爽風上々のブログ

熊本の片田舎に住むリタイア読書人がその時々の心に触れたものを書き散らしています。読んだ本の感想がメインですが(読書記録)、エネルギー問題、食品問題など、また政治経済・環境問題など興味のあるものには触れていきます。

2023-09-01から1ヶ月間の記事一覧

グリーンランドが温暖化するのは困ったことなのか。

またもトンデモ報道の宝庫NHKの朝の番組から。 グリーンランドが温暖化し氷河がかなり溶けているそうです。 めでたしめでたしとは行かないようで、色々と危機的と例を挙げていました。 もっとも、温暖化し氷河から地面が出てきたためにレアアース鉱山の開発…

線虫がん検査の疑惑、NATROMさんも言及

ごく小さい生物の線虫の一種が癌患者の尿の臭いを好むという話は前から聞いていました。 それを癌患者のスクリーニングに使おうという動きもあり、それを受注して実施するという会社もその研究を行なってきた人が中心となって作られ、業務を開始しています。…

アメリカはもう社会が破綻しかけているのか。若者の略奪が各地で発生。

アメリカ各地で主に若者が数十人で商店を襲う略奪行為が頻発しているそうです。 www.youtube.comまだ商店側の反撃という話は聞こえてきませんが、正当防衛という感覚が強いアメリカならば銃で反撃ということもやりかねません。 そうなれば略奪側も銃を使うと…

「笑犬楼VS.偽伯爵」筒井康隆、蓮實重彦著

まえがきは筒井さんが書いていますが、蓮實さんとはほとんど接点がなく、数回しか会ったことがなかったそうです。 しかしその二人が対談をし、往復書簡を交わして一冊の本を作ってしまいました。 よく聞いてみると、年齢がほとんど同じだけでなくかつては演…

水俣病訴訟で大阪地裁が画期的判決

水俣病の未認定患者が特措法による救済すら受けられなかったということで、救済を求めた訴訟で大阪地裁が全員に被害を認定し賠償を命令という画期的な判決が出ました。 さすがに地元の熊本日日新聞では1面に大きく報じ、他の面でも何か所も掲載されています…

「これが九州方言の底力!」九州方言研究会編

福岡や鹿児島出身の芸能人などが方言をネタにすることもあり、九州方言というものはテレビなどでも聞くことがありますが、その独特の語彙は古語の名残が残っているとか、アクセントも独特といったことが言われます。 この本ではそういった九州各地の方言を紹…

熊本県庁での不正内部調査、弁護士の中止申し入れを知事は拒否

ちょっと込み入った話ですが。 補助金の不正受給を行なった業者があり、それを調査しようとした県庁職員に対し上司がその辺でやめておけと介入したという事件がありました。 その事実を報道機関などに告発した職員があり、それで問題化しています。 これに対…

「サイエンス・ネクスト 科学者たちの未来予測」ジム・アル=カリーリ編

編者のカリーリさんはイギリスの物理学者にして作家やテレビキャスターなどもやっているそうです。 科学者たちが未来をどう見ているか。 それを色々な分野の専門家に対して質問し答えてもらったということです。 その分野というのが、人口・環境・気候、医学…

熊本県山都町の通潤橋が正式に国宝指定

まず間違いないと言われていましたが、通潤橋が正式に国宝に指定されました。 kumanichi.com高台に農業用水を流すために江戸時代末期に作られたもので、橋としての大きさもさることながら水を流す精度も優れたものです。 その建設にあたっては現在は八代市東…

「多様性の維持」は絶対正義なのか。

よく見ているテレビ番組に「所さんの目がテン」というものがあります。 日本テレビ系の日曜朝の番組で、科学というものを主題として様々なテーマを取り上げています。 その姿勢は中々しっかりとしたもので、少し前ですが「レタスの睡眠誘導効果」ということ…

大相撲秋場所は熱海富士の快進撃を大関貴景勝がなんとか止めて優勝

日曜日に終わった大相撲秋場所は、21歳の新鋭熱海富士が終始トップを走っていたものの最後に追いつかれて優勝決定戦の末に大関貴景勝の優勝で終わりました。 しかし貴景勝が決定戦で立ち合い変化という手を使ったことに対しては残念と言った声が上がっていま…

青森県八戸市の弁当業者吉田屋の駅弁による食中毒は黄色ブドウ球菌やセレウス菌が米飯に繁殖したものか。

青森県八戸市の弁当業者吉田屋の駅弁を食べた人が多数食中毒症状を呈したのは米飯が黄色ブドウ球菌やセレウス菌に汚染されていたためということです。 www.yomiuri.co.jp各地の駅弁大会にも出品している業者であったため、患者は全国各地で発生するという事…

投資投資とうるさいのは何か裏があるのか。

ネットでゲームをする時間もかなりありますが、MICROSOFTのゲームをしていると必ず画面横にコマーシャルが入ってきます。 CMを消したければ金を払えと出てきますが、そんなものに払う金はありませんので放っていますが、うるさく感じます。 そのCMはどう…

またも心痛む話「ジャニーズ問題告発者の弟にイジメ」

いつも楽しく拝見させて頂いているブログ、「後は野となれ山となれ」というものがあり、少し年上かと思われる「よんばば」さんが書いておられます。 そこで今日「胸痛む話」として紹介されていたことです。 hikikomoriobaba.hatenadiary.comいわゆるジャニー…

「会話の科学 あなたななぜ『え?』と言ってしまうのか」ニック・エンフィールド著

言語学という分野では、各種の言語を主に「書いて」研究していきますが、どうやら「会話」というのはまた別の科学が隠れているようです。 会話の途中で必ず入るのが「え?」といったものです。 英語で言えば「Huh」や「Uh」 こういった言葉は辞書には載って…

ポーランドがウクライナへの兵器供与ストップ?穀物輸入で何か起きているのか。

ロシアとの最前線に近く、ウクライナ紛争でもウクライナ支援を強力に進めていたとみられるポーランドがウクライナへの兵器供与を制限するかのような態度を取ったそうです。 jp.reuters.com何かごちゃごちゃしてよく分からないような話ですが、ウクライナから…

「セレンゲティ・ルール 生命はいかに調節されるか」ショーン・B・キャロル著

セレンゲティとはタンザニアの国立公園で、火山のカルデラの中にあるために他との行き来が難しくそこの独自の生態系が維持されています。 そこでは食物連鎖の系統が形成され有機物を分解する菌類や昆虫、日光で光合成する植物、植物を食べる草食動物、草食動…

永井孝志さんのブログより「何者かにならなければならないというリスク」

リスク学者永井孝志さんのブログですが、今回は直接のリスク論ということではなく、社会一般の風潮について書かれていました。 nagaitakashi.net今年の東大入学式でのスピーチというものは全く知らなかったのですが、結構異色のものだったようです。 東大の…

「知っておきたい化学物質の常識」左巻健男、一色健司編著

「化学物質」というと何か恐ろしいものという感覚を持つ人もいるかもしれませんが、元素が結合して成り立っている物質とすれば生物も含めてすべてが化学物質と呼ぶことができます。 とはいえ、毒性のある物質、環境問題を引き起こす物質というものも存在し、…

ウクライナゼレンスキー大統領国連で演説

ウクライナのゼレンスキー大統領が国連で演説しました。 news.yahoo.co.jpロシアもプーチンは出席しないものの対抗してウクライナ支援の欧米を非難するなど舌戦が繰り広げられました。 しかしゼレンスキーの演説の際にはグローバルサウス各国など多くの空席…

岐阜県七宗町神渕というところ。

岐阜県でも南部は開けた平野が広がっていますが北部の飛騨地方は山深いところです。 飛騨川沿いに高山本線に乗って北上すると、山あいに入ってすぐの辺りに七宗町と言う町があります。 この町名は正式に「ひちそうちょう」と読むのですが、「七」の字を「ひ…

全国で地価の値上がり、それが何につながるか。

地価が発表され、各地で値上がりしているということです。 特に値上がりが目立つのが北海道千歳、熊本県大津、これらは両方とも半導体工場の進出。 そしてインバウンド景気が盛り上がる東京浅草の商業地もかなりの値上がりとか。 こういった所はあくまでも実…

「仏教漢語50話」興膳宏著

仏教はインドで起こり中国には後漢の時代に伝わりました。 その後仏教信仰は広がっていきますが、仏典の元の言葉はサンスクリット語(梵語)で中国語とは言語体系もまったく異なりました。 それを何とか中国語に翻訳しなければならなかったのですが、一部の…

バス運転手「も」不足。運行困難になるのか。

バスの運転手も不足することが懸念されているようです。 www.nikkei.comもちろん他の多くの職種で人手不足が言われている中でのことであり、「バス運転手も」と言わざるを得ません。 上記記事には2024年問題も影響とありますが、部分的にはそれが言えてもや…

「王家の風日」宮城谷昌光著

古代中国で商(殷)の国を周が倒して王朝を興したのを商周革命(殷周革命)と呼びますが、そのいきさつを描いた作品です。 この時期の歴史は司馬遷の史記にはあるものの、まだ公式の史書はない時期ですので挿話はあちこちに残っているものの確定的なものは不…

岸田政権の内閣改造で女性閣僚を一気に増やす。しかし後からボロボロと。

岸田政権は何の役に立つのか分かりませんが、内閣改造を行ないました。 女性閣僚を一気に5人と増やしたということで、女性問題重視ということを打ち出すつもりだったようです。 www.bloomberg.co.jp しかしその裏で矛盾が増大していたことが後からボロボロと…

「ケンミン食のなぜ」阿古真理著

「秘密のケンミンショー」というテレビ番組があり、都道府県それぞれの特色がある日本でその地域独特のもの、特に料理などを紹介するというもので、もう長く続いています。 本書著者の阿古さんは主に食文化についてあれこれと書いているのですが、その番組か…

「平屋住宅」に思うこと

最近、当地に熊本県南としては2番目の総合住宅展示場(2社以上の共同住宅展)が開設しました。 そこの売り文句が「県内唯一の平屋建て専門展示場」です。 最近は高齢化が進み、家の中でも二階に上がるのが難しくなるということから平屋の優位性ということ…

「『右翼』の戦後史」安田浩一著

右翼と言えばいろいろなイメージが湧いてきますが、かつての右翼テロで暗殺をしたり、街宣車で大音量で軍歌などを流していたり、また最近ではネトウヨという存在もありました。 しかしそれぞれがどういう系譜でつながっているかということも分からず、何やら…

コロナ・インフル同時流行、感染者増加。再感染も。

新型コロナウイルス感染とインフルエンザが同時に流行拡大しているということです。 感染者もかなり増えているとか。 アメリカの情報ですが、再感染者の割合等詳しく載っています。 news.yahoo.co.jp 冒頭に紹介されているウイルス学者はこれまで7回感染した…