爽風上々のブログ

熊本の片田舎に住むリタイア読書人がその時々の心に触れたものを書き散らしています。読んだ本の感想がメインですが(読書記録)、エネルギー問題、食品問題など、また政治経済・環境問題など興味のあるものには触れていきます。

2024-01-01から1年間の記事一覧

地震相次ぐ、高知と愛媛で震度6弱

昨夜11時過ぎですからもうすっかり眠っていた時間ですが、スマホの緊急地震速報が鳴り響いて目が覚めてしまいました。 熊本地震から8年ということでテレビ番組もあれこれ見たばかりで、あの速報の音は記憶を呼び覚ますものでした。 ほどなくゆさゆさと揺…

「フリースタイル言語学」川原繁人著

川原さんは言語学その中でも音声学という分野の研究者です。 音声学などといってもほとんど分からない人がほとんどだと思いますが、言葉というものが母音と子音が組み合わさってできており(日本語以外の場合、子音ばかりがつながる言葉もあるようです)、さ…

クジラやイルカの漂着は地震の前兆ではない。

様々なトンデモニュースを流してくれるNHK朝の番組ですが、今回のものはまともなものと思いました。 「クジラやイルカの漂着は地震の前兆ではない」というものです。 www3.nhk.or.jp東日本大震災や熊本地震、能登半島地震などの大きな地震の前にイルカやクジ…

「鬼平犯科帳(十五)」池波正太郎著

この第十五巻は他の巻とは異なり一冊で「特別長編”雲竜剣”」となっています。 初出発表は月刊誌”オール讀物”に七ヵ月に渡り連載されていますので、一編ごとに題名は付けられていますが、長編小説として続いた内容となっています。 火盗改めの与力同心が続け…

八代市立博物館企画展「新収蔵品展」

八代市立博物館は6月末をもって休館し、改装工事を2年ほどかけて行うようです。 その前に最後に近い企画展として新収蔵品展というのを開催していました。 会場で頂いたパンフレットを貼っておきます。 品物としては脇差と刀の鐔がありました。 文書では「八…

「水と緑と土 伝統を捨てた社会の行方 改版」富山和子著

本書の初版の出版は1974年、まだ石油ショック前で高度経済成長の最終期とも言える時期です。 その時代にこのような環境重視の提言を行うことができたということには驚きです。 著者の富山さんは記者から始めて主に都市問題を扱ってきたということですが…

イスラエルとイラン、報復の連鎖が広がり続ける

イランが支援していたハマスやヒズボラ、フーシなどがイスラエルに対する攻撃を続けているとして、イスラエル軍はシリアのイラン大使館を空爆し多くの人を殺傷しましたが、それに対してイランはイスラエルをミサイルや無人機で攻撃しました。 それに対してさ…

「脱毛の歴史」レベッカ・M・ハージグ著

現代のアメリカでは体毛は忌み嫌われているかのようで、頭髪以外の毛というものは存在を許されないかのようです。(男性のヒゲは除く?) しかしこういった風潮はずっと続いていたわけではなく、様々な歴史的変遷があったようです。 アメリカにやってきたヨ…

熊本日日新聞掲載の「読者の声」で「市電を廃止して渋滞緩和を」という困った意見

熊本日日新聞には編集部に寄せられた意見を掲載する「読者の声」というコーナーがあります。 そこに数日前に掲載されたのが「市電は延伸するのではなく廃止して交通渋滞を緩和しろ」というものでした。 熊本市は最近は非常に交通渋滞が激しくなっています。 …

「鬼平犯科帳(十四)」池波正太郎著

この巻では正面から大盗賊との対決というものを扱ってはいませんが、やはり様々な方向から盗賊と関わり合っていきます。 「あごひげ三十両」火盗改の与力高田万津之介が酒に酔い大名の家臣と喧嘩という事件を起こしてしまい、平蔵は若年寄堀田摂津守から謹慎…

リニア新幹線が遅れたのは川勝知事のせいばかりではない。プレジデントオンラインの記事より。

リニア新幹線の工事に反対してきた静岡県の川勝知事が辞任したことにより、工事が進展するかのようなムードになっていますが、そんなものではないという経済ジャーナリストの磯山友幸さんの記事がありました。 president.jpそもそもリニア新幹線は静岡県には…

「世界史を変えた金属」田中和明著

人類文明の始まりは石器などだったのかもしれませんが、ごく初期から金属の利用を始め、現在は各種金属が身の回りにあふれているようです。 そういった金属が「世界史を変えた」ということで、歴史に沿って金属との関りをたどっていきます。 なお、著者の田…

小林製薬の紅麹サプリ事件、原因は本当にプベルル酸なのか。

小林製薬の紅麹サプリを食べて腎臓疾患となり死亡者まで出たという事件で、その原因物質が青カビがつくる「プベルル酸」という物質ではないかという話が、やや唐突に出てきましたが、今のところそれを疑うといったものはあまり出てこないようです。 私も一応…

「脱炭素化」に原発は必要なのか不要なのか。ブルームバーグに載っていた記事に正反対のものが。

「脱炭素化」という言葉ばかりが独り歩きし、その中身は千差万別、玉石混交(本当は石とも言えないガラクタ)、魑魅魍魎とも言うべき有様です。 ブルームバーグの記事で全く正反対ともいえるものがありました。 www.bloomberg.co.jp電事連副会長の佐々木氏が…

日米首脳会談で日米の同盟強化、いつまで沈みかけた泥船についていくの。

岸田首相がアメリカへ行きバイデン大統領と首脳会談を行いました。 どちらも危うい指導者ですが、それでもここで決まった内容は簡単には崩せないものでしょう。 やはり「日米同盟強化」ということになります。 news.yahoo.co.jp月面着陸に日本人も入れるなど…

「百人一首で読み解く平安時代」吉海直人著

競技カルタの人気も根強く、百人一首を一般教養として見る風潮もあります。 しかしそれをまともに研究対象とすることはあまりなく、著者も文学者として百人一首を対象として取り上げることに対しては周囲からいろいろと批判をされてきたそうです。 それでも…

サプリの不都合を指摘、ただしアメリカの話

小林製薬の紅麹事件で、機能性表示食品や健康食品サプリといったものに対する目が厳しくなっています。 しかしサプリメントに関してはアメリカの方がはるかにひどい状況です。 日本もそれを追ってしまったかのようです。 アメリカの状況について、GIGAZINEに…

「2531年佐藤さん問題」

ベルギー在住の「ちびころばーちゃん」ことShohojiさんが書いていたことですが、「2531年佐藤さん問題」というのがあるそうです。 shohoji.hatenablog.com 選択的夫婦別姓を求める団体というのがあって、そこが東北大の吉田教授という方に依頼し、このま…

ライドシェア、東京で開始

ドライバー問題について書いたばかりですが、東京でタクシーのライドシェアが開始、出発式が行われたというニュースが流れました。 www3.nhk.or.jp都内で開かれた出発式には斉藤国交大臣や河野デジタル大臣が出席、斉藤大臣がニコニコ顔で質問に答えていたの…

「進化が同性愛を用意した」坂口菊恵著

LGBTなどと言って同性愛者などを認める動きが強まっていますが、これはあくまでも人間の多様性を許容し人権を守るということから出てきたことでしょう。 しかし、どうやら同性愛というものは広く生物の中には分布しているもののようです。 そういった観点か…

「鬼平犯科帳(十三)」池波正太郎著

ちょっと趣向を変えた場所や状況でマンネリ打破? 「熱海みやげの宝物」平蔵はしばらくぶりの休み、妻久栄と彦十、おまさなどを連れて熱海に湯治に来ています。 もう一月にもなり、皆そろそろ湯治にも飽きが来ていて、そろそろ江戸にもどろうかと思い始めて…

ドライバー不足問題

2024年問題と言われてきた、バスやトラックなどのドライバー不足の問題ですが、言われ続けてきた割にはほとんど対策も取られないまま影響が表れてきました。 貨物の取扱量減少が危険だと言われてきたのですが、どうやらバスの運転手減少の方が先に表れて…

太陽光発電EPR10の意味、そして化石燃料エネルギーのすごさとそれに頼る危険性

太陽光発電のEPRが10を超えたということについて考えている内に、そんなものでは到底不十分だろうということに思い当たりました。 そしてそれに比較した時に化石燃料による火力発電の莫大な力というものにも改めて驚いたと言えます。 今さらそんなことに気…

「ロシアのなかのソ連」馬場朝子著

本書著者の馬場朝子さんは1970年から当時のソ連のモスクワ国立大学に留学、6年間滞在した後はNHKなどでディレクターとしてロシア関係の番組制作などに携わってきたそうです。 馬場さんにとってロシアのウクライナ侵攻は非常な驚きでもあり、またロシア・ウク…

熊本の大学で入学式相次ぐ。半導体関連の学部の人気も高い。

この一週間、熊本県内の大学では入学式が相次いでおり、毎日のようにテレビでもその様子が報道されていました。 その中でも注目を集めたのが半導体関連の新設学部への進学者が多いことです。 国立の熊本大学では情報融合学環が新設されましたし、工学部にも…

「さらば、男性政治」三浦まり著

ジェンダーの平等というものが日本ではかなり悪い状況で、世界的に見ても下位であるということは知られていることでしょう。 日本社会の至る所でそれが見られますが、特にひどいのが政界です。 女性議員の比率は世界的にも驚くほどの低さとなっています。 こ…

パー券裏金事件、自民党の処分は出たが。

パー券裏金事件で自民党の関係議員処分が出ました。 まあどうせこんなものだろうと思っていたのですが。 news.yahoo.co.jp 「自民党議員」であることにこの上もない価値を感じている人間にとっては「離党勧告」というのは重い処分だということでしょうが、そ…

「眠りがもたらす奇怪な出来事」ガイ・レシュジナー著

睡眠について悩みを持っている人はかなりの数になるかもしれません。 しかし、多少の不眠などはこの本の睡眠障害の実例を見ていくと些細な出来事のように思えてしまいます。 著者のガイ・レシュジナーさんはイギリスの神経科学者で、臨床医でもあります。 睡…

原発の電力を用いて水素製造に乗り出すのか。

水素水素とうるさいことですが、原発の電力を用いて水素を作り出すということが進んでいます。 www.nikkei.com 「原発と水素」というと、嫌でも福島原発事故の際の水素爆発を思い出してしまいますが、そうではなく水素製造に原発の電力を用いて水の電気分解…

太陽光発電の問題点はEPR計算の問題ではないかもしれないことに思い当たった。

最近、雑草Zさんと太陽光発電などのEPRについて議論をしていたのですが、どうも私の主張していた点にも穴があるように感じてきました。 それは「EPRの計算において数え落としが多すぎる」というもので、それを是正するためにも厳密な計算法の確立をすべきと…