爽風上々のブログ

熊本の片田舎に住むリタイア読書人がその時々の心に触れたものを書き散らしています。読んだ本の感想がメインですが(読書記録)、エネルギー問題、食品問題など、また政治経済・環境問題など興味のあるものには触れていきます。

環境資源

荒廃農地を太陽光発電にするための条件緩和?

森林ジャーナリストという田中淳夫さんがまた太陽光発電についての情報を披露しています。 blogos.comこれまでは農地に太陽光発電装置設置ということには厳しい条件が付けられていました。 そのためか、山林などを切り払い設置ということがあちこちで相次ぎ…

誤った安心感を与える「人工酵母で雑草からエタノール」

MITの研究者たちが雑草のセルロースをエタノールに変える人工酵母を開発し、バイオエタノール製造に進んで行くそうです。 fabcross.jp 記事中にもあるように、現在のバイオエタノールと称するものはおもにトウモロコシを原料に作られていますので、食料と競…

「67億人の水」橋下淳司著

世界の多くの地域で水不足が大きな問題となっています。 日本では幸いにも世界でももっとも水資源が豊富な状況ですが、水源の土地を外国人(特に中国人と言われる)が買収し、水を奪おうとしているという噂が流れています。 著者は特に水の問題を中心に活動…

アルミの削りくずを水と反応させて水素発生、できるのは確かだがそんなもの実現できるはずもなし。

福岡工業大学というところで、アルミ加工工場などから生じるアルミの削りくずを使って水と反応させ「クリーンエネルギーとして期待される」水素を発生させるという研究?(ままごと?)をやっているそうです。 www.jc.fit.ac.jpこんなものがニュースで流れて…

正気か、バイオマス発電用の植物を「自力調達」

バイオマス発電用の植物を発電所構内で栽培する「栽培試験」を始めたというニュースです。 東北電力秋田発電所構内で、バイオマス発電の燃料となる植物の栽培試験を始めたそうです。 kahoku.news東北電力では現在でも石炭火力発電所で木材チップを燃やす「混…

再生可能エネルギー賦課金は実質的には電気料金の5割?杉山大志さんの指摘。

アゴラというサイトで、キャノングローバル戦略研究所の杉山大志さんという方が指摘していました。 agora-web.jp 私もこの前電気料金をじっくりと見たことがあり、毎月の再エネ賦課金が1000円以上にもなっているというとこで驚きましたが、実はそれよりもは…

奈良県がストップさせた大規模ソーラー発電プラント工事、あまりの杜撰さに驚く。

森林ジャーナリスト田中淳夫さんが報告した事例です。 news.yahoo.co.jp 奈良県平群町に建設が始まっていたメガソーラープラントの工事に重大な疑問が発覚したというもので、奈良県知事は工事の停止を命令しました。 地元の人々を中心に1000人の人が連名で工…

「水素製造のために原発稼働」なんて考える人が居ます。ご注意。

唖然とするようなニュースが流れました。 何と、「水素製造」のためと称して実験的原子炉を稼働させるというものです。 www.tokyo-np.co.jp 発電用に使われている軽水炉などの原発とは異なり、高温ガス炉と言われるタイプのもので、10年ぶりに運転するとか。…

バイオマス発電でゼロカーボン?破綻するのは目に見えている。

岡山県真庭市が、木材を使ったバイオマス発電でゼロカーボンを目指しているということです。 www.nikkei.com日経の方針か、細かいところは有料会員でなければ見られないニュースになっていますが、まあこれだけ見れば内容も検討は付きます。 木材のみを燃料…

使い捨てプラ製品規制強化、何か忘れてませんか

環境省と経済産業省は、プラスチックに使用量削減やリサイクル率アップのための新制度の具体案を示したそうです。 www.nikkei.com対象となるのは、コンビニやスーパーで配るストロー、マドラー、スプーン、ホテルのヘアブラシや歯ブラシ、クリーニング店のハ…

石炭火力発電全廃を迫るイギリス代表。露骨な恫喝にどう対処するのか。

COP26の共同議長を務めるイギリス特別代表が、日本に対して石炭火力を全廃しろという恫喝をしているそうです。 news.goo.ne.jp 石炭火力発電はもはや経済的ではなく、環境汚染が避けられないからだということですが。 さらに、2035年までに自動車も電気自動…

IPCCがいくら脅しても二酸化炭素排出が止まらない訳。

またいつものように温暖化の脅威についてIPCCが強調しています。 www.bbc.comたまたま?世界的に気象災害が起きているかのように報道されているため、これが温暖化の影響によるとしてさらに脅迫の色合いを強めているようです。 この脅しに屈服し、石炭火力発…

探せばすぐ出てくるニュース「中国の安いソーラーパネルは石炭火力で作られている」

太陽光発電のソーラーパネルは中国製が圧倒的に安いため、世界のマーケットを支配しています。 しかし、その中国製ソーラーパネルは実は安い石炭火力発電による電力で作られているという話です。 jp.wsj.com 記事はウォールストリートジャーナル日本版で、有…

EPR(エネルギー産出比)を考えていく上で、使用する機材の使用エネルギーを厳しく考えるべきか。

脱炭素化などという掛け声ばかりが響いていますが、それに応えて出てくるものが変なものばかりです。 これは絶対に「EPR(エネルギー産出比)」というものを考えてもいないということが明らかなのですが、その道の専門家らしき人々が出している数字を見ても…

サステナブル(持続可能性)とは何か その5まとめ

以上のように、「サステナブル」(持続可能性)とはそれほど簡単なものではなく、厳しいものだということは何となく分かっていただけたでしょうか。 SDGs「Sustainable Development Goals」などと言って、どう見ても「ちょっと良いことしています」程度のも…

「再エネ賦課金」が12.5%、いつまでこんなバカげたことが続くのか。

電力会社からの電気料金の通知が紙ではなくネットになるということで、その手続きをしました。 ついでながら、ほとんど内容なども見たことはなかったけれど、久々に目を通してみました。 我が家の前月電気料金は8106円だったのですが、その中で「再エネ賦課…

サステナブル(持続可能性)とは何か その4資源

資源についての持続可能性というのは、どうもはっきりしたものではありません。 まず「資源」という言葉で何を示すか。 鉄やアルミニウム、ニッケルなどの金属資源は確かに資源と言うべきでしょう。 しかし木材などの植物由来資源はどうするか。 同じ植物由…

サステナブル(持続可能性)とは何か その3エネルギー

人類は多くのエネルギーを使わなければ生存すら不可能です。 そのエネルギーの種類はどういったものでしょうか。 それは太陽の核融合によるエネルギー放射と、地球誕生の頃から蓄えられていたエネルギー(地熱・放射性物質)です。 太陽から放射されてくるエ…

南島原で「電圧フリッカ」が多発、この先全国に広がるかも。

長崎県の南島原で「電圧フリッカ」が多発しているという報告です。 news.yahoo.co.jp太陽光発電の割合の非常に多い地域ということですが、その電圧変動が直接この原因となっているわけではなく、停電検知の装置の機能のためだということです。 真夏の昼間に…

「サステナブル(持続可能性)」とは何か その2環境

色々な面でサステナブル(持続可能)を実現させるための問題があるはずですが、現在は環境、とくに二酸化炭素濃度上昇による温暖化と気候変動だけに意識が向いているような情勢です。 それも大切なのかもしれませんが、そこにだけ注目することによる弊害も多…

「サステナブル(持続可能性)」とは何か その1「サステナブルの意味」

最近聞くことが非常に多くなった言葉です。 ちょっと前までは「サステナブル」なんて言ってもほとんど誰も知らなかったでしょう。 まあ、今でも意味を理解している人がどれほどいるか怪しいものですが。 そんなわけで、ちょっと知ったかぶり解説。 サステナ…

「2030年には太陽光発電が最コスト安」って言ってもね。

経産省の試算で2030年には太陽光発電が「原子力を抜いて」コスト最安になるということが発表されました。 news.yahoo.co.jp上記のニュースでは「原発の発電コスト上昇」の方に力点が置かれているようですが、最も問題なのは「太陽光発電がトップ」という方で…

「太陽光発電を増やせばCO2が減るというのは幻想」元日立製作所の櫻井さんという方が数字を挙げて説明。

太陽光発電や風力発電などの、いわゆる「再生可能エネルギー」などはいくら増やしても化石燃料エネルギーの代替にはなり得ず、エネルギーと資源の無駄使いでしかないということは、ここで繰り返し書いていますが、元日立製作所という櫻井さんという方が、詳…

「エネルギーの物語」マイケル・E・ウェバー著

エネルギーをめぐる諸問題がかつてないほどに大きくなっていますが、しかしエネルギーとはどういうものかということが、意外に知られていないようです。 この本はアメリカのテキサス大学でエネルギー資源学の教授をしているという、著者が現在の社会がどうエ…

日本には二酸化炭素と水は溢れるほどあるから資源国?こういう勘違いをさせるから「脱炭素」運動は危険。

華麗な経歴を誇る佐藤ゆかりさんが、冒頭のような意見を述べています。 mainichi.jp 国内では溢れるほどの二酸化炭素排出があり、また電気分解すれば水素を山ほど作れる原料となる水も豊富なので、これらを反応させればいくらでも燃料や有機化学原料になる炭…

「脱炭素ブームのウラで本当に起きていること」きわめて当然な指摘

gendai.ismediaというところで週刊エコノミストの編集委員金山隆一さんと言う方が指摘していることはまさに当然すぎるものと感じますが、これをまったく気にもしていない人が多すぎるようです。 gendai.ismedia.jpこの記事の中では数々の情報が紹介されてい…

「脱炭素」で世界はどうなるのか。

「脱炭素化」という掛け声が世界中に鳴り響いているようなニュースが飛び交っていますが、これで本当のところどうなるのか。 ごく簡単に整理してみると、 「二酸化炭素濃度の上昇で温暖化が進む」 「気候変動で災害が多発し危険」 「二酸化炭素の主要な発生…

脱エネルギー社会では科学はどうなるのか。

化石燃料を使わないようにという、脱炭素化という動きは、その前提に疑問があるとはいえ、私の言う「脱エネルギー化」と一見似ているようには見えます。 しかし、世間の言う「脱炭素化」ではエネルギー使用はこれまで以上に使用量を増やすように考えているよ…

再生可能エネルギーが森林破壊?保安林解除をスピードアップ。

森林ジャーナリストの田中淳夫さんが大変な問題を提起しています。 news.yahoo.co.jp 太陽光発電、風力発電、バイオマス発電など、再生可能エネルギーと呼ばれているものの立地の多くは森林であり、日本ではその多くが森林保全のための保安林に指定されてい…

やはり「水素」に望みをかけて「世界トップ」への夢を見る。

「水素」に望みをかける企業などのシンポジウムが行われたという、テレビ朝日系列のニュースです。 news.yahoo.co.jp川崎重工やJERA(東電・中電出資の発電会社)などの経営陣が出席し、放言を繰り返したようです。 風力発電などではヨーロッパに大きく後れ…