爽風上々のブログ

熊本の片田舎に住むリタイア読書人がその時々の心に触れたものを書き散らしています。読んだ本の感想がメインですが(読書記録)、エネルギー問題、食品問題など、また政治経済・環境問題など興味のあるものには触れていきます。

政治経済

武田薬品が超大型企業買収 なんと7兆円

武田薬品がアイルランドの製薬企業を約7兆円の費用をかけて買収するというニュースが流れました。 jp.wsj.com他にも海外企業を買収という動きが連発の状況です。 少し前になりますが、ソフトバンクがイギリスの企業買収を行った時にも書いたとおり、ここまで…

「日韓メモリー・ウォーズ 私たちは何を忘れてきたか」朴裕河、上野千鶴子他

日韓の関係は非常に悪くなっていますが、そこには両国の間で認知されていることの食い違いが大きいことが存在します。 「歴史問題」として取り上げようとしてもその認知のされ方が相互で違えば対話にもなりません。 その違いと、それを埋める方法とを、「メ…

右翼の連中が自衛隊について改憲と言い張るのでまともな憲法改革論議ができない

5月3日の憲法記念日にあたっては、改憲派と護憲派という人々がそれぞれ主張を繰り広げますが、自民党を中心とする改憲派の連中が自衛隊と軍事のことのみに限ったかのような論議をするために、それに反対する人々は護憲としか言いようがなく、憲法のその他…

”賀茂川耕助のブログ”を読んで No.1216 米政権の輸入制限措置

国際政治の状況が目まぐるしく変わってきていますが、アメリカの行っている鉄鋼などへの高額関税という措置は継続しています。 賀茂川さんのブログでもそれについての記事が出ています。 kamogawakosuke.info 安倍首相はトランプに対して卑屈なまでの態度で…

麻生太郎財務大臣の発言 セクハラ擁護よりはるかに問題な景気認識

セクハラ事務次官を擁護するような発言連発ということで、世間の批判を集めている麻生太郎財務大臣ですが、そんなことよりははるかにひどい発言をしています。 news.nifty.com 景気が良くなっているのに悪くなっているのは能力が無いからだという趣旨でしょ…

日米首脳会談始まる

安倍が訪米しての日米首脳会談が始まったようです。 直前の予想は色々と出ているようですが、早くも「拉致問題」を米朝会談で持ち出すという言質は取ったようです。 business.nikkeibp.co.jp しかし、核開発凍結やミサイル問題、その他の大きな課題が山積み…

「悪だくみ 『加計学園』の悲願を叶えた総理の欺瞞」森功著

いまだに真相が明らかにならず、次々と新資料が表に出て来る安倍総理周辺の疑惑ですが、その中でも一番大きなものは加計学園に関するものでしょう。 森友学園の問題が先に表沙汰になり、理事長の人柄もあり話題は大きく取り上げられましたが、国有地の値引き…

加計問題「首相が指示していないから問題ない」という小児的言い訳をいつまで続けるのか

www.jiji.com もう皆さんもいい加減嫌になっているとは思いますが、今一度大原則の話を。 今日の国会審議でも、安倍首相は「プロセスに問題ない。私から指示を受けた方は一人も居ない」と言い続けています。 その言葉自体がウソであるのも間違いなさそうです…

「内田樹の研究室」より、”憲法についての鼎談から”

注目して見ている内田樹さんの「内田樹の研究室」ですが、週刊誌などの各所に掲載した記事や、各地での講演の内容などを記録してありますので、多数に上ります。 いずれも内容が詰まっていて読む価値十分のものですので、なかなか読み進みませんが、4月2日…

カジノ法案で自公が入場料6000円で合意 

カジノ法案成立をめぐり、推進派の自民党と、カッコだけ慎重派の公明党とが、日本人入場料6000円とすることで合意したそうです。 www.nikkei.com 海外からの観光客などは入場無料で、それで落ちる金が目当てということですが、そう上手く行くかどうかは…

安倍の「私をはじめ政治家の関与は否定された」という安心コメント それじゃいけないということに気がついていない

佐川証人喚問で、安倍をはじめとした政治家の関与が否定されたと、首相が安心のコメントです。 www.tokyo-np.co.jp 「あとは国民が判断」とは、国民も舐められたものです。 しかし、「政治家の関与が否定」されたということが、かえって大問題であるというこ…

佐川証人喚問 まあ全然期待はしていなかったけどね

佐川前国税庁長官に対する国会の証人喚問が実施され、国民の期待を表すかのようにテレビ各局が放映する中、予想通りの結果となりました。 toyokeizai.net 自民党の提灯持ち質問で総理や夫人の「指示はなかったですね」ということを確認した後はほとんど何も…

毎日新聞「時代の風」で藻谷浩介さんが非常に分かりやすい指摘 「森友学園」国会審議について

毎日新聞のオピニオン欄「時代の風」で藻谷浩介さんが森友学園問題を巡る国会審議について、非常に分かりやすい指摘をされています。 mainichi.jp 読めなくなるかもしれないので、ちょっと長めに引用します。 一部の与党議員や評論家が繰り返す「首相は知ら…

森友問題を「佐川事件」に矮小化してはいけない

近藤邦明さんの「環境問題を考える」にも取り上げられていますが、官僚の法を曲げてでも安倍首相に媚びようとした森友問題を単なる「佐川事件」に矮小化して幕引きを図ろうという動きが強まっています。 http://www.env01.net/fromadmin/contents/2018/2018_…

「もう一つの鎖国 日本は世界で孤立する」カレル・ヴァン・ウォルフレン著

オランダ人の国際政治学者でジャーナリストと言うウォルフレンさんですが、30年以上日本の政治状況を見てこられています。 そのウォルフレンさんが2006年に出された本ですが、ちょうど時は小泉政治のところで、アメリカに従うあまりにアジア各国の神経を逆な…

「内田樹の研究室」より、”人口減社会に向けて”

内田樹さんのサイト「内田樹の研究室」を拝読させていただいていますが、その中で最新記事が「人口減社会に向けて」という表題で掲載されました。 http://blog.tatsuru.com/2018/03/16_0950.php 元は日本農業新聞というところに依頼されて書いたコラムという…

「おい、マジか。池上彰の〈ニュースを疑え!〉」池上彰著

池上さんらしからぬ題名ですが、冒頭にその言い訳が書いてあります。 なんとも下品な表現で本来は私の趣味に合わないのですが、週刊文春のコラムで思わず使ったところ、書籍にするに当たって編集者がぜひこのタイトルに入れましょうと主張、つい受け入れてし…

”賀茂川耕助のブログ”を読んで NO.1212 排他的なダボス会議

”賀茂川耕助のブログ”最新は、1月に開催されたダボス会議について記されていました。 kamogawakosuke.info 日本からは安倍首相が参加しなかったためにあまり報道されなかったようですが、トランプ大統領、メルケル首相、等々各国の首脳も集まり、また大企業…

財務省文書改竄問題 官僚の暴走は明らかだがそれも安倍一強政権のため

森友問題について、財務省が文書を改ざんしたことを認めたものの、現場官僚の不手際で済まそうとするのかどうか、まだまだ余談を許さない状況のようです。 blogos.com 何のためにそのような文書改竄をする必要があったのか、よく分からない点も残りますが、…

中国全人代で主席任期の延長の憲法改正

中国で開催されていた全人代で、これまで2期に制限されていた国家主席任期を無制限とする憲法改正が議決されたそうです。 www.nishinippon.co.jp まあ他所の国のやることですから、どうのこうのと言うこともありませんが、漏れ聞くところによれば、ネットな…

「〈歳出の無駄〉の研究」井堀利宏著

国の財政は危険な状態であるという認識は誰にでもあるのでしょうが、それを何とかしようとして増税を持ち出すと必ず「その前に国の歳出の無駄をはぶけ」という主張が出てきます。 確かに、国の支出について毎年調査を続けている会計検査院の発表でも数十億と…

米朝交渉実現へ向かうのか 日本政府はどうも冷ややかな態度に見える

トランプがいきなり北朝鮮との直接交渉、首脳会談すら視野に入れるというニュースが入り、まあ驚くというほどのことはありませんが、少々意表を突かれた感じはします。 しかし、それにしては日本政府の反応はやや冷ややかなものに感じます。 まあおそらく北…

「世界はすでに破綻しているのか?」高城剛著

高城さんの本は前にも一度読んでみて、そのあまりにもアクが強いのにあてられてしまったのですが、懲りずにまた読んでみました。 「グレーな本」高城剛著 - 爽風上々のブログ 今回の本はデフォルトと言う国家財政破綻(債務不履行)の状態に陥ったらどうなる…

トランプの強請り外交はどこまで拡大するのか

アメリカの貿易赤字が問題として、さまざまな不公正施策を次々と打ち出しているトランプ政権ですが、鉄鋼輸入の不均衡が大きいとして輸入鉄鋼・アルミに多額の関税を掛けるということを発表しました。 www.newsweekjapan.jp すでに日本を始め各国に兵器の押…

”賀茂川耕助のブログ”を読んで No.1211 失敗のアベノミクス

賀茂川さんのブログ、今回は「失敗のアベノミクス」と題されています。 kamogawakosuke.info 内容については、ほとんど私も同意するところなのですが、「失敗」であるかというとちょっと意見が異なります。 私は「アベノミクスはこれを目標としていたので、…

「なぜ国家は衰亡するのか」中西輝政著

この著者の本は現在であれば金を出して買うどころか、図書館ででも手に取ろうとは思いませんが、以前は私も初心だったのでしょうか。買ってしまいました。 20年ほど前の、バブル崩壊後10年近くが経過し、まだその後始末もできていなかった頃の本です。 あの…

「国貧論」水野和夫著

すでに資本主義は末期的症状を呈しておりやがて終焉を迎えるという主張をされている水野和夫さんが、2016年に出版された「国貧論」という、刺激的な書名の本です。 内容は三部に別れており、第1章が「国貧論」第2章は「資本主義の黄昏」、第3章が「21世紀の…

裁量労働制範囲拡大の問題で何が問われるのか

いわゆる働き方改革を目指す法案に向け、これまで政府が唱えていた裁量労働制の方がかえって労働時間が短くなるというデータがまったくのデタラメであったことが判明し、さらにこういった法案の根本に関わるデータの信頼性が揺らいでいます。 www.tokyo-np.c…

「人口減少と社会保障」山崎史郎著

年金や医療などの社会保障は、人口減少に向かう中でその存立も危ぶまれている状況です。 その経緯と今後を、厚生労働省で社会保障関係の制度確立や執行を担当してきた著者が専門的に説明しています。 その現状認識は極めて詳細であり、官僚の優秀さというも…

参議院議員選挙改革?合区を解消するって言ってもね

参議院議員の選挙で、1県1人でも格差が解消されないために2県から1人という合区が採用され、主に地方の議員と選挙民から不平を言われていましたが、その解消のために憲法改正の際にそれを入れるということにしたいようです。 www.tokyo-np.co.jp 現憲法では…