食品問題
生食(なましょく)というものに対する日本人の嗜好というのは世界でも稀なほどのものですが、それが多くの食中毒の原因ともなっています。 そこでいろいろな食物を生で食べるということの現状、危険性などを専門家が詳しく解説してやろうという本です。 読…
リン(P)という元素は体内で非常に重要な働きをしているのですが、一方で過剰摂取は危険という話もたくさん出ています。 特に食品添加物に多いとして、その害を強調する理由にも使われます。 news.yahoo.co.jp上記の記事も某大学教授の話として過剰摂取のリ…
「フリーラジカル」といえば体の中でガンの原因となったり老化を進めたりと悪いばかりのように言われています。 フリーラジカルを抑制する効果があるとされているのが、抗酸化性物質でこれを含むと言われるサプリメントを摂取することが健康のためのように言…
岩村さんは家族の食卓の光景を調査しその家庭環境を分析するという活動を20年にわたって続けれ来られ、これまでも何冊かの本を書いています。 私もその前著は読んだことがあり、現在の日本の家庭というものがかなり危うい状況だと感じていました。 「家族の…
まだ確定情報ではないようですが、島根県浜田市と姫路市で起きた恵方巻による集団食中毒の原因が、浜田市のものはノロウイルス、姫路市は黄色ブドウ球菌であったようです。 どちらも非常に発生頻度の多い食中毒菌ですが、恵方巻という異常な状況下での発生と…
恵方巻の大騒ぎは残品廃棄の問題が大きく取り上げられますが、今年は食中毒発生があちこちで大規模に起きているようです。 news.yahoo.co.jp www.bengo4.com島根では100人以上、姫路でも数十人で症状確認とか。 おそらくその他にも発生事例はあるのではな…
あまり確実とは言えない情報で、取り上げるのもどうかと思ったのですが、やはりちょっと黙ってはいられない問題です。 「被災地の炊き出しで、提供する豚汁にミネラルサプリを投入していた」という話です。 times.abema.tvabemaヒルズという情報源ですが、ど…
明治以前の日本の麺料理といえば小麦粉を練ったうどんやそうめん、そばといったものだったのでしょう。 しかし現在では様々な麺が存在しています。 ただし、中華料理やイタリア料理などに由来しているようではあるものの、その原型からははるかに離れた日本…
日本食礼賛という風潮がもう長いこと社会を覆っているようです。 「和食」のユネスコ無形文化遺産登録ということもそれを後押ししました。 しかし、その「和食」と言われているものなど、どの時代、どの地域に存在したか、ほとんど無かったものだともされて…
サバやサケ、イカなどの刺身に潜んでいて食中毒の原因となるアニサキスは多くの中毒患者の発生につながっています。 加熱はもとより、冷凍しただけでもアニサキスは死んでしまうため、不安はなくなるのですが、どうしても生で刺身を食べたいという人が多いた…
もう「高島屋ぐちゃぐちゃケーキ事件」で名が残りそうな情勢ですが、高島屋の経営者が「責任は高島屋にあるが原因追及は困難」と表明したことでさらに批判を集めています。 これについて、東北大学特任教授という増沢隆太さんの監修で記事が出ていました。 b…
ペットボトルの使いまわし(自分で再利用)はしてはいけないという話です。 ペットボトルを使い回ししてはいけない!『絶対NGな理由』3選 (msn.com) シュフーズというところで出ていたものですが、使い終わったペットボトルを水筒代わりに使う人もいるという…
パンやうどんなど小麦製品の売り文句には「国産小麦使用」という言葉が並ぶことが多いようです。 しかし実際は国産小麦には危険性が存在します。 日本ではどうしても収穫期に雨が多いことがあり、カビの発生とそのカビが作るカビ毒が検出されることがありま…
考えられないような食品取扱で大規模な食中毒を引き起こした「デスマフィン」事件でしたが、その風評被害が発生しているという話です。 (事実関係はまだ完全に把握できていませんが、出店業者の発表はあるようです。ただし”会場側”というのがどこかというこ…
東京ビッグサイトで開かれたイベントで発生した「無添加手作りマフィン」による食中毒事件は大きな関心を集め、「無添加が悪い」といった論調も多いようですが、実際のところ添加物で腐敗を防ぐようなことは難しく、もっと基本的な問題があるようです。 それ…
先日、毎月診察に訪れている病院に行ったところ待合室のテレビに流れていた番組の話です。 いつもは見ることもない番組ですが、病院待合室とあってはチャンネルを変えるわけにもいかず見るともなしに見ていました。 熊本ローカルの番組で県内の食べ物や農産…
青森県八戸市の弁当業者吉田屋の駅弁を食べた人が多数食中毒症状を呈したのは米飯が黄色ブドウ球菌やセレウス菌に汚染されていたためということです。 www.yomiuri.co.jp各地の駅弁大会にも出品している業者であったため、患者は全国各地で発生するという事…
「秘密のケンミンショー」というテレビ番組があり、都道府県それぞれの特色がある日本でその地域独特のもの、特に料理などを紹介するというもので、もう長く続いています。 本書著者の阿古さんは主に食文化についてあれこれと書いているのですが、その番組か…
人類がたどってきた道はその根本に食糧をどうやって得てきたかということと関わっています。 この数百年に人口が爆発的に増加しているのもそれを支えるだけの食糧生産があってこそのことです。 しかし何を食べていくかということはそれをどうやって得るかと…
著者のペゴスさんは特派員などを務めてきたジャーナリストで、特にワイン専門ではなかったのですが、ヨルダンに滞在していた時にたまたまホテルの部屋の冷蔵庫に備え付けられていたワインを飲む機会がありました。 普通はそのようなホテルに置いてあるワイン…
AF2といえばかつて豆腐や魚肉ソーセージなどにも殺菌料として使われていた添加物ですが、発がん性があるとして使用禁止となりました。 しかしその発がん性を確認した試験には多くの疑問があったという報告があったそうです。 FOOCOM.NETで斎藤勲さんが紹介し…
熊本県内の料理店で生の鶏肉料理を食べた客7人がカンピロバクター食中毒になったという報道がありました。 県の発表資料です。 www.pref.kumamoto.jp 若い男女のグループだったようですが、11人で食事に来てそのうち7人が発症しました。 ニュースでは「加熱…
IARC(国際がん研究機関)でアスパルテームの発がん性の分類を2Bにしたということが大きく報道されましたが、それについてFOOCOMNETで森田満樹さんが畝山千賀子さんにインタビューした記事が掲載されました。 foocom.net 畝山さんは国立医薬品食品衛生研究…
本書は「食べる」ということについてありとあらゆる方向から見ていこうという、非常に欲張った内容となっていますが、これは著者の佐藤さんの「食文化をトータルに考える学問は無い」という思いからできているものです。 学問の分野というものはどんどんと細…
アスパルテームの発がん性について、国際がん研究機関(IARC)がランク付けしたということで報道であれこれ言われていますが、それについて松永和紀さんの解説です。 wedge.ismedia.jp IARCは一応、WHOの関係機関ということで、どうしても注目されがちですが…
東京大学の鈴木宣弘教授が文藝春秋誌に掲載した食品に関わる記事は内容がでたらめであるとして小島正美さん達が抗議を重ねていますが、文春側は全く聞き入れようともせず、さらに鈴木教授の執筆記事を重ねて発表しています。 ところが、内容的には全くおかし…
厚労省が「カンピロバクター食中毒に注意」という呼びかけをしたという毎日新聞記事です。 mainichi.jp その趣旨自体には間違いは無いのですが、文章のあちこちに不適切な部分があり、やはりこの問題の本質は記者も理解していないのだろうなということが分か…
この時期になると毎年のように流れるニュースが「ジャガイモを食べて小学生が中毒」です。 今年はもうすでに数件の発生を聞きました。 news.yahoo.co.jp ソラニンとはジャガイモなどナス科の植物に含まれるステロイドアルカロイド物質ということで、中毒を起…
日本酒の新酒鑑評会などあまり興味もなかったのですが、ニュースで「福島の10連覇なるか」などという話が流れたので、その結果も見てしまいました。 それによると今年は福島の10連覇を阻止して山形が最多、次いで兵庫、長野といったところで、福島は5位に下…
サンドイッチはイギリスで生まれたものでしょうが、今では世界中に広がりその土地それぞれで特有のパン(その他)に様々な具材を挟み(または乗せ)て食べられています。 著者の佐藤さんはアメリカ在住の編集者ということですが、世界各国でサンドイッチやそ…