爽風上々のブログ

熊本の片田舎に住むリタイア読書人がその時々の心に触れたものを書き散らしています。読んだ本の感想がメインですが(読書記録)、エネルギー問題、食品問題など、また政治経済・環境問題など興味のあるものには触れていきます。

2019-06-01から1ヶ月間の記事一覧

本当に会った。見た目と話題だけには長けた人、トランプ。

本当は、かなり周到に計画されていたのでしょうが、あたかも急に思い立ったかのように装い、G20など存在感を無くしてしまったかのようです。 トランプは韓国訪問から板門店に赴き、金正恩と再び会いました。 www.nikkei.com境界線から北側にも足を踏み入れ、…

日米安保の不公平、トランプはもう半年も前に安倍に伝えている。日本は否定しているが。

G20に向かう前にトランプは日米安保の不公平さ(と本人は言っております。日本人も逆の意味でそう思っています)について語ったと伝えられ、G20や首脳会談で持ち出されるのではないかと日本政府は恐れていたようですが、終わった後の記者会見で持ち出しまし…

「自由貿易は私たちを幸せにするのか?」上村雄彦、首藤信彦、内田聖子他著

大きな論議を呼んでいたTPP(環太平洋経済連携協定)がその推進者であったアメリカのトランプへの政権交代でアメリカが離脱という思いがけない展開になりましたが、アメリカを除いた各国でTPP継続、アメリカの翻意を促すということになっています。 そ…

急遽、米朝会談を実施か。トランプが韓国訪問の際板門店に行くと表明

トランプはG20の後韓国を訪問することは予定していましたが、その際に板門店に行くので金正恩に会おうと呼びかけています。 www.nikkei.com 北朝鮮が受けるかどうかは不明と書いていますが、中国の習近平が直前に北朝鮮を訪問し、韓国の文大統領もその方向で…

またまたブラックジョーク、トランプがプーチンに「選挙介入するな」

大阪で開かれているG20の場で、米ロの首脳会談が開かれ、お似合いで腐れ縁の二人が話をしたそうですが、その中でトランプがプーチンに「選挙介入はするな」と語り、プーチンは笑みを浮かべて聞いていたそうです。 www.jiji.comトランプが当選した大統領選挙…

「ビッグデータという独裁者 『便利』とひきかえに『自由』を奪う」マルク・デュガン、クリストフ・ラベ著

「ビッグデータ」という言葉を最近よく聞きますが、日本の報道ではこれをビジネスチャンスにするといったニュアンスのものが多いようです。 しかし、世界の巨大IT企業はそれを思いのままに操り出しています。 すでにオーウェルの「1984」を越えています…

夢の話「独身寮を出ていく」

私の見る夢はSF仕立てのようなものが多いと書きましたが、久しぶりに今日はそれがない夢(こっちが普通?)を見てしまいました。 住んでいた独身寮を退去するため、荷物を運び出そうと言うところです。 今は亡き両親も出てきて、車を貸してくれます。(両親…

「英語の歴史 過去から未来への物語」寺澤盾著

英語は世界標準言語としての座を獲得し、インターネット普及でさらにその立場を強めているようです。 しかし、その成立の複雑さからいろいろな点で矛盾点や問題点も多いことは確かです。 この本では英語の歴史から現代の世界中への広がり、そして今後の予測…

いくら日米政府が沈静化をはかっても、本人がまた広言しているんじゃね。

トランプ大統領の私的な会話で日米安保廃棄について語られているという報道があり、それに対して日米両政府は火消しに励んでいるようですが、本人がさらにインタビューに答えてしまいました。 mainichi.jpまあ、安保条約廃棄までは言ってはいませんが、条約…

「内田樹の研究室」より「並行世界について」

「内田樹の研究室」の今度の記事は、「並行世界について」 夜間飛行というメルマガから単行本化されるそうですが、内田さんと平川克美さんの対談を収めたもののうち、「並行世界」について語っている部分が面白かったので、そこを再録したということです。 …

トランプが日米安保体制廃棄に言及、日米政府は否定

米通信社ブルームバーグの報道で、トランプ大統領が日米安保に疑問を呈しその廃棄にも言及したとされています。 news.nifty.com しかし、日米政府はそれを完全に否定、火消しに躍起というところです。 blogos.com まあ、しかしトランプの以前の発言から、私…

夢の話「すべての文章が3つのブロックの組み合わせで終わる世界」

毎日のように夢は見るのですが、ここで書くのはそのうちのわずかです。 「夢のような話」であっても、ここに書くのは創作は避けようと言うのが私の数少ないこだわり、(別に創作しても誰も気づかないでしょうが)です。 夢は現実と同じようだという人もいる…

「サイエンス・インポッシブル」ミチオ・カク著

SFには既存の物理学から遠く離れたような夢物語が出てきます。 しかし、それらは本当に夢なのか、実現の可能性があるのか、実際はあまり素人には分かりません。 著者のミチオ・カクさんはアメリカの理論物理学者で、超ひも理論の権威ということですが、SF小…

不正・失政相次いでいても選挙では与党が勝ってしまう理由

安倍内閣始まって以来、政権内部や周囲の官僚などによる不正、失政(失敗?意図的?)などが相次いでいても選挙では変わらずに与党勝利となり、この次の参院選(同日選?)でもそうなるでしょう。 なぜこのようになってしまうのか。 数え上げるのも嫌になる…

「日本語が世界を平和にするこれだけの理由」金谷武洋著

著者は長らくカナダモントリオール大学で日本語科の教授を務め、カナダ人の学生を相手に日本語を教えてきました。 そこではいろいろな手法で日本語の特徴を学生に飲み込ませることが、上達に役に立つものと考えたそうですが、そこで日本語の背後にある日本人…

「誰がタブーをつくるのか?」永江朗著

言論の自由、表現の自由と言われますが、現代の日本でそれが完全に守られていると思う人はないでしょう。 かといって、政府の批判をしただけで投獄される某国、宗教の批判をしたら殺される某国と比べるとマシかもしれません。(”某国”とぼかさなければいけな…

新型出生前診断について、厚労省検討会で議論

妊娠初期の母親の血液に含まれるDNAを調べることによって、染色体異常による疾患の有無を調査するという、新型出生前診断はすでに多くの診療機関で実施されていますが、厚労省が検討会を設けて検討するということです。 www.yomiuri.co.jp この検査ではダウ…

人工孵化させたウナギ稚魚が成魚に、完全養殖に進めるか。

「人工孵化させたウナギ稚魚が成魚に育った」という記事が出ていました。 こういった記事は、ともすれば誇張されて書かれていることもあり、実際はまだ関門が多いということもあるのですが、今回は確かな情報のようです。 www.nikkei.com この件については、…

イラン攻撃10分前に回避、こんな愚かな大統領に世界の運命を握られているのか

アメリカのトランプ大統領は、無人偵察機をイランに撃墜されたことに対し、報復のためにイラン攻撃の命令を出したものの、人的被害が予想されるということで攻撃開始の10分前に取り消したと、ツイッターで公表しました。 headlines.yahoo.co.jpまあ、本人…

「地図で読む日本の歴史」、「歴史ミステリー」倶楽部著

文庫サイズの本で、いろいろな話題が書かれている本といえば、出張帰りの電車や飛行機の中で読むのに最適ですが、この本もそういった作りで、見開きの2ページに一つの話題をコンパクトに書いてあるといったものです。 ただし、この本で扱っている「地図で読…

ご注意!詐欺サイト

オリンピックのチケット抽選結果が発表とか。 テレビの熊本ローカル番組でも当選だの落選だのと大騒ぎをしています。 さて、こういった騒ぎに乗じて暗躍するのが詐欺サイト。 いろいろな手段を使ってカモを引っ掛けようとしています。 this.kiji.is上記の記…

「ネアンデルタール人は私たちと交配した」スヴァンテ・ペーボ著

2010年に発表された、現代人のDNAの中にネアンデルタール人のDNAに由来する部分が数%存在するという論文は驚くべきものでした。 この本は、その研究の中心として主導し進めてきたドイツのマックス・プランク進化人類学研究所のスヴァンテ・ペーボ博士がその…

幼児の交通安全のために「キッズゾーン」創設、それで守れるはずもない

滋賀県での保育園児の事故など、幼児が交通事故に巻き込まれる事例が多いとして、その対応策が出されました。 それがなんと「キッズゾーン」なるものを作るというだけのことです。 www.kantei.go.jp すでに学校の周りには「スクールゾーン」というものが作ら…

「ディープな戦後史 歴史が面白くなる」相澤理著

著者は有名な予備校東進ハイスクールで日本史を担当しており、前著で東大の日本史の入試問題を分析したのですが、それよりはるかに面白いという一橋大学の日本史を扱ってみようというものです。 東大の入試問題は、他の大学も同じような傾向でしょうが、戦後…

新潟県山形県で震度6強の地震

昨夜山形から新潟にかけての地域で最大震度6強の地震がありました。 www.yomiuri.co.jp幸いにも死者は出なかったようで、何よりです。 熊本地震では私のところも震度6弱程度の揺れがありましたので、あの怖ろしさを思い出します。 まだまだ日本列島の地震や…

「絵図に見る 東海道中膝栗毛」旅の文化研究所編

十返舎一九の「東海道中膝栗毛」は、滑稽本のヒット作として有名となり、名前だけは誰でも知っているようですが、その中味はあまり知られていないところもあるようです。 中には内容を大幅に改変して児童書としている場合もあるようですが、実際にはとても子…

「人間はだまされる フェイクニュースを見分けるには」三浦準司著

著者の三浦さんは共同通信社の記者として長く記者や特派員などを務めた方のようです。 ネット情報の真贋関係なしのひどさや、フェイクニュースの横行にやむにやまれず書かれた本で、若者向けの口調となっています。 情報というものの価値がますます高まって…

NATROMさんの新著紹介「医師が教える最善の健康法」

現役内科医のNATROMさんが、新著の「医師が教える最善の健康法」の発売が近づいたので、(宣伝のため?)そのまえがきをブログで公開しました。 natrom.hatenablog.com 6月24日の発売ということですので、あと1週間、また買おうか図書館に入るまで待とうか悩…

田中宇さんの国際ニュース解説、さっそく「安倍イラン訪問を狙って日系タンカーを攻撃した意図」

ペルシャ湾ホルムズ海峡で日系のタンカーが攻撃された事件について、田中宇さんの「国際ニュース解説」ではさっそくその解説が載せられています。 しかも、今回は無料記事ですので、全文を読むことができます。 tanakanews.com この事件について、アメリカは…

プラスチックごみが問題なのは分かるけれど、それが「レジ袋有料化」というのはね。

G20エネルギー・環境相会議というのが開かれているそうですが、そこで日本が「レジ袋有料化政策の早期実施」を表明したそうです。 this.kiji.is「東京オリンピックを意識して」というのも意味不明ですが、「使い捨てプラスチックの25%削減」と「レジ袋有…