G7のエネルギー環境相会議で石炭火力発電の全廃を2035年までに行うということになったそうです。
それに抵抗している日本はG7で孤立しているとも。
www.asahi.comしかし私の見るところ世界で「孤立」しているのはこれを無理に推し進めているG7でその中でもヨーロッパ諸国のように思います。
中国などはまだまだ石炭火力発電所の建設を急ピッチで進めており、一年間で日本の火力発電所に相当するほどの新設をしているとか。
それで世界の製造業を圧倒しているとも言えます。
さらに、新興国はこの独善的なG7諸国の政策に追随するとは言えません。
この分野では明らかに中国、ロシア、インドなどのBRICS諸国と言われる国々がそれ以外の新興国を取り込んでいるようです。
そういった国々はこの気候変動がたとえ二酸化炭素排出のせいだとしてもそれに責任を負うべきなのは先進国であり自分たちが不利を被る必要は全くないと考えています。
それでもこれまでは米欧諸国の圧力に従わなければならなかったものが、アメリカの国力低下により変動しています。
もしも欧米が無理にでも進めようとすれば、そのことが新興国を中国ロシアの側へ追いやってしまう最後の引金になりかねません。
それでなくても不安定化している世界情勢をさらに悪化させるかのようなこのような行動は欧米の自殺行為ともいえるものでしょう。