爽風上々のブログ

熊本の片田舎に住むリタイア読書人がその時々の心に触れたものを書き散らしています。読んだ本の感想がメインですが(読書記録)、エネルギー問題、食品問題など、また政治経済・環境問題など興味のあるものには触れていきます。

2022-09-01から1ヶ月間の記事一覧

自衛隊は「イージスシステム搭載艦」の予算要求、これはとんでもないものだった。

自衛隊は「イージスシステム搭載艦」というものの予算要求を出しました。 これは従来の「イージス艦」というものとは異なるとんでもないものだという、軍事ジャーナリスト清谷信一さんと言う方の指摘です。 news.yahoo.co.jp このイージスシステム搭載艦とは…

肥料についてあれこれ。

ロシアのウクライナ侵攻に対する欧米各国の経済制裁により、肥料価格が高騰しているということです。 ロシアは肥料の輸出国であり、また各国の肥料製造に必要な石油や天然ガスもロシアからの輸出が多いということで、それが止まれば肥料の必要量が満たせない…

祝!プロ野球ヤクルトスワローズ村上宗隆選手55本ホームラン

プロ野球ヤクルトスワローズの村上宗隆選手が昨晩の巨人戦で一試合2本のホームランを打ち、シーズン55本として王貞治さんの記録に並びました。 kumanichi.com 村上選手は熊本市出身、九州学院高校卒ということで地元紙熊本日日新聞ではスポーツ面だけでなく1…

「音楽劇の歴史 オペラ・オペレッタ・ミュージカル」重木昭信著

音楽を劇の重要要素として取り入れている音楽劇というものは、現在でもオペラやミュージカルとして人気があります。 しかしオペラはクラシック音楽として扱われ、ミュージカルの多くはポピュラー音楽ですが、そこにや共通の性質があるようです。 そのような…

甲子園の応援席で喫煙・飲酒、熊本県議の行動に批判

夏の高校野球甲子園大会でベスト8まで進出した九州学院の応援席で喫煙したとして、同校OBで熊本県議会の議員が批判されています。 news.yahoo.co.jp 最初は「注意されたので止めた」などと話していたようですが、実際には高校の関係者から止めるように言われ…

リスク学者永井孝志さんのブログで、除草剤グリホサートのリスクについて連載されているので紹介 その2

永井孝志さんのブログより、グリホサートのリスクについて、その2です。 ブログのその3にはグリホサートの発がん性のリスクはどれほどかという、このシリーズの中心となる話題が扱われています。 nagaitakashi.net 特にヨーロッパで反グリホサートの活動が…

やっぱりそうか、夫婦の年齢差は同年齢が最多

夫婦の年齢差で最も多いのは何歳差かという記事が載っていました。 toyokeizai.net 筆者は人口動態シニアリサーチャーという天野さんと言う方ですが、自治体の結婚支援センターの担当者などとも交流があります。 そのデータは厚労省の人口動態統計から筆者が…

「無国籍と複数国籍」陳天璽著

著者の陳さん、名前は難しいですが愛称はララさんということですが、現在は大学教授の傍らNPO法人無国籍ネットワークというところの代表理事をなさっているそうです。 陳さん自身、中国出身のご両親が横浜中華街にやってきてから生まれた日本生まれですが、…

まだまだお元気で活躍、フードファディズム紹介者の高橋久仁子群大名誉教授の講演

日本へのフードファディズム紹介の先駆者、高橋久仁子群馬大学名誉教授が講演をされたそうです。 www.jc-press.com フードファディズムとは、まだそれほど知名度が高くはない言葉かもしれませんが、「食品の有効性・有害性を過度に強調すること」を言います…

リスク学者永井孝志さんのブログで、除草剤グリホサートのリスクについて連載されているので紹介 その1

リスク学者永井孝志さんのブログは色々と参考にさせて頂いていますが、このところ連続で除草剤グリホサートのリスクについて書かれています。 さまざまな方向から見た除草剤リスクということで、こちらでも紹介していきたいと思います。 グリホサートは1970…

原油高対策の緊急補助金、すでに多額の支出

原油価格が急落したというニュースも流れていますが、まだまだ根本的な原因がなくなったわけではなく基本的には上昇傾向は続くでしょう。 そんな中、政府が行っている原油高対策としての補助金支出が2兆円に達するも、まだ止めるわけにはいかないというニュ…

国税庁をかたる詐欺メール、来ました。

国税庁のホームページでも詐欺メールが多発しているという注意が書かれていましたが、私のところにも送られてきました。 その文面はこのようなものです。 ちょっとドキッとするようなものになっています。 まず、差出人が「国税庁」と堂々と書かれています。…

「歌う国民」渡辺裕著

「歌う国民」といっても、昨今のカラオケで老若男女問わずにマイクを握るという状況は触れていません。 本書副題にもあるように「唱歌、校歌、うたごえ」で表される、明治時代から昭和前期くらいまでの歌をめぐる状況について語っています。 本書冒頭に取り…

イチジクあれこれ

イチジクの旬の季節となったようで、色づいた果実が販売されています。 実は私はイチジクというものをほとんど食べたことがなかったのですが、熊本では結構旬の時期には出回るということで、最近ようやく食べるようになりました。 イチジクが日本に渡来した…

円安が止まらない、どこまで行くのか。

円安の動きが止まらず、1ドル140円を越えるかどうかと言っていたのがあっさり突破、すぐに145円も越えるという事態になってきました。 1ドル360円という固定相場の昔も知ってはいますが、最近は100円程度という状況が続きそれに従って作られてきた社会の動き…

国葬問題について国会で閉会中審査、まあどうせ大したことにはならないはず。

安倍国葬に関して国会で閉会中審査が行われるとか。 しかしごくわずかな時間のみで、とても岸田が「丁寧な説明」をできるはずもなく、(まあ時間の問題ではなくそもそもその意識もないでしょうが)、野党の質問時間も1時間ということではほとんど成果も出せ…

「深掘り!日本の地名」宇田川勝司著

著者の宇田川さんは長年中高で地理を教え、退職後は地理教育のコンサルタントをされているということです。 人の住むところ必ず地名というものがありますが、日本では定住して農耕をしてきたためか地名との関係が特に強いようです。 日本人の名字の多くは地…

石原良純と玉川徹が再生エネルギーに関して放送事故並みの論争とか。

「飛ばしの東スポ」とも言われる東京スポーツ新聞に掲載されていたという話です。 www.tokyo-sports.co.jp テレ朝のモーニングショーで、コメンテーターの玉川徹と石原良純が再生エネルギーについて激論を繰り広げたそうです。 石原は俳優ではありますが気象…

「鉄道トリビア探訪記」野村正樹著

著者の野村さんは作家ですが、子どもの頃からの鉄道ファン。 それを口にしていたら民営鉄道協会というところから広報誌への執筆を依頼されてしまいました。 そういう事情なので普通では入ることのできない場所での取材もOKということになり、様々な状況を実…

なんでこのような事故が再発するのか。幼稚園の送迎バスで取り残された女児が熱中死。

昨年このような事故が起きた際も信じられない思いがしたのですが、それが再発というさらに信じがたいニュースです。 news.yahoo.co.jp 運転していたのが園の理事長、他にも添乗の女性、どちらも70代ということですが、認知機能に異常があったわけでもないで…

「内田樹の研究室」より「安倍政治を総括する」

内田樹さんのブログ「研究室」に掲載されていたものですが、日刊ゲンダイへの記事だそうです。 blog.tatsuru.com 安倍政治の10年間で日本の国力は劇的に衰えた。 しかし、安倍の最大の負の遺産が、「国力が衰微しているという事実が隠蔽されている」 という…

ザポロジエ原発を攻撃しているのは誰なのか。

ウクライナのザポリージャ原発(ザポロジエ、どっちがどっちやら分かりません)に砲撃などが加えられ、原発に危機が迫るとしてIAEAが監視チームを派遣したということで、現在は何とか原発内に入っているようです。 この原発に対する攻撃がどちらのものか、ロ…

「『人望』の研究」小和田哲男著

小和田さんは戦国時代が専門の歴史学者ですが、一般向けの本も多数書かれており、また歴史ドラマの時代考証を担当していることでも有名です。 この本では歴史上の人物の生き方を参考に、「人望」ということについてあれこれと記しています。 「あの人には人…

夢の話「熊本市に飲みに行く」

学校時代や会社勤務の頃の夢というものは繰り返し見ていますが、(まあ最近の引退生活の夢などはほとんど見ることはありません)、その舞台はかなり前の時代が多いようです。 しかし今回の夢は比較的最近のものでした。 とはいえ、考えてみるともう20年以上…

「オリンピック 反対する側の論理」ジュールズ・ボイコフ著

著者のボイコフさんは現在は大学の政治学教授ですが、もとはサッカー選手でバルセロナ五輪には米国代表として出場したこともあります。 しかしその後は反オリンピック運動に参加するようになりました。 2020東京オリンピックではちょうど蔓延していた新型コ…

「バイオマス発電は持続可能か」って、本当に分からないのか。

日経新聞の記事ですが、「バイオマス発電は持続可能か」と問いかけるものとなっていますが、そんなはずはないということも判らないのでしょうか。 www.nikkei.com 記事の詳細は有料のため最後までは見ることができませんが、まあこの導入部だけで見当は付き…

「地図でたどる世界交易史」フィリップ・パーカー著

交易というものは人類が定住し文明を開いてきたかなり早くから行われてきたようです。 それはグローバル世界と言われるようになった最近ではさらに重要度を増しています。 そういった交易というものの歴史を目で見たらどう感じるか。 歴史上の人々もそれを思…

NATROMのブログより、「乳がん検診と子宮頸がん検診が2年に1度なのはなぜか」

名古屋市議会の塚本さんという議員が表題のような問いを発したのでNATROMさんが答えたということです。 natrom.hatenablog.com この議員さんは男性対象の前立腺がん検診が毎年行われているのに、女性対象のこれらの検診が2年に1度であることに疑問を持ち、あ…

「模倣の罠 自由主義の没落」イワン・クラステフ、スティーヴン・ホームズ著

「模倣」とは何を示すのか。 それは1989年に冷戦が終了し、一見して欧米の自由主義と民主主義が世界を覆ったかのような時代となりましたが、その後の世界では旧共産圏などを中心にアメリカを「模倣」して自由民主主義を取り入れていくこととなりました。 し…

台風あれこれ

台風11号は日本列島南方を西進していたのですが、沖縄を通り過ぎたところで停滞しこの後は東シナ海を北上して九州に接近するようです。 実はこのコースが九州西部の長崎や熊本にとっては一番怖いもので、1999年9月に熊本県不知火町で大きな高潮被害を出した…