爽風上々のブログ

熊本の片田舎に住むリタイア読書人がその時々の心に触れたものを書き散らしています。読んだ本の感想がメインですが(読書記録)、エネルギー問題、食品問題など、また政治経済・環境問題など興味のあるものには触れていきます。

2022-05-01から1ヶ月間の記事一覧

「夜間ソーラー実験成功」って、こんなものニューズウィークが報道する価値あるの。

ソーラー発電が人類の希望のような幻想が振りまかれていますが、その最大の弱点が「昼間しか使えない」ことだということは誰でも知っていることです。 しかし「夜間ソーラー」実験成功などと言う文字を見ればおやっと思うかもしれません。 ニューズウィーク…

桜を見る会はまだ続いている。サントリーの不買運動

安倍政権が多数のお友達を招待しただ酒を飲ませた桜を見る会のスキャンダルは無理やり幕引きをはかり収まったかのようですが、まだ余波が続いていたようで。 このところツイッターで「サントリー不買」という文字が目立ったので何があったのかと思っていたの…

「戦争の危機が増したから軍事費を増やす」は正しいのか。

ロシアのウクライナ侵攻という大きな事件が起きて以来、戦争の脅威が増しているから防衛費(もう軍事費と言った方が正確ですが)も増やさなければならないという論調が力を増してきました。 陰謀論的解釈から言えば「それで利益を受ける者がその事態を作り出…

「あだな、呼び捨ては禁止」って、問題はそこじゃないような気も。,

小学校で「あだな」や「呼び捨て」を禁止するということが広がっているようです。 www.yomiuri.co.jp 確かに身体のマイナス面での特徴などをあだ名にするということも多かったでしょうから、そういうものは止めさせるというのは理解できますが、呼び捨ても禁…

「生死を分ける、山の遭難回避術」羽根田治著

山岳関係のライターということですが、遭難防止についての本を多く書かれている羽根田さんが分かりやすく山岳遭難回避について解説しています。 山岳遭難事故は増え続けていますが、これにはかつて若い時に登山をしていた人たちが現役引退して時間ができたた…

高野茂さんの講演会、聞いてきました。

「古文書に見える中世の八代」という本を読みましたが、その著者の高野茂さんの講演会が開かれたので出席してきました。 古代から様々な歴史が繰り広げられた八代地方ですが、それに関連する文書資料を丹念に調査研究してきた高野さんの話は興味深いものでし…

「古文書に見える 中世の八代」高野茂著

著者の高野さんは熊本県の高校教諭を長く勤めましたが、そのかたわら古文書の調査研究を行ってきたそうです。 30年前に八代市立博物館が開設され、その友の会が結成されたのですが、その会報「松籟」にずっと「古文書に見える八代」と題した連載記事を書いて…

八代市松濱軒の花しょうぶ

八代市の八代城跡のすぐそばにある松濱軒の花しょうぶが満開だということで見に行ってきました。 松濱軒は肥後細川藩の支城として建てられた八代城を預かった家老松井家がお茶屋として建てたもので、最初に建てられたのは元禄元年(1688年)ということです。…

経団連十倉会長インタビュー「脱炭素化を成長の切り札に」だそうです。

経団連の十倉会長がNHKのインタビューに答えたものが朝の番組で流されていました。(ネタの宝庫でいつも参考にさせてもらっています) 「脱炭素化を成長の切り札に」するということで、世界に先駆けて技術開発などを行い、総額400兆円の投資をするとか。 政…

「発酵文化人類学」小倉ヒラク著

発酵文化人類学とは著者の造語ですが、人間の生活には発酵というものが深く関わっており、民族によりそして地域により様々な形で発酵というものを利用しているのですから、文化人類学的に発酵を考えていくというのも面白いアプローチかもしれません。 著者の…

夢の話「蒸気機関車の写真を撮りに行く」

少年の頃から鉄道写真に目覚め撮影旅行というものもしてきましたが、今回の夢はどうやら現在のことのようです。 蒸気機関車の特別列車が走るということで撮影に行きます。 その場所は沿線からというわけではなく、列車の到着駅で撮影するつもりのようです。 …

脱炭素化などを進めるとどういうことになるのか。

あるところで、太陽光発電を使って電力自給をするシステムについて解説している専門家の記事を見ました。(もう検索不能) その概略は、太陽光発電のみで電力需要を満たすには蓄電池だけでは不可能。水電解水素製造装置と水素電池を組み合わせた蓄電システム…

洋上風力発電は日本をますます貧しくする。常葉大学名誉教授山本隆三さんの解説より

風力発電などは日本ではほとんど成り立たないと思っていますが、それについて専門的な解説が山本隆三さんにより書かれていました。 wedge.ismedia.jp 主張のすべてに納得できるわけではないのですが、その論拠はさすがにはっきりとしています。 ロシア産の化…

子供の名付けと日本語

キラキラネームやら難読名付けやら、徐々におかしなことになっていると思っていたら、戸籍に読み仮名を付けるなどと言う政府方針が出たために一気に情勢が混沌としてしまいました。 政府の考えはどうも単に「デジタル化がやりにくい」といったバカな魂胆から…

何のために来たのか分からないようなバイデンだが、色々と波紋を広げてくれた。

就任以来初めてのバイデン大統領の韓日訪問ですが、何のために来る必要があったのかよく分かりませんが色々と問題発言を連発してくれたようです。 news.yahoo.co.jp やはりこちらではウクライナ情勢などよりも対中国政策が大事だということでしょうか。 しか…

「源頼朝 武家政治の創始者」元木泰雄著

ちょうど今ドラマで源頼朝の時代を放映していますが、そのあまりにも若者向けを意識しすぎたような描写に少し辟易するものの、それでは自分はその時代の何を知っているのだろうかと自省しても、実際にはほとんど知らないということに驚きます。 だからという…

サル痘について分かっていること、忽那賢志さんの解説

日本ではまだ感染者が確認されていないものの、欧米では次々と検出され話題になっている「サル痘」について、忽那さんの解説です。 news.yahoo.co.jp サル痘は天然痘と似た症状のウイルス感染症ですが、天然痘より感染力が低く重症化も少ないということです…

「ネーミング全史」岩永嘉弘著

商品の名付けというものは重要であり、同じような品質性能の商品でもその名前で売れ行きが全く違うということもよくありそうです。 本書はコピーライターとして活躍しながらネーミングというものの重要性にも早くから着目し、数々の話題になったネーミング作…

夢の話「同窓会の開催を前日になって思い出して焦る」

もう丸三年、同窓会などの開催ができない状態が続いていますので、そろそろという気持ちが強く、時々その関連の夢を見ます。 しかし今回の夢は「同窓会出席の返事をしていながら、完全に忘れていて前日になって思い出す」という、ちょっと捻った状況になって…

杉の葉を使った除菌アルコール、NHKの情報番組より。

NHKの朝の情報番組を見ていると、たまに(しょっちゅう)突っ込みどころ満載のものが流れて楽しませてくれます。 今回も「杉の葉を使った除菌アルコール」だそうです。 対象の製品は次のものでした。 www.nikkei.com 医薬品卸のサノという会社が開発というこ…

インフレが進行する懸念、米山隆一さんのツイートより

インフレが進行する懸念がアメリカで強まっているということについて、米山隆一さんのツイートです。 このツイートの元となったYAHOOニュースはそれほど多くのことを述べているわけではなく、上記の文章がほとんどです。 米山さんはツイッターでも色々と発言…

「戦争画とニッポン」椹木野衣、会田誠著

第二次大戦に至る戦争の時代に、日本は画家たちを動員して戦争を描かせました。 彼らは戦地に従軍し見た光景を絵にしていきました。 しかし戦争に負けた後はそれらの絵は顧みられることもなくなり、さらに画家も戦犯になるという噂も流れたために闇に葬られ…

ウクライナ紛争は世界的な食料危機を引き起こすか。

私はどうもエネルギー関連に目が向きがちですが、ウクライナの戦争状態は世界的な食料危機を引き起こす危険性の方が大きいようです。 www.bbc.com 国連の発表として報道されたのは、今後何か月かのうちに世界的な食料不足が発生する恐れがあるというものです…

「民話と伝承の絶景36」石橋睦美著

著者の石橋さんは民話や伝承の溢れる日本各地を旅をして回り、その現場を見て歩くということをされているのですが、本業は写真撮影の方で力量も相当の方とお見受けします。 そこで各地の民話の里で撮影した写真とその話をとを絡めその36か所を紹介するという…

物価高対策に2兆7000億円、すべて赤字国債。いつまで打ち出の小槌をふり続けるのか。

コロナ禍やウクライナ情勢の影響で海外からの原油や穀物価格が上昇し、物価が上がってきていますが、その対策として政府は2兆7000億円の支出を決め、それらの財源はすべて赤字国債で賄うそうです。 www3.nhk.or.jp デフレで困窮した経済を立て直すと称しアベ…

「諡おくりな 天皇の呼び名」野村朋弘著

諡号(しごう)は「おくりな」とも呼ばれ、天皇の死後に付けられる呼び名です。 現在の天皇は「今上天皇」ですが、明治以降一世一元ということになり、その元号が諡号とされるのは間違いありませんので、死後には「令和天皇」と呼ばれるのでしょうが、現在は…

金で釣ってのマイナンバーカードごり押しさらに広がる。健康保険証登録で7500円

使いようのないマイナンバーカードを何とか広めようと、金で釣っての普及作戦第2弾が始まりました。 健康保険証としてマイナンバーカードを使えるように登録で7500ポイント、国からの給付金を受け取る公金受け取り口座の登録でさらに7500ポイントということ…

「戸籍に読み仮名」となりそうだが、「キラキラネーム」容認になってしまうのか。

日本の戸籍には現在は「漢字の読み」は登録されていないということは知られていることだと思いますが、「デジタル化の妨げとなる」として「漢字に読み仮名をつける」ことになりそうです。 www3.nhk.or.jp 法務大臣の諮問機関である法制審議会で中間試案をま…

「Brain Age(脳年齢)」って若いほど良いの?

時間ばかり余ってしまう隠居生活なので、ネットゲームも相当長くやっています。 すると頻繁に他のゲームのCMが入ってきますが、それを避けるために金を払うなどということができるはずもなく、いつも我慢してみていますが。 その中に最近、パズルゲームのCM…

「日本は水素でも後れを取るのか」だそうで。

NHKを朝から見ていると時々面白い話を見聞きできます。 まあ高い受信料を払っているのだから少しくらいは楽しませてもらってもいいのでしょう。 今回は「日本は水素でも後れを取るのか」と、欧米や中国に比べて進行が遅い日本の水素エネルギー政策についてと…