イチジクの旬の季節となったようで、色づいた果実が販売されています。
実は私はイチジクというものをほとんど食べたことがなかったのですが、熊本では結構旬の時期には出回るということで、最近ようやく食べるようになりました。
イチジクが日本に渡来したのは比較的新しいことのようで、中国からとも南蛮からとも言われているようですが、宣教師がもたらしたという説もあり、実際に熊本県でも天草地方にはかなり栽培されているようで、「南蛮柿」と呼ばれているそうです。
栽培には高温多湿が向いているようで、それもあってかところどころに木が植えられているようです。
我が家の両親は両方とも長野県出身ということで、イチジクなどまったく食経験もなく、子どもの頃にもそのようなものがあるということも判りませんでした。
ただし、幼児期に住んでいた名古屋の近く、豊橋市近郊にいた叔父(父の弟)の家には庭にイチジクの木があり、変な実がなっていると見たような記憶はあります。
それが食べられるものだということも知りませんでした。
調べてみると愛知県でも東部はイチジク栽培が結構盛んなようです。
それで一本貰って植えたものでしょうか。
ウィキ情報で見てみると、やはり栽培は西日本が多いようですが、徐々に東北にも広がっているようです。
ただし、木の上で完熟させなければならず採ってからもすぐに流通させなければ悪くなるとのことでそう遠くまでは運べないようです。
しかし最近食べ始めてその魅力には驚きました。
甘いのはかなりのものですが、それでいて上品な風味です。
昔は、これは皮をむいて食べるのか、とか中のブツブツは取るのかなど、まともに食べる方法も知りませんでしたが、そのまま食べても料理をしても美味しく、またジャムを作っても良いようです。
生ハムと一緒に食べてみましたが、なかなかのものでした。
今まであまり食べなかったのがもったいなかったと感じます。