爽風上々のブログ

熊本の片田舎に住むリタイア読書人がその時々の心に触れたものを書き散らしています。読んだ本の感想がメインですが(読書記録)、エネルギー問題、食品問題など、また政治経済・環境問題など興味のあるものには触れていきます。

2018-11-01から1ヶ月間の記事一覧

夢の話「大学の試験で追試」

大学の試験で不合格という夢は何度も見ているような気がしていましたが、この「夢の話」では書いていなかったようです。 今日の夢の中では、大学4年ですでに就職内定。 であるにも関わらず、最後の試験で合格点に届かず追試というものです。 しかも、授業出…

「サピエンス全史 下」ユヴァル・ノア・ハラリ著

翻訳物の長編で、上下巻があるものはたいてい上巻だけでもういいやとなるのですが、この本は上巻の出来がかなりのものと感じたので、続けて下巻も読んでみました。 しかし、ちょっとがっかり。 人類の歴史というものを、細かな史実などは取り上げずに大きな…

外国人労働者の受け入れ拡大は慎重に

あまりにも拙速な衆議院通過には驚きますが、その法案の内容が何も決まっていないというのには、もっと驚きました。 後から、官僚の連中が適当に決めますというのですが、そんなもの法案でもないだろうに。 もちろんのことながら、多くの評論家も批判をして…

「世界を揺るがすトランプイズム」池上彰著

いつも鋭い視点と正確な分析で世界の情勢を説明している池上さんですが、これは2017年2月、アメリカでトランプ大統領が就任した直後に書かれた、トランプ政治についての観測です。 それから2年弱経過していますが、この本で語られていることはいくつかは違う…

ゴーン逮捕は仏マクロン大統領の謀略崩し? 田中宇さんの国際ニュース解説より

田中宇さんの「国際ニュース解説」によれば、日産自動車のゴーン会長の逮捕は、フランスのマクロン大統領の「ルノー日産三菱」統合によって経営の実権をフランス側に握らせさらに利益を吸い上げようとする謀略を止めるためのものだということです。 tanakane…

「辞書のすきま すきまの言葉」清水由美著 トム・ガリー監修

日本語を英語にしようとする場合、なかなかピッタリの言葉が見つからないということがあるようです。 どうしようもないときは、「MOTTAINAI」のように日本語そのままで使う場合もあるようです。 これは、どうやら日本人と英米人の物事の捉え方、考え方、生活…

大阪万博、建設費だけで1200億、総費用はいくらになるのか

大阪万博開催決定より数日、これは自分の功績だという連中も何人も出てくるという惨状ですが、会場建設費だけで1200億円という数字も出てきました。 news.biglobe.ne.jp 東京オリンピックも最初の予定をはるかに超過して2兆だの3兆だのという派手な数字が飛…

「カネ、カネ、カネの国ニッポン 不思議の国ニッポンVol.18」ポール・ボネ著

今から見ると古色蒼然とした本で、たまたま本棚で目についたので何十年ぶりかで目を通してみました。 著者はポール・ボネ、長く日本に暮らすフランス人実業家ということでした。 出版は平成2年、内容は完全にバブル真っ盛りのものです。 当時読んだ時もこれ…

「サピエンス全史 上」ユヴァル・ノア・ハラリ著

ハラリさんの本「ホモ・デウス」をつい最近読んで、この人が最近欧米で注目を集めている歴史家であり、その前著「サピエンス全史」はミリオンセラーになっているということでしたので、その「サピエンス全史」を手にとってみました。 sohujojo.hatenablog.co…

「韓国現代史 大統領たちの栄光と蹉跌」木村幹著

韓国(大韓民国)はもっとも近い国でありながらその中身を日本人はあまりよく知らないようです。 少なくともアメリカよりははるかに知識量が少ないでしょう。 朝鮮半島地域の研究が専門という著者が、その韓国の日本からの解放以降の現代史を著述する方法と…

予測と期待を裏切り大阪万博開催決定

つい先日、万国博覧会の開催地の決定のための投票開始というニュースが流れ、落選を願うと書きましたが、その期待に反して大阪万博開催が決定してしまいました。 mainichi.jp 開催は2025年、前回の時と同様に東京オリンピックの少し後と言うことになります。…

「コロンブスの不平等交換」山本紀夫著

「コロンブスの交換」という言葉があるそうです。 それほど古いものではないそうで、アメリカの歴史学者クロスビーが1972年に発表した本の中で使った言葉だそうですが、その後他の人も使うようになりました。 確かに、コロンブスの新大陸「発見」以降ヨ…

まともに検討したとも思えないが オリンピック サマータイム導入断念

自民党の検討チームが、東京オリンピックの高温対策としてのサマータイム制導入の断念を決断したそうです。 this.kiji.is まあ、どのような検討をしたのかも分かりませんが、ほとんど実施の可能性も無かったことですから形だけは文章をまとめ(官僚にまとめ…

危ない交差点 損保協会が調査結果を公表

車の故障時に備えて入っているJAFが毎月送ってくる冊子は、自動車税に関する意見等私の意見とは大きくかけ離れているものもありますが、なかなか参考になる読み物も多く載っています。 その中で、損害保険協会が毎年調査している「全国交通事故多発交差点マ…

”ブラックフライデー”ってなんですか。

今朝の新聞を見たら、それに挟まっていたチラシの多いこと。 スーパーや色々な店のチラシに皆「ブラックフライデー」と書いてあります。 何だそれ。 家内などは、数年前に政府と業界が鳴り物入りで始めて、すぐにつぶれた「プレミアム・フライデー」と完全に…

「ゲームの理論入門」モートン・D・デービス著

ゲーム理論とは、数学の新分野とも見られますが、経営学や社会工学など多くの分野との関係も深いものです。 その歴史も源流はかなり古くからあるとはいえ、一般的には1944年のフォン・ノイマンとモルゲンシュテルンによる「ゲームの理論と経済行動」の出…

給食完食指導って、まだそんなことやってるの。

もう還暦をだいぶ過ぎた私ですが、子供の頃の非常に悪い思い出が「給食指導」です。 それが、まだ横行しているとは。 news.yahoo.co.jp もちろん、現在の給食のレベルは非常に高く、普通の家庭の食事よりははるかに良いらしいということは聞いていますが、そ…

「日本人が知らない 世界と日本の見方」中西輝政著

国際政治学者で京都大学教授の中西さん、その意見には反発も感じますがやはりなんとなくひきつけられるものを感じて本を手にとってしまう、そういった悪魔のような魅力があるとは言えるようです。 sohujojo.hatenablog.com 前のブログでは「図書館でも手に取…

万博開催地の投票迫る。内田樹さんも一言。

2025年の万博開催地の決定投票が迫り、立候補している大阪ではごく一部で盛り上がっている?そうです。 www.daily.co.jp これについては「内田樹の研究室」でも取り上げられています。 もちろん、内田さんのことですから大反対ですが。 blog.tatsuru.com 対…

日産自動車カルロス・ゴーンが逮捕との報道

日産自動車の現会長カルロス・ゴーンが逮捕されたという報道が流れています。 news.yahoo.co.jpテレビの報道版組でも速報で扱われていますが、どうも自らの金融取引の疑惑での逮捕のようです。 ゴーンは日産自動車の経営を立て直したと言われていますが、そ…

「超能力ははたしてあるか」大槻義彦著

1970年代から80年代にかけて、超能力と言うものがブームとなり、外国人の由利某とやらが大きく取り上げられ、日本人でも清田某とかの少年(その後青年から中年、高年となった)が何度もテレビ出演をするなどしていました。 最近ではあまりそういった番…

麻生の暴言癖も困ったもんだ

副総理兼財務大臣の麻生太郎が、現北九州市長を「東大に行ってるから人の税金で学校に行った」と批判したそうです。 www.tokyo-np.co.jpこれまでにも幾多の暴言を連発している麻生氏ですが、保育所から高等教育まで教育無償化を目指しているという政権の姿勢…

「贋作・盗作 音楽夜話」玉木宏樹著

著者の玉木さんは芸大卒のバイオリン演奏家ですが、その後作曲も手がけ、映画やテレビの挿入曲、CM音楽などの作曲もされており、著作権にからむトラブルにも何度も巻き込まれているそうです。 そんなわけで、音楽界の盗作などについての話、また大作曲家の真…

韓国徴用工判決に北朝鮮も便乗 こちらの方はかなり大変

韓国の裁判所で徴用工とされる人の賠償金支払いを命ずる判決が出ましたが、それに北朝鮮も便乗して来るようです。 news.livedoor.com 韓国の方は日本側も日韓条約締結時の取り決め(日韓請求権協定)で「完全かつ最終的に解決」したとしていますので、これを…

「ゲノムが語る人類全史」アダム・ラザフォード著

DNA分析を用いる人類進化の解析は、分析技術の急速な進歩により日々新たな知見が得られるような状況となっています。 この本はイギリスの遺伝学者にしてサイエンスライターでもある著者が、2016年に出版したものですので、最新に近い内容が盛り込まれて…

またも面白い話題提供 桜田五輪相 パソコンは触ったことがない

次々ととんでもない言動で楽しませてくれる桜田オリンピック担当大臣ですが、兼任しているのがサイバーセキュリティー担当の職務であるにも関わらず、これまで一度もパソコンに触ったことがないと言う驚愕の発言です。 www.nikkansports.com 海外メディアで…

「響きの科学 名曲の秘密から絶対音感まで」ジョン・パウエル著

著者は物理学者でありながら、ミュージシャンでもあるという人です。 そのため、音楽全般に関するエッセイでありながら、よくある本のように音楽の芸術面の話を感覚的にするだけでもなく、音の波形や振動を物理的に説明するでもなく、ほどよく双方のポイント…

グリーンランドの氷河の下に巨大クレーター発見 隕石衝突か

グリーンランドの氷河の下に直径31kmのクレーターが発見され、巨大隕石衝突の跡と見られるそうです。 www.hazardlab.jp 6500万年前の巨大隕石衝突は恐竜の絶滅を引き起こしたと言われていますが、そこまでの大きさではなく、直径1km程度のものと考えられ…

”賀茂川耕助のブログ”を読んで No.1236不況に拍車の消費税増税

来年10月に実施予定の消費税10%増税について、賀茂川耕助さんのブログでも批判をしています。 kamogawakosuke.infoこれが景気を冷やすという見込みはあるようで、消費対策と称していろいろな策を行うようですが、どれも愚策ばかりです。 賀茂川さんも書い…

後先考えない「移民法」成立か。

実質「移民法」なのかどうか、首相は必死で否定していますが、なにしろ細かい所の精査などほとんどできていないようですから、どうなるのかもわからないのでしょう。 www.yomiuri.co.jp 正式名称は「出入国管理及び難民認定法」だそうですが、その改正案(改…