日本へのフードファディズム紹介の先駆者、高橋久仁子群馬大学名誉教授が講演をされたそうです。
フードファディズムとは、まだそれほど知名度が高くはない言葉かもしれませんが、「食品の有効性・有害性を過度に強調すること」を言います。
つまり、「あれこれの食品は体に良い」とか逆に「身体に悪い」といった情報を実際よりも過大に強調することで、まあ現在テレビCMなどに溢れている健康食品などはほぼこれに該当します。
高橋久仁子さんはこれを日本に早い時期に紹介し、その後も脱フードファディズムの活動を長く続けています。
私もかなり以前に高橋さんの著書を読み、それまではほとんどこういった問題には無知だったのですが、それからは色々と調べるようになりました。
高橋さんが長らく努力してこられたにも関わらず、フードファディズムはますます増長しているようです。
これにはもちろん政府自らが旗を振っている機能性表示食品などと言う動きも関わっているのでしょう。
あんなもの、まさにフードファディズムの巣窟ばかりです。
このような状況ではありますが、めげることなく益々ご活躍願いたいものです。