坂さんという方の研究報告で、降圧剤「ナドロール」を緑茶を日…

マスクをしていると熱中症になるのか、リスク学の観点から永井孝志さんのブログより。

早くも蒸し暑さが到来し、またコロナウイルス流行も少し落ち着いたように見えるからでしょうか、「熱中症のリスクがあるからマスクは外しても良いのか」といった話が聞かれるようになりました。 これについて、リスク学者永井孝志さんのブログで論じています…

白米は食べるのが良いのか食べない方が良いのか、栄養疫学者村上健太郎さんのブログより。

白米を食べると糖尿病になるとか、いろいろな話が出ています。 この件について栄養疫学の研究者村上健太郎さんがブログで書いています。 kmnutri.com なお、このレビューは様々な研究者の研究成果の論文を集めて検討したもので、系統的レビューと言います。 …