爽風上々のブログ

熊本の片田舎に住むリタイア読書人がその時々の心に触れたものを書き散らしています。読んだ本の感想がメインですが(読書記録)、エネルギー問題、食品問題など、また政治経済・環境問題など興味のあるものには触れていきます。

「賀茂川耕助のブログ」より、BRICSと抵抗の枢軸

賀茂川耕助のブログに引用されていた、Pepe Escobarさんの文章ではロシアを中心としたBRICSとイランなどが世界の新たな構造を決めるとされていました。

kamogawakosuke.infoロシアのプーチン大統領UAEサウジアラビアを直接訪問し、各国のトップと会談したそうです。

その際、プーチンが乗る飛行機をロシアの戦闘機が警備し、4000㎞を無給油で飛んだとか、これはアメリカのF-35ではできないことだそうです。

 

ロシア、中国が主導するBRICSはさらに加盟国を増やしBRICS10となっています。

それにイランの主導する抵抗枢軸と呼ばれる国が加わればさらに世界の中での重みを増していきます。

 

アメリカ、ヨーロッパはそれに対してどう対抗できるのか。

 

この文章では触れていませんが、私の見るところ「脱炭素化」というのはヨーロッパ諸国の力を自ら削ぐようなものだと考えています。

BRICSなどの諸国は今のところ脱炭素化ということに面従腹背しているようです。

(中国などは面従もしていないのかもしれませんが)

これが表面から対抗することとなり、脱炭素化などは捨て去って安い石炭などを活用する経済に突き進めばヨーロッパなどは凌駕できるでしょう。

その場になって興隆するグローバルサウスなどは相手にしないと欧日は言えるのか。

相手にされなくて困るのは欧日の方でしょう。

アメリカがどう出るか、まったく分かりません。

トランプのアメリカはグローバルサウスに入れてもらうつもりかもしれません。

 

こういった世界情勢を日本のメディアは報じる気もないようです。

何も知らされないまま日本人は取り残されていくのでしょう。