爽風上々のブログ

熊本の片田舎に住むリタイア読書人がその時々の心に触れたものを書き散らしています。読んだ本の感想がメインですが(読書記録)、エネルギー問題、食品問題など、また政治経済・環境問題など興味のあるものには触れていきます。

政治経済

「内田樹の研究室」より、「日本学術会議問題について」

日本学術会議の問題については、様々な議論がされていますが、内田樹さんは「統治コストの削減」と「国力」という観点から書かれています。 blog.tatsuru.com たいていの議論は「学問の自由」といった点を主要なポイントとしてますので、ちょっと違った観点…

「朝鮮半島と日本の未来」姜尚中著

日韓関係は非常に悪い状況となりますが、こういう時だからこそ日韓双方の事情に詳しい姜さんの声に耳を傾ける必要があるのかもしれません。 本書は私には珍しく出版(2020.5)直後のもので、コロナ禍についても触れてあります。 古い本にも利用価値は…

田中宇さんの「国際ニュース解説」より、「隠れ支持者がトランプを再選させる」

田中宇さんはその「国際ニュース解説」でずっとトランプは再選されると主張してきましたが、ここに来てそれを詳しく解説しています。 tanakanews.com 現在でもアメリカのマスコミ系の世論調査では10%近くの差でバイデンが有利と報じていますが、田中さん…

スガは靖国問題もアベ継承

靖国神社の例大祭にスガは真榊奉納をしましたが、これはアベがやったことをそのまま継承したようです。 www.jcp.or.jp スガは官房長官時代には一度も真榊奉納ということはしていません。 総理になったために今度はじめてやったということで、これが直接「真…

日本の裁判所に期待してもダメとは思っていたが、非正規労働者に厳しい判決

非正規労働者の賃金などの待遇が正規と非常に差が大きいという裁判で、政府の政策と比べてもはるかに後退する判決が出ました。 www.tokyo-np.co.jp 「不合理だとは言えない」とか「仕事内容に差がある」といった、スガの答弁よりもひどいような理由で門前払…

「自分が外したのではない」驚愕の言い訳、スガは学術会議会員任命の経緯を「説明」した。

すったもんだ、ぐちゃぐちゃの議論(というか言い合い)が続いていますが、任命経緯についてスガ(”アベポチ”ではあまりにも可愛く聞こえてしまうので止めます)が驚愕の言い訳をしました。 www.jiji.comなんと、学術会議が提出した会員候補リストは「見てい…

「『殺しあう』世界の読み方」田原総一朗、佐藤優、宮崎学

ジャーナリストというよりその他の活動がありそうな田原さんが、「日本を代表する論客」とする佐藤優さん、宮崎学さんを招いて鼎談した記録です。 出版は2015年6月ですので、ピケティの「21世紀の資本」が話題となっており、またIS(イスラム国)のテロも頻…

お笑い、「水素ステーション設置事業」の運営基準が守られず事業撤退

環境省が推進していた「水素ステーション設置」の事業は、その使用電源に太陽光発電などの「再生可能エネルギー」のみを使うことになっていたのに、一般電力を使っていたとして会計検査院から指摘を受けました。 mainichi.jpどうせすぐにリンクが切れてしま…

トランプ大統領のコロナウイルス感染

アメリカのトランプ大統領はコロナウイルスに感染し発症したものの、わずか3日で退院、ホワイトハウスに戻りました。 www.afpbb.com選挙のことばかりが頭全体を占めているのか、病気に対する恐怖もなく、他人に感染させるかもという恐れもなく、健在ぶりばか…

「説明」が何かと言うことすら知らない総理に「説明」してやろう

菅総理は学術会議会員の任命を恣意的に拒否した件につき、「説明」したつもりのようです。 www.nikkei.com しかしこの話の内容を見ても、ただこれまでの学術会議会員任命の制度に対して、政府側が不満を持っていたということを述べただけです。 そして、肝心…

「法に従って適切に処理した」というのは「説明」ではない。

日本学術会議の会員推薦で一部を任命しなかった件につき、首相や官房長官は「法に従って適切に処理した」と言うのみで、これで「説明した」というつもりのようです。 これについて、東京新聞ではこの任命は政権が拒否もできるように「2018年に法律の解釈を変…

東証のシステム障害で株式売買終日停止、新聞を見て改めてその異常さに驚いた。

昨日、東京証券取引所でシステム障害が起き、一日中株式売買が停止しました。 www.asahi.com速報でニュースも流れたため、止まっているんだなとは理解していましたが、今朝の新聞を見てあらためてその異常さに気付きました。 新聞の経済面、ほぼ真ん中あたり…

アメリカでは「リベラル」と「保守」できれいに二分されるのか。

アメリカの連邦最高裁判事で死去したギンズバーグさんの後任に、トランプ大統領は保守派のエイミー・バレット判事を選任するということで、批判が起きています。 大統領選の前に選任するかどうかということですが、トランプが再選の可能性が強まっているので…

酒税法改正時期が迫り、第三のビールが売れている。

酒税法改正が10月1日施行ということで、大幅な酒税値上げの第三のビールの駆け込み需要が発生しているようです。 www.all-senmonka.jp一本当たりに換算しても約10円の酒税アップと言うことですから、販売価格もほぼそれと同じだけ上昇するでしょう。 その代…

豪雨災害で被害のJR肥薩線、復旧もどうなるか分からない。

7月の豪雨災害で、球磨川にかかる鉄橋が流出、路線もほとんどが被害を受けたJR肥薩線は、復旧できるかどうかもまだ未定のようです。 this.kiji.isもともと被災前から大きな赤字の路線でしたが、それを巨額の復旧費用をかけてまで直す価値があるかどうかとい…

「行動経済学の使い方」大竹文雄著

伝統的経済学では、ホモエコノミカス(合理的経済人)という存在を前提に経済学を構築してきました。 合理的経済人は、利己的で高い計算能力を持ち、すべての情報に通じて合理的意思決定を行うというものです。 しかし、どうも現実の人間はそういった行動を…

菅総理あいついで各国首脳と電話会談。今日は韓国大統領と

菅総理(どうも「かん」と読みたくなる)が連日各国首脳と電話会談をしているようです。 アメリカ、ドイツ、イギリスに続き今日は韓国の文大統領と実施とか。 www.yomiuri.co.jp まあ相手も就任祝いを兼ねてのことでしょうから、大したことは言わないのかも…

「選挙の基礎的研究」宮野勝編著

選挙というもので政治体制が決まるという、民主主義の大本とも言えるのですが、その実効性、公正さなどなど、はっきりしているとは言えないと感じています。 そういった点を描いている本かと思いましたが、この本は中央大学の政治学の教授である宮野さんとお…

「デジタル庁」という名前の違和感

菅内閣の目玉と言ってはあまりにも情けない「デジタル庁創設」という話ですが、中身には今のところケチを付けるほどではありません。 ただし、どうも「デジタル」という用語の使い方に違和感があります。 これまでは「IT化」という言葉がよく使われていまし…

田中宇さんの「国際ニュース解説」より、「安倍から菅への交代の意味」

田中宇さんの「国際ニュース解説」はいつも参考にさせて頂いています。 その深遠な?裏読みは「ほんとかいな」と思わせるものもありますが、どうもそれに近いのが真実ではと感じることも多いものです。 さて、そこで今回論じられているのが「安倍から菅への…

「敵基地攻撃」用ミサイルはアメリカの中距離ミサイル、賀茂川耕助さんのところで正解発表

安倍前首相(こう書けるのを待ち望んでいたけど、そうなっても全然状況は良くなっていない)が異様に執着していた「敵基地攻撃能力」ですが、そのミサイルは自国開発するのかどうかと思っていました。 sohujojo.hatenablog.com しかし、「賀茂川耕助のブログ…

菅政権なんて無視しておこうと思ったけれど、やっぱり批判開始

ご主人様の急な病(これも怪しいけれど)で急遽あとを継いだ中継ぎ短期の番頭政権など、無視しておけばすぐに終わると思っていましたが、数々変なことを言い出していることもあり、逍遥さんのところでも「自助・共助・公助」発言について書かれていたりとい…

COVID-19ワクチンはいつ供給できるのか、トランプとCDCで全く違う意見

世界各国で新型コロナウイルス(COVID-19)に対するワクチンの開発が進められていますが、アメリカではトランプ大統領がこの先3-4週間で供給できると言明したのに対し、CDC(アメリカ疾病センター)のレッドフィールド所長は国民への提供は来年半ば以降であ…

荻原博子さんの新聞記事、「”株価”だけが上がる不思議」

我が家の新聞、熊本日日新聞の9月13日付けの1面に、経済ジャーナリストの荻原博子さんが、表題のように書かれています。 アベノミクスというもの自体、株価つり上げでしかなかったということをこのブログでも前から書いていますが、この荻原さんの記事も同様…

サル芝居の自民総裁選でも興味あるところも。モリカケ桜問題で菅と石破・岸田で明白な相違

密室談合ですでに決まっている自民党後継総裁ですが、猿芝居のような討論会が行われています。 これで多少違いが出ても、というか大きな違いがあっても結果に変わりはないのでしょうが、その討論の中で例の安倍政権のスキャンダルについて菅と二人の間に大き…

「新版 環境被害のガバナンス」永松俊雄著

著者の永松さんは公共政策学の教授として熊本の崇城大学で教えておられますが、かつては熊本県庁でも仕事をしていたそうです。 そのため、現在でも熊本県の大きな業務として存在し続けている水俣病にも通じています。 その著者が東日本大震災の時に起きた福…

「ミサイル阻止」のために「敵基地攻撃能力」、それが安倍の最後の置き土産?

退任が決まっている安倍首相ですが、今だに「敵基地攻撃能力」については執心のようです。 www.jiji.com 「ミサイル阻止」なんて言っていますが、具体的には「敵基地攻撃」であることは明白です。 まさか、「敵のミサイルが敵領空を出てから迎撃する」なんて…

「内田樹の研究室」より「反知性主義者たちの肖像」

「内田樹の研究室」というブログに表題のようなかなり長い文章が掲示されました。 内田先生がどこかに発表するための文章かとも思ったのですが、そういった表示もありません。 文章内には学生さんに語り掛けるような部分もありますが、その用途のものとも断…

ドコモ口座事件、まるでこの前見た事件の繰り返し。

顧客の銀行口座と結びつけて決済などを簡便にしようという、ドコモ口座というもので、あまりにも登録手続きの管理が甘すぎて情報盗用で虚偽の口座開設を許し、金が盗み取られるという事件が発生しました。 news.yahoo.co.jpドコモ口座の登録で、二段階認証も…

熊本日日新聞に鎌田慧さんの随筆。安倍政権の顛末について。

我が家のとっている新聞は熊本県の地方紙の熊本日日新聞であるということは何度か書いているかもしれません。 地方紙とは言え、県内の購読率は50%を越え、圧倒的なシェアを誇っています。 朝毎読日経 VS 地方紙のシェア争い:FACTA ONLINE その熊日新聞の9…