爽風上々のブログ

熊本の片田舎に住むリタイア読書人がその時々の心に触れたものを書き散らしています。読んだ本の感想がメインですが(読書記録)、エネルギー問題、食品問題など、また政治経済・環境問題など興味のあるものには触れていきます。

2023-07-01から1ヶ月間の記事一覧

キッシンジャー北京を私的に訪れ、習近平などと会談

「賀茂川耕助のブログ」で紹介されていますが、ヘンリー・キッシンジャーが私的に北京を訪れ、習近平や李尚福国防相たちと会談しているそうです。 kamogawakosuke.infoPepe Escobarという人の書いた記事の翻訳ですが、他のメディアには全く見られない情報で…

「季語の科学」尾池和夫著

俳句には季語というものが必要です。 それは、四季の移り変わりがはっきりしている日本に生まれた文学ならではのことなのでしょう。 そういった季語ですが、その性質や内容についてはあまり認識されることもないまま、使われているのかもしれません。 それを…

ロシアはアフリカ諸国を味方に引き入れようと必死。首脳を招いて会談。

ロシアはアフリカ諸国の首脳を招きプーチンと会談、農産物の一部無償供与などを打ち出していますが、アフリカ首脳はウクライナとの停戦を求めるなど、プーチンの思惑通りではないと印象付けた報道となっています。 jp.reuters.com他の欧米系メディアも、ロシ…

アスパルテームの安全性について、畝山千賀子さんにインタビュー

IARC(国際がん研究機関)でアスパルテームの発がん性の分類を2Bにしたということが大きく報道されましたが、それについてFOOCOMNETで森田満樹さんが畝山千賀子さんにインタビューした記事が掲載されました。 foocom.net 畝山さんは国立医薬品食品衛生研究…

「地球沸騰化の時代?」グテーレス国連事務総長の名言?

グテーレス国連事務総長が、世界の平均気温が最高となったということを受け、「地球は温暖化の時代をすぎ沸騰化となった」と語ったそうです。 www.bbc.comさすがに国連でも事務総長に上り詰めるほどの人ですから、言葉をもてあそぶことには長けているようで…

八代市立博物館未来の森ミュージアム、夏季特別展覧会「なりわいの道具」見てきました。

一般会員として会費を払っており、展覧会は無料で見ることができますので、今回も夏季特別展覧会「なりわいの道具」というのを見に行ってきました。 いつもの展示会では美術品や骨董品が多いのですが、今回は珍しく民俗学的なもので、つい最近まで使われてい…

日本維新の会は「第2自民党」なのか。

日本維新の会の馬場代表(いろんなことをしゃべっています)が、維新の会は「第2自民党」だと公言したそうです。 www.tokyo-np.co.jp唖然とするような発言ですが、野党勢力が振るわない中で維新のみ勢力を伸ばそうとしている理由がそこにあるとも言える内容…

太陽光発電の二酸化炭素排出は実際には非常に多いという指摘。

またも杉山大志さんの記事です。 引用することが多いのですが、私の考えている問題点と非常によく一致することを書いていることが多いので、参考になります。 agora-web.jp太陽光発電の二酸化炭素排出は実際には非常に多く、天然ガス火力の半分に達するとい…

「ノーベル化学賞に輝いた研究のすごいところをわかりやすく説明してみた」山口悟著

毎年3人ずつの受賞者が出るノーベル化学賞、毎年受賞者の研究内容の紹介がされますが、おそらくほとんどの人はその意味も分からないことでしょう。 そこで、その受賞研究のどこがすごいのか、わかりやすく説明してみようということです。 化学賞は日本人も数…

またも「夢の話」になりそこなった話「酒類業のマーケティング」

このところ繰り返し見ている夢が「会社でマーケティングについて調査し発表する」というものです。 これもどうも書きづらい話で、単に夢だからと適当に書くのもまだ気が引ける(もう退社後10年以上経っていますが)ということもあります。 そんなわけで、ま…

松井秀喜氏が野球、そして甲子園について語る。思い切った内容だがまだまだ。

元超有名甲子園球児、そして巨人からヤンキースへと野球人生を送った松井秀喜氏が現在の野球界の状況について語ったそうです。 news.yahoo.co.jp酷暑の中での甲子園大会はやはり相当な問題を抱えているという認識のようで、夏休みの前半、後半に分けて2部制…

「俗語発掘記 消えたことば辞典」米川明彦著

言葉は新しくできるものもあり、消えていくものもあり、世の流れに従って言葉も流れているかのようです。 実体を示す言葉の場合はその実体が失われることによっても言葉も消えることがありますが、この本で扱う「俗語」というものはそれよりはるかに速い周期…

今度は「地中水素」何でもありの魑魅魍魎状態

化石燃料エネルギーに代わるエネルギー源の決定版が見つからないためか、次々と変な話が飛び出してきますが、今度は「地中水素」だそうです。 forbesjapan.com オハイオ州立大学教授と称する人物が、地中水素の発掘と抽出の特許を取っており、数年のうちには…

クリーンエネルギーの本当のところ

これまでの化石燃料に代わって、二酸化炭素を排出しないクリーンエネルギー、(グリーンエネルギー)というものを使わなければならないと言われています。 太陽光発電、風力発電の他、水力発電や地熱発電もそれに含めています。 これらの施設の紹介の際には…

大相撲名古屋場所終了、関脇豊昇龍が初優勝と大関昇進を決める

引退した老人の楽しみ、大相撲の名古屋場所が終了しました。 関脇豊昇龍が初優勝を決め、大関昇進も果たしました。 news.yahoo.co.jp 大関貴景勝が始めから休場、横綱照ノ富士も途中休場というのはやや期待外れでしたが、三人の関脇が大関取りを狙うというこ…

「世界史の叡智」本村凌二著

著者は古代ローマ史が専門の歴史学者ですが、その時代にとどまらず古今東西の歴史上の人物で勇気、寛容、先見性が優れていたと感じる51人を選び、その事績と優れた面を紹介しようという本です。 選ばれているのはギリシャローマ、西欧だけに止まらないため、…

「熱中症予防」のために食塩摂取するリスク

毎日非常な高温になったということもあり、テレビニュースでは熱中症により多くの人が救急搬送されたと報道されています。 熱中症になった場合には塩分摂取と言われていますが、それを「予防」のためと勘違いする人が多く、暑いというだけで塩分を含む飲料な…

「ユダヤ人とユダヤ教」市川裕著

ユダヤ人、ユダヤ教というとかなり難しい問題のように感じます。 ユダヤ人とはどういう人々か、ユダヤ教とはどういった宗教なのか。 それには多くの違った見解がありそうですし、論争にもなっています。 どうやらユダヤ人当人たちの間でも様々な意見があるこ…

三浦半島の思い出

この前もこんなことがありましたが、「三浦半島にまつわる夢」を見てしまいまして、それを「夢の話」で書こうかとも思ったのですが、あまりにもまとまりもなく、夢の中で自分の思考が向かっている先もはっきりしないという、変な夢だったのでそれはあきらめ…

「古代エジプト全史」河合望著

ピラミッドやスフィンクスを作ったことや、ミイラの発掘、「エジプトはナイルの賜物」という言葉、クレオパトラで終わった古代エジプト、そういった断片的な知識しかない古代エジプトですが、それをざっと通して見ればどうなるか。 それを一冊の本にしてしま…

ウクライナからの穀物輸出が困難に。また食料価格に跳ね返るか。

ウクライナからの穀物輸出の協定からロシアが離脱したと思ったら、ウクライナに入港する船は事実上攻撃するという態度を示し、穀物の運び出しが困難となりました。 日本に直接輸入されることはほとんど無いのでしょうが、アフリカやアジア向けの小麦が滞るこ…

「食べるとはどういうこといか」佐藤洋一郎著

本書は「食べる」ということについてありとあらゆる方向から見ていこうという、非常に欲張った内容となっていますが、これは著者の佐藤さんの「食文化をトータルに考える学問は無い」という思いからできているものです。 学問の分野というものはどんどんと細…

台湾の最大の弱点はエネルギー供給

賀茂川耕助のブログで、「台湾の最大の弱点はエネルギー供給」という記事が紹介されていました。 kamogawakosuke.info元記事がどこのものかはよく分かりませんが、Jeff Kucharskiという方の署名が付いています。 台湾は半導体の製造で世界でも一番の供給力を…

「日本の取引慣行」三輪芳朗著

かつて、「日米構造協議」というものがありました。 これは、1985年にプラザ合意というものがあり、それにより急激な円高となったもののアメリカの対日赤字がほとんど減らないということに業を煮やした米政府が、日本の状況にその原因があるからだとして日米…

「脱炭素に向けて”補助金世界大戦”が始まる」とか。もう狂気としか思えない。

Diamond Onlineに掲載されていた記事ですが、全部を読めるのは有料会員のみということで、最初の1ページしか分かりません。 しかし、その部分だけでも十分でしょう。 diamond.jp カーボンニュートラル達成のための脱炭素に向け、主要先進国では大規模な補助…

「すばらしい人体」山本健人著

生物の身体の仕組みというものは知れば知るほど奇跡としか思えないほどうまくできています。 そういった仕組みについて、身体全体について様々な事例とそれにまつわる医学の発展といったことが書かれています。 著者の山本さんは現役の外科医ですが、人体全…

「気候変動がひどいから化石燃料使用を止めて温暖化を防ごう」では話が進まない

テレビのワイドショーを見ていたら、東北地方のひどい水害の様子を報じた後、「これほどひどい気候変動になっても、温暖化を防ぐために化石燃料使用削減という方向には向かない」と嘆いていました。 気候変動がひどいから、二酸化炭素排出削減という方向に向…

「カキナーレ 若者の本音ノートを読む」深谷純一編著

著者の深谷さんは長年高校の国語教諭を勤めてきましたが、生徒の作文指導には困っていたそうです。 課題を与えてそれについて書けと言ってもほとんど文章が書けない生徒たちばかりでした。 そこで、教室に一冊のノートを置き、誰でもいつでも、何についてで…

またも悲惨な水難事故、溺れた子どもさんを助けようと父親が泳ぎ寄り、父親に掴まって子供は助かるが父親が死亡

山陰の海水浴場で、またも気の毒な水難事故が発生しました。 news.yahoo.co.jp家族で海水浴に来ていたのですが、子供二人(小学生)が流され、それを助けようと泳いでいった父親(45歳)が溺れて死亡したということです。 子供は父親に掴まっていて助かりま…

アスパルテームの発がん性、松永和紀さんの解説

アスパルテームの発がん性について、国際がん研究機関(IARC)がランク付けしたということで報道であれこれ言われていますが、それについて松永和紀さんの解説です。 wedge.ismedia.jp IARCは一応、WHOの関係機関ということで、どうしても注目されがちですが…