爽風上々のブログ

熊本の片田舎に住むリタイア読書人がその時々の心に触れたものを書き散らしています。読んだ本の感想がメインですが(読書記録)、エネルギー問題、食品問題など、また政治経済・環境問題など興味のあるものには触れていきます。

八代歴史散歩

「何かやってます」感だけで大丈夫なの。「女性役員30%」って何をどうするつもり。

岸田首相が空虚な言葉をはくばかりと私は批判していますが、世論は簡単にそれに騙されているようで、支持率が上がっているようです。 今度は、「企業の女性役員を30%にする」などと言いだしました。 news.yahoo.co.jp 東証プライム上場企業と言いますから、…

八代市立博物館未来の森ミュージアム、冬季特別展覧会「知られざる肥後の絵師」見てきました。

八代市立博物館未来の森ミュージアムで開催中の「知られざる肥後の絵師」と言う展覧会を見てきました。 (パンフレット等は博物館より頂いたもの) 江戸時代には細川藩の御用絵師にも優れた絵師がいたのですが、その後明治時代になって役目を解かれると東京…

八代市立博物館未来の森ミュージアム、展示を見に行ってきました。

コロナ流行が激しい時はなかなか行きにくいのですが、3年間会員になっているのでできるだけ行きたいものと思っていました。会員期間も来年3月までです。 自分が1月ちょっと前に感染して回復しましたので、今がチャンスとばかりに行ってきました。 今の展示は…

高野茂さんの講演会、聞いてきました。

「古文書に見える中世の八代」という本を読みましたが、その著者の高野茂さんの講演会が開かれたので出席してきました。 古代から様々な歴史が繰り広げられた八代地方ですが、それに関連する文書資料を丹念に調査研究してきた高野さんの話は興味深いものでし…

八代の歴史、「徳淵の津」中世からの港

久しぶりに「八代の歴史散歩」です。 今回は、戦国時代以前からの港であった「徳淵の津」を見てきました。 戦国時代に八代を訪れたルイス・フロイスの「日本史」には八代は肥後の国でももっとも栄えた町であると書かれていて、古麓の城下町、宮地の門前町と…

八代市立博物館「松井家の茶道具名品選」見てきました。

しばらく休館していた八代市立博物館「未来の森」がようやく再開し、「松井家の茶道具名品選」というものを展示していました。 松井家というのは、肥後細川藩の筆頭家老で代々八代城主を勤めた家で、そこに伝わる文書や品物を保存した松井文庫は数々の貴重な…

八代市立博物館展示「ある商家のコレクション」見てきました。

八代市立博物館「未来の森ミュージアム」で開催されている「ある商家のコレクション」という展示を見てきました。 それほど名のある展示品が出るということも無いので、平日と言うこともあり誰も観客も居ませんでしたが、ゆっくりと楽しむことができました。…

八代市立博物館で開催中の「笠鉾大解剖3」という展示を見に行ってきました。

八代市立博物館「未来の森ミュージアム」では冬期特別展覧会として「笠鉾大解剖3」という企画で今秋から開催されていますが、さっそく見に行ってきました。 この「笠鉾」というのは、八代妙見祭で行われる神幸行列の目玉とも言うべきもので、江戸時代から伝…

八代の古い港、蛇籠港

八代の歴史散歩と称し、古墳や城跡、干拓事業などを訪ね歩いていますが、もう一つの八代の顔、と言うかこれが一番大きいのですが、「商業都市」としての八代があります。 室町時代から長崎からの商品の中継地として栄えており、特に江戸時代には非常に繁栄し…

八代平野の干拓の歴史をたどる。

八代平野に残る干拓の遺構を見て歩こうかと思っていますが、それに先立ち干拓がどのように行われてきたのか、自分自身の勉強も兼ねてまとめておこうかと思います。 これについて紹介されたホームページはいくつかありますが、熊本県の公式サイトに書かれてい…

八代郡築干拓の農業用水として使われた郡築用水の記念碑

一年以上も途絶えてしまった「八代歴史散歩」ですが、近くの干拓用水の記念碑から再開。 八代平野と今は言われていますが、そのほとんどは江戸時代以降に盛んに行われた干拓事業で作られたものです。 その中でも明治時代に作られ、最大の事業であったのが「…

八代地方で万葉集に歌われたのはここだけ。「水島」

万葉集に長田王の歌として載せられていますが、 「聞きし如まこと貴く奇しくも神さび居るかこれの水島」(長田王 万葉集3-245収録) 「葦北の野坂の浦ゆ船出して水島に行かむ波立つなゆめ」(長田王 万葉集3-246収録) この歌に歌われているのが、今回訪れた…

八代の西南戦争遺跡 官軍上陸の碑

全くのご無沙汰になってしまいましたが、久しぶりに車が使えることとなったので、八代市内ですがちょっと離れた日奈久温泉まで行って、「官軍上陸の碑」というのを見てきました。 西南戦争の経緯も忘れかけましたので、再掲しておきます。 明治10年2月1…

最古の八代城 古麓城 ただし、城跡は山の上なので遠景のみ

八代城は三代あると前に書きましたが、その中でも最古の古麓城を見てきました。 とはいっても、城跡は標高数百mの山の上ですので、ほとんど下からの遠景のみですが。 まずは大体の分布図から。 地形図でないので山の状態はわかりにくいですが、新幹線の線路…

八代の古墳 大塚古墳

すぐそばを大きな道が通っているので、前からあるのは知っていた八代大塚古墳を訪ねてみました。 (グーグルマップより引用) 地図の中央右側に、九州自動車道からほど近く大きな道(八代臨港線)のすぐそばにあります。 実は、この道の建設時に詳しい調査が…

八代城探訪 麦島城跡

現在残る八代城(松江城)が三代目とするなら、二代目というのがいわゆる麦島城です。 その位置関係をグーグルアースから得た図で示します。 (Google Earth より得た図を加工して掲載) これは八代市中心部を海側の八代内港上空のあたりから見たことになり…

八代城跡を訪ねる 松江城

三代の八代城の中で最新のもの、松江城を訪ねてみました。 ここは江戸時代初期に麦島にあった八代城が地震で倒壊した後に、加藤氏の家臣加藤正方によって1622年に建てられた城です。 しかし、1672年には落雷により城は焼失、その後も再建はされませんでした…

八代城跡を訪ねる その歴史

八代歴史散歩シリーズ今回は八代城です。 八代には南北朝時代から城が築かれ、数々の戦乱に巻き込まれてきました。 現在の城跡は松江にあるため別名を松江城と言いますが、その他に古い方から、古麓城(ふるふもと)、麦島城と3つの城が存在しました。 (Go…

八代の古墳 高島古墳

八代歴史散歩も西南戦争関連地は遠いところが残っているのでちょっとお休み。 近いところで、古墳を訪ねてみました。 八代高島古墳。 高島古墳群 / 観光サイトTOP / 八代市 市内高島町にある、高島という丘の上にあります。 この丘全体が古墳というわけでは…

八代の西南戦争遺跡

熊本県八代市の歴史遺産を散歩でめぐるという、自己満足シリーズその2です。 ちょうどNHKのドラマでも西郷さんが扱われていますし、この際八代の西南戦争関連のところを見て回ろうかというものです。 この際ですから、西南戦争の経緯を調べたので簡単に記し…

新シリーズ「八代歴史散歩」無理やり開始 官軍墓地

私の住む熊本県八代市は県内では熊本市についで人口第2位の町です。 その歴史も古く、古墳も数々ありまた万葉集にも歌われた水島という地もあります。 戦国時代には人吉の相良氏、薩摩の島津氏が進出し激しく争われた地でもありました。 江戸時代には、長崎…