爽風上々のブログ

熊本の片田舎に住むリタイア読書人がその時々の心に触れたものを書き散らしています。読んだ本の感想がメインですが(読書記録)、エネルギー問題、食品問題など、また政治経済・環境問題など興味のあるものには触れていきます。

政治経済

「危機とサバイバル」ジャック・アタリ著

「ヨーロッパ最高の知性」と言われる、フランス人のエコノミスト、歴史家、政治学者等々様々な側面を持つジャック・アタリ氏は、多くの著作で世界に衝撃を与えてきましたが、この本は現代の世界がどのような危機に直面しているか、そして、その危機を克服し…

「知らないと恥をかく世界の大問題」池上彰著

この本はシリーズ化しており、最近も続刊が発行されていますが、その第1巻で2009年11月に出版されているものです。 その時何があったかというと、アメリカではサブプライムショックからリーマンショックに発展し、経済がガタ落ち、そのために、本書の…

「安心のファシズム 支配されたがる人びと」斎藤貴男著

ファシズムと言えばナチスドイツなどを思い出しますが、ファシストが突然やってきていきなり独裁を始めたはずはありません。 最初は温和な表情で、皆が納得した上で次々と進んできたのです。 この本が書かれたのは2004年、小泉内閣が次々と不安な政策を打ち…

アメリカ高官の北朝鮮訪問中止

アメリカのポンペオ国務長官が、北朝鮮を再度訪問しようとしていたものの、中止したそうです。 this.kiji.is あのトランプ金正男対談があったにしても、世界のほとんどの人が上手くいくはずがないと思っていた北朝鮮の非核化ですが、やはり駄目かもと思わせ…

自民党総裁選、石破氏に支持派閥から反対意見 「安倍に対する個人攻撃」が問題、ってそれが一番問題じゃん

自民党総裁選、安倍3選に対して出馬表明している石破氏に対し、支持派閥の内部から反対意見が出ているそうです。 www.zakzak.co.jp 吉田参院幹事長が、石破氏が安倍首相を「個人的なことで攻撃することには嫌悪感」と語ったそうです。 安倍の政策についても…

「88のキーワードで解く 『金融危機のカラクリ』」山澤成康著

これまでも何度も起きた「金融危機」、なんとなく分かったような気になっているかもしれませんが、実際のところよくわからない。 しかし、その影響は確実に全世界の人全員に降り掛かってきます。 次に来る金融危機も、知っていたからと言って避けることはで…

トランプ大統領とアメリカメディアの闘いは続く

トランプ大統領が、「メディアは国民の敵」と語ったことについて、米メディア350紙以上が一斉に非難をしたそうです。 www.fnn.jp これについて、日曜朝のテレビワイドショーも取り上げていましたが、その中で「新聞は国民の敵か」というアンケートには全体の…

「日銀はいつまで大本営発表を続けるのか」日経ビジネスオンラインで小宮一慶さんが解説

日経のネット上の記事で、小宮一慶さんが日銀の政策の異常さについて解説しています。 business.nikkeibp.co.jp 「物価上昇目標2%」と言い続けて「異次元緩和」をやっていますが、物価はピクリともしないようです。 そのための異次元緩和で、一番影響を受…

”賀茂川耕助のブログ”を読んで、No.1227 米中間の貿易戦争

賀茂川耕助さんの最新ブログは、アメリカと中国の間での貿易戦争です。 kamogawakosuke.info 歴史的な経緯や自国の責任などはまったく考慮せずに、現在アメリカが貿易赤字であるというだけで貿易に制限をかけてくるトランプのやり方には世界各国、アメリカも…

「ポスト西洋世界はどこに向かうのか」チャールズ・カプチャン著

近代世界を引っ張ってきたのはヨーロッパとアメリカです。 それは自由民主主義、資本主義、世俗ナショナリズムを共通に備えていました。 彼らは自国を先進国と捉え、他の国は途上国としてその状態に徐々にでも上昇し、やがてはすべての国が西洋モデルの国と…

「崩れゆく世界 生き延びる知恵」副島隆彦、佐藤優

注目している二人の論客が、対談をしたという本ですので期待しましたが、予想通りです。 2015年の出版ですので、まだトランプ大統領が決まる前のもので、ヒラリー・クリントンが大統領と予測されていますが、これはかえって良かったということでしょうか…

「これが日本の民主主義」池上彰著

テレビでもよく拝見し、本も何冊も読んでいる池上さんですが、日本の民主主義というものについて、かなり厳しく指摘した本です。 日本は第二次世界大戦の敗戦により民主主義というものをアメリカから与えられました。 その中味を皆が理解しているとは言えな…

沖縄県知事翁長雄志氏亡くなる

沖縄県知事で、米軍基地の辺野古移転を阻止しようと努力を続けてきた翁長さんが亡くなりました。 www.okinawatimes.co.jp 翁長さんほどに基地阻止を続けられる人は居ないでしょうから、次の知事が誰になろうとも基地の建設は進められてしまうでしょう。 しか…

「道路整備事業の大罪 道路は地方を救えない」服部圭郎著

「道路整備事業」と題されていますが、広く自動車社会そのものを問題とする内容となっています。 ガソリン税など、自動車関係の諸税を道路整備にのみ使うことのできる「道路特定財源」という制度は、長い間道路整備の財源として機能し続けましたが、ようやく…

「宅配クライシス」日本経済新聞社

ネット通販の爆発的な増加で、宅配業者の対応能力を荷物個数が上回り、配達員が休みも取れず、長時間の労働を強いられるなど、運送業の限界が見えてきたような状況になったのは、昨年のことでした。 2017年2月23日の新聞には「ヤマト、サービス維持限界、宅…

「脱米潮流」毎日新聞外信部

アメリカが世界の中で超大国として振る舞うというのは、やはり第二次世界大戦後の世界情勢の中でのことだったのでしょう。 そして、共産圏の自壊とともに唯一となったのですが、2001年の同時多発テロに現れているように、アメリカとの闘いを挑む勢力も各地に…

「内田樹の研究室」より、”揺らぐ戦後国際秩序”

内田樹さんの「研究室」、紹介されていたのは毎日新聞に掲載されていた海外の二名の論者の議論で、ドナルド・トランプがアメリカ主導で続けられてきた戦後の国際秩序をぶち壊そうとしており、他国はそれに備えた対応が必要ということです。 blog.tatsuru.com…

ロシアの懸念は当然のことながら、イージスアショアのアメリカ軍利用

日本とロシアの外相国防相会談が行われていますが、イージス・アショア(地上型イージス)の配備については、ロシア側は当然のように、アメリカ軍のミサイル防衛システムに組み込まれるものとして反対しています。 www.asahi.com 日本はこれを「日本列島防衛…

「データで見抜く 日本経済の真相」原田泰、大和総研

この本が出版されたのは、2010年12月。 リーマンショックでアメリカを始め全世界があっという間に不況に追い込まれた直後という時でした。 その影響が日本は少なかったのかどうかという議論もありましたが、それ以前にバブル崩壊以降の状態が続いていた日本…

”賀茂川耕助のブログ”を読んで No.1225 海洋プラスチックごみ

もはや何の力もないことが明らかになっているG7ですが、その場でこのような恥さらしな出来事があったということは、賀茂川さんの指摘を見るまで気が付きませんでした。 kamogawakosuke.info関税をめぐるアメリカと他国の争いばかりが話題となっていましたが…

???東京オリンピックの暑さ対策で「サマータイム」???

歴代首相の中でもその思考レベルの低さでは群を抜く森喜朗オリンピック組織委員会会長が、暑さ対策にはサマータイム導入をと安倍首相に提案したそうです。 headlines.yahoo.co.jp マラソンなどは早朝の開催を検討などと言っていましたが、全部を1-2時間早…

高級官僚の逮捕相次ぐ 政治家だけじゃない

文科省の高級官僚の逮捕者がまた出たというスキャンダルです。 www.jiji.com この前の息子の裏口入学というのも情けなくなるほどのバカバカしい贈収賄事件ですが、これも語る気も無くなるほどの事件です。 政治家はすぐに金に手を出すというイメージで、ダー…

「竹島 もうひとつの日韓関係史」池内敏著

周辺各国との領土問題はナショナリズムを奮い起こすための道具ともなりかねず、なかなか冷静な議論はできないものとなりますが、その中でも韓国との間の竹島問題は過熱気味になっています。 本書は歴史学者で日朝の近世の関係史がご専門という池内さんが、歴…

「ここが違う、ヨーロッパの交通政策」片野優著

民主党が政権を取った当時、マニフェストで高速道路の無料化というものが掲げられ、先進国ではそちらの方が一般的であるかのように思われました。 しかし、ヨーロッパの現状は全く逆、これまで無償であったドイツのアウトバーンも有料化の動きが始まっており…

イージス・アショア、とんでもない費用に

トランプの押し売りで買わされることとなった、陸上配備型のイージス・アショア、関連費用も含めて6000億円以上にもなるということです。 www.sankei.com 配備するとしても、当然のことながらトランプの大統領任期中にはまったく不可能であり、その後の大統…

イスラエルで、「ユダヤ人国家法」が成立 これが現代の話なのか

イスラエルで、この国がユダヤ人の国であるとする「ユダヤ人国家法」が国会で可決成立したそうです。 www.asahi.com 国の基本に「人種」を置くなどということは、現代では考えられないような時代錯誤です。 さすがに日本でもこのような法律はありません。(…

「権力にダマされないための事件ニュースの見方」大谷昭宏、藤井誠二著

大谷さんは元新聞記者ですがその後はジャーナリストとして活躍、テレビ出演も多い方です。 藤井さんはフリーライターとしてさまざまな社会現象について書かれています。 お二人が対談で、権力と報道との問題点についてあれこれと語っているのですが、その最…

「魚が食べられなくなる日」勝川俊雄著

著者の東京海洋大学勝川さんは、水産資源管理がご専門ということで、他の著書を読んだこともあり、またツイッターでは色々と情報発信をしておられます。 本屋でこの本を見かけ、パラパラと見たところ一般向けに水産資源の問題について解説されているものと思…

トランプ大統領、NATO各国に軍事費増額を要求

トランプはNATO会合に出席、軍事費支出を増やそうとしないヨーロッパ各国を脅迫、GDP比2%どころか4%を要求したそうです。 jp.reuters.comなお、上記のロイター記事には「防衛費」となっているけど、これはやはり「軍事費」でしょう。どこが防衛なんやら…

「日本政治とメディア テレビの登場からネット時代まで」逢坂巌著

長期化した政権のおごりからか、テレビ報道などでの政治の扱いに政権が文句をつけるといった事例が目立つようになっていますが、テレビ登場の頃にはほとんど政治に関する放送はなく大した影響もないものでした。 しかし、テレビ放送の影響力はどんどんと増し…