2013-12-01から1ヶ月間の記事一覧
2013年も残すところ10数時間となりました。 このブログも始めたのは2012年11月からですが、最初はペースが分からず飛び飛びの更新でした。今年に入ってからはほぼ毎日書くことができるようになって、生活のリズムの中に組み入れることができたようです。コメ…
少し前に「中世ルネサンス音楽」の読書記録を書きましたが、このバロック音楽はそれよりは少し前に買った本です。皆川さんは専門はルネサンス音楽のようですが、この本を書かれた昭和47年(1972年)当時にはまだバロック音楽すら広く理解されているとは言え…
著者の小島さんは理学部数学科を卒業後、大学院は経済に進み、帝京大学経済学部助教授(出版当時)という経歴のためか経済学への数学的手法の応用というのが特徴的な方のようです。 まあ数学的手法といっても当然、単純な方程式に近似などといったものではな…
石川さんの著書に接したのは一番最初はかなり以前に「SF西遊記」という本を読んだ時からですが、その後大江戸神仙録といった本も読みました。大江戸シリーズというのがかなりの数に上るようですが、これらの著作の過程で江戸時代について色々と調べられたよ…
美術史を専攻し、現在はフランスに住んで活動している川島さんがフランスでは良く知られているのでしょうが日本ではさほどではないと思われる3人のフランスの女性について書いた本です。 その三人とは、まず、9世紀にカール大帝(シャルルマーニュ)の息子ル…
マグマ学者で海洋研究機構プログラムディレクターという巽さんが地球内部の動きをできるだけ素人向けに解説されたものです。(現在は神戸大学に移られているようです)地球の内部が核、マントル、地殻と分かれているということはなんとなくは知っていました…
今朝の夢はちょっと不思議なもので自分でも何が何か良く分かりません。 故郷といっても中学から大学卒業まで過ごした町は関東地方ですが、就職のときに離れて以来そこに住んだということはありません。そこのJRの駅は今でこそ自由通路になっていて駅に入場す…
翻訳家で、また長年にわたって大人から子供までを対象に小論文の記述を添削すると言う活動をされている樋口さんが、よく見かけるような人の話の仕方で気になるものを列挙しているものです。例えば職場の上司でよく見かけるような、「他人の権威を笠に着る」…
今日のニュースでは世界各国でもクリスマスの行事が行われたということで、ベスレヘムの聖誕教会でも模様が流されました。 なにも思わずに見ていればすっと流れてしまいそうな絵柄ですが、その教会というものがどこのもので、誰がミサを行ったのか、いろいろ…
中国の秦帝国が倒れ、劉邦が漢を立てるまでの間に斉で国を建てた田横の話です。 故郷を逃れ秦に赴き宰相李斯のもとに居た田横は乱が起こると斉に向かいます。秦の章邯が囚人70万人を解放し軍を編成して乱を治めるために進出すると陳渉呉光など乱の中心は討ち…
クリスマスストーリーから一つ。 角川文庫版で、翻訳家の長島良三さんが編んだクリスマス・ストーリーの中にあったブラッドベリの短編です。小説のあらすじを書くということは原則としてしていないのですが、もう古典だから良いでしょう。翻訳にしてわずか4…
共同通信社の現在は編集委員を勤められているという小山さんですが、漢字学の白川静博士に師事され、直接教えを受けられたこともあるということで、白川漢字学のかなり詳細な解説をされています。漢字の成り立ちについては、漢の時代の許慎が「説文解字」と…
ついこの前「夢は一つしか覚えていられない」説を提唱したばかりですが、今朝の夢はどう考えてもまったくつながりのないものが二つです。 まあ、大した説ではありませんので、「場合によっては二つまで」に改訂しておきます。最初の方は自転車で旅行する夢で…
民間企業で技術者であった宮村さんが、退職して東大の中尾先生のもとで勉強しなおしをするということになり、民生品(家庭用の機械等)のリコールを調べると言う活動を始めました。機械工学の研究としては珍しい方向性のようですが、こういったものを大学側…
今日の夢は、運転免許に心理試験ができてなぜかそれを受験しなければならない羽目になり、延々と続くその試験を受けるという、まあ悪夢ですね。自動車の運転資格というものはもっと厳格化しなければならないとは思っていますが、自分は大丈夫なのと考えると…
東洋哲学専攻で本書執筆当時は茨城大学助教授という二階堂さんの中国の民衆信仰の対象と言う神さまについての本です。中国には神話がないなどと言う話もされることがありますが、日本では古代から今まで中国文化を受け入れたのは上辺ばかりで、孔子や四書五…
軽い読み物のつもりで読みましたが、結構中味は濃いようです。 直江兼継は「天地人」の主人公でNHK大河ドラマで放映されましたが、上杉家に仕えた戦国から江戸時代の武将です。愛という文字を兜の飾り(前立てというそうです)としたことでも有名です。兼継…
本日未明に見た夢は、なにやらカードマジックのタネのようなもので、極めて具体的でかつ詳しく、そのまま実際にも使えそうな印象(夢の中では)だったのですが、そのまま起きていれば鮮明なままだったのでしょうが、しばらくうとうとしている間に次の夢を見…
今から40年近く前、実家から大学に通っていた頃にはNHK-FMの朝6時台にバロック音楽ばかりを放送する番組があり、登校するのが遅い時間帯の日は目を覚ますと布団の中で聞いていました。 バロック音楽が主でしたが時にはルネサンス以前の音楽も選ばれており、…
”夢の話”といっても、将来の希望などの”夢のような話”ではなく、眠っている時に見る本当の夢の話です。今日の未明に見たのは「社員旅行」でした。 会社を退職してからもう1年半ほど経ちましたし、その直前も3年ほど出向していたため、ずっと勤めていた会社も…
パワーアカデミーという、電気事業連絡会関連の組織の編著により、おもに工学系を目指す中高生・大学生などを対象に書かれた本です。 平成21年の出版ですので、もちろん東日本大震災以前の話で、今では相当状況は変わっています。日本の電力供給の安定性は世…
中国の秦帝国が滅亡し、劉邦が起こった頃、昔の斉の国を一時平定したかつての王の子孫で田横という人が居ました。斉国が滅んだ後は地方の小豪族であったものが、従兄や兄とともに立ち上がったものの、劉邦が早く中国全体を平定したために降伏するのですが、…
食中毒といっても微生物だけではなく化学物質によるものもあるわけなんですが、これは大阪大学微生物病研究所教授という(当時)本田先生が書いたものですので、微生物中心です。 ただし、2000年発行の本ですので若干古いせいもあるのか、たとえばノロウイル…
いつも行っている市立図書館が改装工事のため休館になり、しかたなくちょっと離れたところの支所に行ったら梶尾さんの読んでいない本があったので借りてきました。 これは1982年から84年くらいの短編を集めたもので、その直後の発行の本です。著者近影という…
1992年にJリーグが開幕したのはまだ記憶に新しいのですが、その直後のワールドカップのアジア予選でなんとか勝ち進み、最後のイラク戦で勝てば出場というところまできました。なんとか1点リードで試合終了間際、アディショナルタイムに入ったところでふらふ…
専門はドイツ文学ということですが、桃山学院大教授の高田さんが日本の教養主義の経緯について書かれたものです。 教養主義というものはいつの間にか?消え去ったような感がありますが、元々は大正時代あたりに発達し、工学などといった実学ではない哲学・文…
ジャーナリストで日本消費者連盟共同代表という天笠さんの脱原発に関する著書です。 そのせいか、やや危険性を過剰に表現している傾向があるようですが、基本的には大きな間違いは無いように思います。福島第一原発の事故自体が今後の健康被害につながるとい…
NPO法人著作権協会理事長の富樫さんが非常に問題の大きい著作権について様々な事例を紹介したものです。 ネット上などではかなり難しい問題になっているようです。 著作物の不正使用、無断使用、盗作などは至る所で横行しており、著作権無視の盗作では中国の…
中国の物語としては西遊記のほかにも紅楼夢や三国志演義など有名なものがいくつもありますが、そのすべてについて「続記」や「補記」などと称した後代の作がいくつも書かれています。 この本もそういったものの一つで、西遊記を題材に明末清初の時代の董説、…
「お客様の声」なるものをCMの全面に打ち出していた中でも目立っていた「夜スリム」に対して消費者庁から改善の措置命令が出たそうです。「効いた効いた」と連発していながら、これはお客様の感想ですといった逃げを打つCMが蔓延していますが、中でも一番ひ…