爽風上々のブログ

熊本の片田舎に住むリタイア読書人がその時々の心に触れたものを書き散らしています。読んだ本の感想がメインですが(読書記録)、エネルギー問題、食品問題など、また政治経済・環境問題など興味のあるものには触れていきます。

社会問題

電力供給の不安が続き、原発再稼働や蓄電池による再エネ供給などが話題に上る。

連日のように電力供給不足の危険性について報道され、「クーラーはつけても」他の節電をと繰り返されています。 テレビのワイドショーでもその対処について色々と語られていました。 原発再稼働もやむなしとする人もいれば、それは絶対にダメという人も。 そ…

「なぜ人は『売れ筋商品』を買ってしまうのか」おもしろ心理学会編

人が商品を選び購入するということは日常的に行われていることですが、そこには色々な理由がありそうです。 そういった行動には心理学的なもの、そして行動経済学的なものが隠れていますので、それらを上手く使って行けば「売れ筋商品」を作り出すこともでき…

各党の選挙公約を見ても、エネルギー問題で「エネルギー使用の見直し」をうたうものは無し。それじゃダメだって。

参院選の公約が出そろい、各党の主張の比較といったことを報じていますが、エネルギー問題についてのそれを見ても、「原発の運転か廃止か」に多少の違いはあるものの、他はほぼ同様。 省エネの徹底、再エネへの投資などほとんど数字の違いだけのようです。 w…

「スマホで子どもが騙される」佐々木成三著

ネットを通じての犯罪に子どもが巻き込まれるという事例が急増していますが、またSNSなどで子ども自身が他を傷つけるような加害者になるということも起きています。 こういったことに子どもが関わることを防ぐにはどうしたらよいのか、埼玉県警でデジタル捜…

サル痘について分かっていること、忽那賢志さんの解説より

医学関係の解説では非常に分かりやすくまとまっている忽那賢志さんの解説で、「サル痘について分かっていること」というものが掲載されていました。 news.yahoo.co.jp 特にヨーロッパで患者発生が見られるということで大騒ぎになっているようです。 アフリカ…

アメリカ連邦最高裁で妊娠中絶の容認法を憲法違反と認定、しかしアメリカの「保守とリベラル」の違いって。

アメリカの連邦最高裁で、妊娠中絶を容認した判決を憲法違反と認定したということで全国でデモが頻発するなど大きな騒ぎになっています。 jbpress.ismedia.jp アメリカの連邦最高裁の判事は9名ですが、そのうち6人が「保守派」となっており、彼らの意志は強…

リステリア菌食中毒が怖いからチーズは食べない?それももったいない話。

毎月一回掲載される、「おいしい、健康」サイトの中の「読む、えいよう」の松永和紀さんの記事ですが、今回は「妊娠中チーズは食べて良い?リステリア菌食中毒を防ぐ正しい食べ方」と題したものです。 oishi-kenko.com 以前からヨーロッパなどではリステリア…

「バルカン 〈ヨーロッパの火薬庫〉の歴史」マーク・マゾワー著

ヨーロッパの東端に位置するバルカン、日本人にとってはあまり親しみのある地域ではなく、なんという国があるかということも知られているとは言えないでしょう。 しかし、「ヨーロッパの火薬庫」と言われるような紛争の多いというイメージはあるかもしれませ…

「医療民俗学序説」畑中章宏著

新型コロナウイルスの感染拡大はパンデミックと言われるほどとなりました。 その対応には即効の薬も無く重症化し亡くなる人も出ました。 こうなると、昔からの伝統的な方法、「まじない・祈祷」などの民俗学的なものが出てくることになります。 こういったも…

新型コロナウイルス(Covid-19)再感染が起きていないとしたらその意味は。

新型コロナウイルス感染について、数日前にいくつかの疑問点をあげましたが、その中で「再感染しているのかどうか」ということにも触れました。 国立感染研の発表資料をみても、感染者数の中での再感染が明らかな人の数字というものは出ていません。 わずか…

「遊牧の人類史」松原正毅著

遊牧民といえば大草原で羊を追っている風景を思うと共に、かつてはユーラシア大陸を席巻したモンゴルの旋風が思い起こされます。 しかし遊牧という生活様式がいつ頃から起こったのか、そういった歴史については遺跡もほとんど無く、自らが記録した史料も無い…

「貝と羊の中国人」加藤徹著

著者の加藤さんは中国文化の研究者で特に京劇が専門ということです。 中国社会や中国人というものを考察してきたというわけではないようですが、中国にも長く滞在しておりそこで見聞きしたことから中国について考えるようになりました。 その見方は一般的な…

東京オリンピック費用総額1兆5000億円

東京オリンピックにかかった総費用が1兆5000億円だったということです。 mainichi.jp 上記毎日新聞記事には「全体像が分からぬまま」だと批判していますが、全体像が分かろうと分からぬままだろうと、使ってしまったことは確かでしょう。 招致段階では7000億…

海外からのバイオ発電用木質ペレットの輸入急増、こんなものはただの「森林破壊」

バイオマス発電の発電所の建設が急増し、それに伴い海外からの発電用木質ペレットの輸入も急増しているようです。 news.yahoo.co.jp このままで行けばペレット価格も跳ね上がる「ウッドショック」が再来するかもという危惧があるという記事ですが、問題はそ…

「内田樹の研究室」より「選挙と公約」

内田樹さんのブログ「研究室」より「選挙と公約」という話です。 blog.tatsuru.com この文章は「週刊金曜日」に寄稿したものということです。 内田さんも自民党政権が行っている政策によって明らかに不利益をもたらされている人々がそれでも自民党に投票し続…

新型コロナウイルス(Covid-19)の感染状況について雑感。

新型コロナウイルス(しかし流行拡大から3年がたつのにまだ”新型”というのもどんなものか)は新規感染者が徐々に減りつつあるとはいえその減少傾向はゆっくりとしたもので、まだまだ警戒が続いています。 実は先日、以前勤めていた会社の退職者たちの親睦会…

「国家と歴史 戦後日本の歴史問題」波多野澄雄著

中国や韓国との関係悪化の際には日本の歴史認識について先方から非難を受けるということが続いており、どうしても「歴史問題とは何なのか」ということを考えさせられます。 この本はかつての日本人にとっては「大東亜戦争」であったあの時代の戦争というもの…

インターネットエクスプローラー(IE)のサポート終了

Webブラウザーの定番として長く使われてきたインターネットエクスプローラ(IE)のがサポートが終了するそうです。 www.itmedia.co.jp 私自身は家庭ではずっとFirefoxを使っていましたが、会社などではIEも使っており、懐かしい気持ちもありますが、まあ時の…

「おにぎりの文化史」横浜市歴史博物館監修

米離れなどと言われていても、おにぎりの販売数はかなりの数に上っています。 現代日本でも重要な食形態であるおにぎりですが、その歴史についても考えていくと色々とありそうです。 横浜市歴史博物館では2014年に企画展「大おにぎり展 出土資料からみた穀物…

キッシンジャーの発言に注目が集まる。

相変わらず日本のニュースではウクライナ軍健闘と伝えられていますが、それに反する話が取り上げられました。 アメリカ寄りの報道に疑問的な立場で書いている、賀茂川耕助さんの「賀茂川耕助のブログ」です。 それが以下の「キッシンジャーの言う通りだ」な…

「日銀は国の子会社だから国の借金は心配無用」安倍元首相の認識はこんなものか。

安倍元首相がある会合で語った発言内容だそうです。 news.yahoo.co.jp そのポイントは記事によるとつぎのようなものです。 (1)「(政府の)1000兆円の借金の半分は日銀が(国債として)買っている」 (2)「日銀は政府の子会社」であり、それゆえ、 (3)「60年で(返…

「脱炭素化」を無理やり進めるとどういう事態になるのか。

脱炭素化という掛け声ばかりが高くなり、一見すると世界中がそちらに向かって走り出すかのように感じるかもしれません。 脱炭素化、すなわち石油や石炭などの化石燃料の使用を抑えるということ自体は積極的に進めることが必要なのですが、現在使われているこ…

「主権者のいない国」白井聡著

「永続敗戦論」でも目を見張らせるような解析力と表現力を見せて頂いた白井さんですが、その最近の評論などをまとめたものがこの「主権者のいない国」です。 「永続敗戦論」よりさらに的確に鋭く政権の、そしてそれに投票し続ける日本国民の愚劣さを描写して…

「太陽光発電義務化」に反対するのは「ヘイト」なのか

東京都が打ち出した「太陽光発電住宅設置義務化」という暴挙に対し、ネットやユーチューブで反対の声が上がっているようですが、その反対を「ヘイト」だと断罪し切り捨てて進めるべきという意見を東大准教授という人が書いていました。 news.yahoo.co.jp ど…

マスクをしていると熱中症になるのか、リスク学の観点から永井孝志さんのブログより。

早くも蒸し暑さが到来し、またコロナウイルス流行も少し落ち着いたように見えるからでしょうか、「熱中症のリスクがあるからマスクは外しても良いのか」といった話が聞かれるようになりました。 これについて、リスク学者永井孝志さんのブログで論じています…

「自分で考える集団的自衛権 若者と国家」柳澤協二著

書名には「集団的自衛権」が挙げられていますが、それだけに限った話ではなく、日本の政治体制や官僚の問題まで広く扱っています。 著者の柳澤さんは国家公務員として最初は防衛庁に入庁し、ずっと安全保障・危機管理を担当、官僚生活の最後には内閣官房副長…

今になって日銀黒田総裁の発言に反応、結局この日本は「身近な話題」にしか反応できない連中の集合体。

日銀の黒田総裁が、「家計は値上げを受け入れることができる」と発言したことに対し、多くの批判の声が殺到したということで黒田総裁は発言撤回したということです。 news.yahoo.co.jp しかし黒田のやってきたことのすべては日本経済を根本から揺るがせかね…

「コレモ日本語アルカ?」金水敏著

いわゆる「アルヨことば」、小説やドラマなどで外国人(特に中国人)を描く時に彼らにしゃべらせる言葉というものは、しばしば耳にしたので記憶に残っています。 しかし、実際の中国人がこのような言葉を話すということは、まずあり得ないことのようです。 …

ちょっと面白い?話。テレビドラマで喫煙シーンは出せないのか。

現在放送中のNHKの朝の連続テレビ小説で、1970年代の新聞社のシーンが出ていますが、そこで「史実と全く異なり」タバコを吸うシーンが全く出てこないということが話題になっているようです。 news.nifty.com 現在ではオフィスで喫煙などは考えられない状況な…

「そもそも植物とは何か」フロランス・ビュルガ著

植物には知性があるとか、木々は会話しているといった主張をする人も居ます。 しかし実際は植物には感覚も知性もなく、動物とは全く異なる存在なのだということを強烈に主張している本です。 その前提となる社会現象がよく分からないので、何か不思議な主張…