台風11号は日本列島南方を西進していたのですが、沖縄を通り過ぎたところで停滞しこの後は東シナ海を北上して九州に接近するようです。
実はこのコースが九州西部の長崎や熊本にとっては一番怖いもので、1999年9月に熊本県不知火町で大きな高潮被害を出した台風18号もそれに沿って進んできました。
台風は中心の東側がもっとも勢力が強いため、九州の西側から近づくものが危険なのですが、さらに海上をずっと進んでくるために勢力も衰えないという要因もあるのでしょう。
今回の台風11号も沖縄付近でさらに発達し勢力を強めるということですので、危ないものです。
せいぜい対策をしっかりしておかねば。
さて、余談ですが、沖縄地方には引き続き台風の影響が出そうです。
とくに真夏の台風にありがちなことなのですが、これまでも1週間近く沖縄付近に台風が停滞ということもありました。
そうなればもちろん飛行機や船の運航も止まり、影響は大きくなります。
こういった事情は民間航空ばかりではないでしょう。
沖縄に駐留する米軍の航空機や船舶の運航も同様なのでは。
夏季に繰り返し沖縄を襲う台風ですが、それでかなりの期間軍の動きが制限されるわけです。
こんな場所が「日本国内で基地に最適な場所」のわけがないと思うのですが、違うのでしょうか。
もしも日本侵攻を企てる勢力があるとすれば、沖縄の米軍や自衛隊が動きが取れない時期というのは最高のチャンスです。
やはり防衛の基地としては天候の影響ももっとも少ない場所が最良でしょう。
おそらく関東地方だと思いますが。