爽風上々のブログ

熊本の片田舎に住むリタイア読書人がその時々の心に触れたものを書き散らしています。読んだ本の感想がメインですが(読書記録)、エネルギー問題、食品問題など、また政治経済・環境問題など興味のあるものには触れていきます。

社会問題

「メイド・イン・ジャパンの食文化史」畑中三応子著

このところ、日本食(和食)を礼賛する風潮になっています。 和食がユネスコの無形文化遺産に登録されたということもそれを強めているようです。 しかし、実際の日本の食というものはその「和食の特徴」とはまったく逆とも言える状況です。 「多様で新鮮な食…

近藤邦明さんの「環境問題を考える」で、温暖化の虚像批判。

いつも参考にさせて頂いている近藤邦明さんの「環境問題を考える」で、近藤さんが発表された「温暖化の虚像」という冊子の紹介がされています。 PDF版はネットでのダウンロードは自由ということです。 https://www.env01.net/fromadmin/contents/2020/2020_0…

「ペテン師と天才 佐村河内事件の全貌」神山典士著

全聾の作曲家として大いに持ち上げられていた佐村河内守が、実はそのすべての作曲をゴーストライターの新垣隆に書かせていたというスキャンダルが世を騒がせたのは2014年のことでした。 その発端となった週刊文春の記事を書いた本人である、神山さんがそ…

オリンピックチケット払い戻し可能に

世界の人々のほとんど、日本人でも半分以上は実施に疑問を持っているだろう来年のオリンピックですが、会場はすべて今年の予定通りに使用可能となったということで、チケットはそのまま使うことができるとしてきました。 しかし、さすがに1年後では予定も違…

プラスチックはどうなるのか。石油依存社会の行く末。

目次 プラスチックの行く末について 1.プラスチック原料は石油 2.石油供給の不安 3.石油減少時代の諸相 4.まず「包装」をどうするか。 5.妙案はほとんどない。せめて他の用途は絞って石油はプラスチック製造のみに。 プラスチックについての最近の…

「内田樹の研究室」より、「日本学術会議問題について」

日本学術会議の問題については、様々な議論がされていますが、内田樹さんは「統治コストの削減」と「国力」という観点から書かれています。 blog.tatsuru.com たいていの議論は「学問の自由」といった点を主要なポイントとしてますので、ちょっと違った観点…

レジ袋やストローを規制してもね、プラスチックの使用はさらに広がる

商店街の飲食店の苦境はさらに厳しく、何とか生き残りをかけて弁当販売やデリバリーなどで客をつなぎとめようと必死だというニュースがしばしば流れています。 しかし、その映像を見てかなり引っかかるものを感じました。 結構高級そうなレストランですが、…

熊本市繁華街で2件のコロナウイルスクラスター発生、しかしPCR検査拒否者が相次ぐ

熊本市の繁華街の飲食店で、2件のクラスターが発生しました。 クラスター拡大の熊本市 対策不十分な飲食店の利用自粛を要請|【西日本新聞ニュース】 2軒とも「接待を伴う」という分類の店ですが、1軒はキャバクラ、もう1軒はラウンジということです。 と…

「実践 日本人の英語」マーク・ピーターセン著

著者はアメリカより来日し長らく文学の研究をするかたわら、大学で学生の英語指導を行ったり、日本人科学者の書く英語論文の添削をしたりという活動をしてきました。 最近は日本語を使う外国人も増えていますが、時々おやっと思うような変な日本語表現に出会…

田中宇さんの「国際ニュース解説」より、「隠れ支持者がトランプを再選させる」

田中宇さんはその「国際ニュース解説」でずっとトランプは再選されると主張してきましたが、ここに来てそれを詳しく解説しています。 tanakanews.com 現在でもアメリカのマスコミ系の世論調査では10%近くの差でバイデンが有利と報じていますが、田中さん…

「『日本の伝統』の正体」藤井青銅著

歴史だけは古い日本だけあって、「古くからそうです」と言われるとなんとなくありがたく思ってしまうところがあるようです。 しかし、「日本の伝統」と言われるものでも、本当に「古くからあるもの」なのか。 そこに疑問を持った著者が、本当のところいつ頃…

スガは靖国問題もアベ継承

靖国神社の例大祭にスガは真榊奉納をしましたが、これはアベがやったことをそのまま継承したようです。 www.jcp.or.jp スガは官房長官時代には一度も真榊奉納ということはしていません。 総理になったために今度はじめてやったということで、これが直接「真…

都道府県魅力度ランキングで、茨城が最下位脱出といった話は流れるが

「都道府県魅力度ランキング」というものが発表され、ずっと最下位だった茨城県が脱出して代わりに栃木が最下位と言った話がニュースで流れています。 これはあくまでも民間の調査会社の「ブランド総合研究所」というところが実施した全国各地でのアンケート…

「困ったクレーマーを5分で黙らせる技術」援川聡著

お客様からのクレームは貴重な企業運営のための資料とも言えますが、「クレーマー」となるとそうも言っていられません。 ある大手食品メーカーによれば、年間の消費者からの電話が2万件あったそうですが、そのうち80%は問い合わせ、ご意見というのが10…

日本の裁判所に期待してもダメとは思っていたが、非正規労働者に厳しい判決

非正規労働者の賃金などの待遇が正規と非常に差が大きいという裁判で、政府の政策と比べてもはるかに後退する判決が出ました。 www.tokyo-np.co.jp 「不合理だとは言えない」とか「仕事内容に差がある」といった、スガの答弁よりもひどいような理由で門前払…

「内田樹の研究室」より「(あまり)書評を書かない理由」

内田さんが「現代短歌」という本から頼まれて「よい書評」という文章を書いたそうです。 それが掲載されています。 blog.tatsuru.com どうも現代の書評というものは、その作品の瑕疵を指摘する方ばかりに向いているようです。 それが嫌な内田さんは書評その…

神奈川で異臭騒動が広がる。でも「地震の危険性」はちょっとね。

神奈川県東部、横須賀や三浦でしばらく前から異臭が発生しているという騒ぎがありますが、それが横浜にまで広がったとか。 縁もゆかりもある地域ですので、ちょっと気になります。 ただし、どこで発生するかが分からないため、大規模な捕集装置でサンプリン…

池袋暴走事故の被告が車の異常を主張したことに批判が広がる

池袋での車の暴走事故を起こした元高級官僚の被告が、車に異常があったことを事故原因だと主張していることで、批判が広がっています。 news.yahoo.co.jp ただし、これまでも無数の自動車事故が起きていますが、実際に「車の異常」があったということもかな…

飲食店で気を付けるべきは「グループ間感染」か「グループ内感染」か、永井孝志さんのリスク学研究より

リスク学研究者で、さまざまなリスクについて書かれている永井孝志さんの「リスクと共により良く生きる」で、飲食店でのウイルス感染防止について興味深いことが書かれていました。 nagaitakashi.net GOTOキャンペーンでは、それを受ける旅館・ホテルや飲食…

コロナ禍、各地で大規模クラスターが次々と発生、やはりまだ免疫獲得はできていないのか。

コロナウイルス感染者発生もようやく落ち着いたかとして、各種事業が開始・再開ということになっていますが、それでも各地で大規模な集団感染が発生しています。 news.yahoo.co.jp埼玉での劇団練習での62人集団感染ということですが、熊本でも飲食店(接待…

「モラルの起源 実験社会科学からの問い」亀田達也著

直接本書の内容とつながるものではないのですが、冒頭に2015年に文科省から出された大学の組織改革についての通知について書かれています。 そこには人文社会科学系の学部は再編、削減すべしという趣旨が書かれていました。 理系の学部に比べて社会のために…

「内田樹の研究室」より「『日本習合論』ちょっと立ち読み」

内田樹さんのブログ、「内田樹の研究室」で、内田さんが出版されたばかりの「日本習合論」という本について、販促と称して解説がされていました。 blog.tatsuru.com先月発売されたばかりのようで、まだ湯気が立っているような本ですが、ちょっと高いようで買…

ノーベル賞受賞者発表あいつぐ。村上春樹氏はもう無理か。

ノーベル賞受賞者の発表が相次いでいますが、もう日本人授賞は無理でしょうか。 文学賞ではアメリカの女流詩人が決まり、また例年通りですが、「村上春樹の受賞ならず」といったことに関連したニュースが各地から流れています。 news.yahoo.co.jp上記のニュ…

「『殺しあう』世界の読み方」田原総一朗、佐藤優、宮崎学

ジャーナリストというよりその他の活動がありそうな田原さんが、「日本を代表する論客」とする佐藤優さん、宮崎学さんを招いて鼎談した記録です。 出版は2015年6月ですので、ピケティの「21世紀の資本」が話題となっており、またIS(イスラム国)のテロも頻…

お笑い、「水素ステーション設置事業」の運営基準が守られず事業撤退

環境省が推進していた「水素ステーション設置」の事業は、その使用電源に太陽光発電などの「再生可能エネルギー」のみを使うことになっていたのに、一般電力を使っていたとして会計検査院から指摘を受けました。 mainichi.jpどうせすぐにリンクが切れてしま…

トランプ大統領のコロナウイルス感染

アメリカのトランプ大統領はコロナウイルスに感染し発症したものの、わずか3日で退院、ホワイトハウスに戻りました。 www.afpbb.com選挙のことばかりが頭全体を占めているのか、病気に対する恐怖もなく、他人に感染させるかもという恐れもなく、健在ぶりばか…

「コロナでだけは死にたくない」とはどういうことか、リスク学研究者永井孝志さんのブログより

リスク学研究者の永井さんのブログが非常に興味深い内容で発信されていますので、注目していますが、今回は「コロナでだけは死にたくないとはどういうことか」と題され、「良いリスク」と「悪いリスク」について書かれています。 nagaitakashi.netどうせ死ぬ…

FOOCOM.NET専門家コラムより、「ぶどうによる窒息事故」

FOOCOM.NETで瀬古博子さんが、「ぶどうによる子供の窒息事故」という記事を書かれていました。 www.foocom.net幼稚園の給食で出たブドウを食べて喉に詰まらせ、4歳の子供が亡くなるという事故だったそうです。 ブドウは直径3cmのピオーネと言うことですが…

早くも菅の正体あらわに。学術会議のメンバーから気に入らない学者を外す。

日本学術会議の会員は、一応政府の任命するものとなっていますがその選定についてはこれまで推薦された人を外した例はなかったそうです。 しかし、今回の新規会員任命では政府の政策を批判した6名の任命をしなかったそうです。 これについては、かえるさん…

「昭和の尋ね人 アウトサイダー列伝」西日本新聞社文化部編

ほんの一瞬、社会の脚光を浴びたもののその後どこでどうしているのか、消えてしまったような人はたくさんいます。 福岡の新聞社、西日本新聞では1995年当時に昭和の時代に一瞬光輝に満ちたがその後埋もれてしまったという人の中で九州を中心に西日本に縁があ…