熊本県内の料理店で生の鶏肉料理を食べた客7人がカンピロバクター食中毒になったという報道がありました。
県の発表資料です。
若い男女のグループだったようですが、11人で食事に来てそのうち7人が発症しました。
ニュースでは「加熱不十分の鶏料理を食べた」ということでした。
そこで何を食べたのかその店のメニューを見てみると。
「天草大王のとりわさ」「生つくね」といった料理が。
「とりわさ」というのは表面だけ焼き色をつけるものの中には火を通さないで食べるもののようです。
「生つくね」は他の店でも食中毒を起こし問題となっていますが、「新鮮だから大丈夫」と思い込んで鶏肉を叩いてつくねにし生のまま食べさせるというもので、非常に危険なものです。
当該店でも「朝ひき」を売り物にしており、新鮮な肉だから生でも食べられると思っていたようです。
食中毒になった客が何を食べたのかは分かりませんが、「加熱不十分」などではなく「最初から加熱する気など全く無かった」料理を食べたのは間違いなさそうです。
店は3日間の営業停止となりましたが、それが明ければまた営業するのでしょうか。
少しは懲りてくれれば良いのですが。