爽風上々のブログ

熊本の片田舎に住むリタイア読書人がその時々の心に触れたものを書き散らしています。読んだ本の感想がメインですが(読書記録)、エネルギー問題、食品問題など、また政治経済・環境問題など興味のあるものには触れていきます。

環境資源

「地球を壊す暮らし方」ウルリッヒ・ブラント、マークス・ヴィッセン著

気候変動などに対するために環境に配慮するといったことが大きく支持を集め、脱炭素化などという掛け声だけは強くなっています。 しかし、それを唱える人々の暮らし方を見ればその中味はこれまでとほとんど変わらず、「帝国型生活様式」そのままではないか。…

「結局、ウナギは食べていいのか問題」海部健三著

ウナギがどんどんと減少していき、「絶滅危惧種」に指定されるとかいった話題も出るようになりました。 それでも、価格高騰しているとはいえ夏の土用の丑の日あたりにはスーパーでは蒲焼が並んでいますが、「本当にこれ食べていいの」と感じる人も多いのでは…

石油価格高騰で石油元売り会社に補助金、これで本当に価格が下がるのか。

石油価格が高騰し、ガソリンも平均で1リットルあたり170円以上という状況が続いています。 その対応として政府は石油元売り会社へ補助金を出して価格を抑制するということを始めるそうです。 www.nikkei.com こういった対応は初の発動ということで、これが本…

宍道湖のワカサギ漁獲量減少はネオニコチノイド農薬のせいなのか。

宍道湖のワカサギ漁獲量が激減した時期が、ネオニコチノイド系という農薬が普及した時期と一致するということで、その因果関係を主張する学説を発表した研究者がいたということから、話題になっています。 それについて、FOOCOM.NETの専門家コラムで斎藤勲さ…

「LEDレタス」なんていうのも相当おかしな話だと思っていたら、さらにひどい「ゼロカーボンレタス」

テレビで「LEDレタス」なんていうものを放映していて、かなり嫌な気分になっていたので、何かそれにまつわる話が無いかと思って検索していたら、もっとひどい話「ゼロカーボンレタス」なんていうニュースを発見してしまいました。 www.asahi.com 新聞サイト…

「グリーン・ウォッシュ」とは何か

最近読んだ本、(”結局、ウナギは食べていいのか問題”海部健三著)の中で出てきた言葉ですが、内容についてはこれまでも数多く取り上げていたことでした。 ただし、「グリーン・ウォッシュ」という言い方は知りませんでした。 調べてみると、かなり話題にも…

「リスク評価はファクトではない」、リスク学者永井孝志さんのブログより。

リスク学者永井孝志さんのブログ「リスクと共により良く生きるための基礎知識」はいつも注目していますが、今回は「リスク評価はファクトではない」という示唆に富む内容でした。 nagaitakashi.net 永井さんがある農業法人の方と一緒に話す機会があったそう…

docomoが「グリーン5G」だそうです。イメージだけ良くしようとしても内容はどうか。

NTTドコモが5G対応の部分だけでも「グリーンエネルギー」だと言い張るCMがやたらに目立ちます。 どうやら、まだまだごく一部しか対応できない5Gの分くらいなら再生可能エネルギー(何度も言っていますが、これもイメージだけの用語です)で賄えるだろうと…

生物多様性を守ろうなどと簡単に言うけれど、その覚悟は大変なものだということ。

SDGsの中でもうたわれている、「生物多様性」ですが、それがどういったものか、認識は進んでいないものと思われます。 sdgs.media SDGsの17の目標の中で、生物多様性に関係するのは主に14、15の「海・陸の豊かさを守ろう」というところでしょう。 これ…

「イギリスでは”はかり売り店”が急増」、良いことだとは思うけれど心配も。

NHKの朝のニュースを見ていたら、イギリスではこのところ”はかり売り”の店が急増しており、全英ですでに400店を越えているということです。 映像を見ると、食品や調味料、酒の他に石鹸やシャンプーなど、すべての品物がディスペンサーに入れられており、客は…

「地球科学者と巡る ジオパーク日本列島」神沼克伊著

ジオパークは世界遺産と同様にユネスコによって推進されている運動ですが、世界遺産ほどの知名度は無いようです。 しかし、日本列島というのは地学的な眼から見るとその様々な現象が集まっているかのような場所であり、2021年の時点で世界遺産認定が23である…

中国の穀物輸入量急拡大、世界的な需給バランスの崩壊につながるか。

中国の穀物輸入量が急拡大し、世界の穀物流通量の多くを占有しつつあるようです。 toyokeizai.net 中国も国内生産保護のために輸入量に制限を設けそれを越えると高額関税を課す体制になっているのですが、すでにその域を突破しているそうです。 中国では穀物…

「木を燃やして脱炭素という虚構と欺瞞」田中淳夫さんの主張より。

まあその主張の中にはやや疑問を感じさせるものもある、森林ジャーナリストの田中淳夫さんですが、今回の記事の内容は共感できるものでした。 news.yahoo.co.jp二酸化炭素排出削減と称して、バイオマス発電設備と言うものが建設されようとしています。 「木…

洋上風力発電に参入企業続々、金の亡者たちの目指すものは。

洋上風力発電とやらに参入企業が続々と出現。 様々な関連業界が広がっているようです。 www.nikkei.com海上に巨大な姿をさらす発電機。 これの建設にかかる資源やエネルギーは膨大なもののはずで、それをこの風車の回ることで発電される出力エネルギーで元が…

石油高騰に対して日本などが備蓄分を放出、それに対して産油国も対抗処置とか。

石油価格が急騰し消費国側はかなり厳しい状況となっています。 それに対して、アメリカや日本が石油備蓄を取り崩して放出し価格を抑えようとしていますが、それに対して産油国側は対抗処置をとるということです。 www.bloomberg.co.jp石油輸出国機構(OPEC)…

木質ペレットをアメリカから輸入、ってアメリカってそんなに森林資源が余ってたっけ。

Jパワーがアメリカのエンビバ・パートナーズという会社から年間500万トンのバイオ燃料を輸入し、火力発電で混焼して二酸化炭素排出を減らすというニュースです。 www.nikkei.com しかし、「エンビバ」で検索してみると「森林破壊」といった語句がずらっと並…

「脱炭素 太陽光・風力ではどうにもならない現実」東洋経済オンラインで三宅孝之さんという方の意見。

東洋経済オンラインに、三宅孝之さんという方の「脱炭素 太陽光・風力ではどうにもならない現実」という記事が載っていました。 toyokeizai.net 「どうにもならない」というのは同意見ですが、中にはちょっとどうもという部分もありました。 「カーボンニュ…

「資源争奪の世界史」平沼光著

世界の歴史を見ていくと、戦いというものが資源を奪い合ってのことだということが判ります。 この本ではそういった資源の争奪という点について描かれています。 ただし、「歴史」という意味が出ているのは前半部分であり、後半では現在そして将来についてま…

COP26閉幕、「石炭廃止」を明記できなかったことで、議長が涙。

グラスゴー(”イギリスの”と言うと違和感を覚える人も居るようです。”スコットランドの”)で開かれていたCOP26は、最終合意案の取りまとめに苦労したようで、会期を延長してようやく合意に達し、閉幕したようです。 news.yahoo.co.jpその場で、議長を務めた…

非効率なエネルギー技術に文明の将来を託す危険性

現代文明は「エネルギー依存」であるのは明らかであり、それも過度に依存している状態です。 そのエネルギーのほとんどは化石燃料であったのですが、その使用を制限しようということになり、その代替をめぐるドタバタ劇が繰り広げられています。 しかし、高…

「世界の天変地異」マッティン・ヘードベリ著

天変地異としか言いようのない現象が起こります(最近増えているかどうかは知りません) このところ、カメラやビデオを誰でも撮れるようになったためか、そういった映像・動画をよく目にしますが、それでも見たことのないような激しい現象というものはまだま…

東南アジア各国、「石炭火力発電削減」と言われても。

インドネシアなど東南アジア各国はCOPの議論で、仕方なくか「石炭火力発電の速やかな廃止」に賛同はするもののその見通しは厳しいようです。 news.yahoo.co.jp テレビのニュースの中で流されていましたが、石炭火力発電から脱しようにもインドネシアでは国内…

SDGsの経緯、ちょっとだけ分かった気がする

いろいろと詰め込み過ぎて変な形になってしまったような「SDGs」ですが、それがなぜこんな風になっているのか。 ちょっと調べてみました。 「SDGsの経緯」で検索すると、国連開発計画(UNDP)のページが出てきました。 www.jp.undp.org もう堂々と「SDGs…

SDGsのどこがおかしいか。

SDGsについては何度か取り上げていますが、よくお邪魔する雑草Zさんの「雑草の言葉」の中でもまた触れられていましたので、こちらでも別の観点から書いてみたいと思います。 zassou322006.blog.fc2.com 下の絵はよく見られますが、おなじみの絵ですね。17…

COP26では石炭火力発電に批判集中、しかし批判している連中も本当にその資格があるのか。「自然エネルギー認証」の必要性がある。

イギリスで開催中のCOP26では、予想通り石炭火力発電に批判が集中、その廃止時期を明らかにしていないということで日本を集中攻撃しているようです。 私は何度も繰り返しているように、この先のエネルギー逼迫状況では石炭火力発電が最後の頼みの綱となると…

COP26の会場に集結する世界の若者たち、真剣に考えているのか、「環境問題を考える」の近藤邦明さんが疑問。

COP26が開催され、例によって茶番劇が繰り広げられています。 会場の外にはグレタさんばかりでなく世界中の若者たちが集結し、会議出席の各国首脳たちに向けて気炎を上げているようです。 もはやCOP出席者などに何を言っても仕方ないと考えての事か、「環境…

「航空燃料も脱炭素」って言っても、そもそも飛行機っていうのは一番それが相応しくないのでは。

またまたエネルギーニュースネタですが。 全日空と日航がそろって「航空燃料の脱炭素化」を進めるというインタビューのニュースが流れていました。 代替航空燃料をSAFと言うそうですが、それへの転換を進めなければ国際的に運行もできなくなるとか。 www.san…

「レアメタルの地政学」ギョーム・ピトロン著

レアメタルという用語は日本独特のようで、非鉄金属の中で銅やアルミニウムといったベースメタル、および金銀の貴金属を除いたものを指しますが、これは英語ではマイナーメタルと呼び、英語でのレアメタルは日本でのレアアース、すなわち希土類元素を指すそ…

COP26いよいよ開幕、石炭火力発電とガソリン自動車に対する圧力が強まるだけか。

COP26が10月31日よりイギリスグラスゴーで開幕するということです。 www.jetro.go.jp「気候変動枠組み条約」の会議でなぜこれほどまでに「エネルギー」について話されるのか、それも問題なのですが、まあ今さらこんなことを言ってももう止められないのでしょ…

「サウジアラビアが二酸化炭素排出実質ゼロ」っていったい何のこと。

(こういったエネルギーに関わるトンデモ話がこのところ毎日のように出てきます。そろそろ飽きもきそうですが、まあそれでもくじけずに取り上げていきましょう) なんと、「サウジアラビアが2060年までに温暖化ガス排出実質ゼロを目指す」という、驚きの記事…