爽風上々のブログ

熊本の片田舎に住むリタイア読書人がその時々の心に触れたものを書き散らしています。読んだ本の感想がメインですが(読書記録)、エネルギー問題、食品問題など、また政治経済・環境問題など興味のあるものには触れていきます。

政治経済

「ナチスドイツの実像から中東問題を読み解く」中川雅普著

著者が言いたかったのは、どうやらナチス・ドイツのユダヤ人虐殺などは必要以上に誇張されており、それはイスラエルの宣伝活動によるものだということのようです。 とは言っても、ネオナチなどのように「虐殺は無かった」とまでは言うつもりはないようです。…

脱エネルギー社会の構築に向けて(5) 抵抗勢力は何か そして最弱点は

これまでの説明で、日本の現状では過疎化している地方を中心に自動車社会を解体し自立して自給自足に近い経済体制を取ることができる地域を再生し、脱エネルギー社会に向けたスタートを切ろうという目標を提示しました。 しかし、その手段としてあくまでも租…

市長・市議選公示

私が住む熊本県南の田舎町では、市長と市議の選挙が日曜に公示されました。次の日曜日の投票まで騒々しい選挙戦が繰り広げられることになります。 しかし、いつもながらの中身のない主張ばかり。現職市長は相も変わらず中央とのパイプ、新人は市政刷新。どち…

脱エネルギー社会の構築に向けて(4) 第一段階脱エネルギー社会の交通体系

前回までの説明で、第一段階脱エネルギー社会(あくまでも「第1段階」です。理想社会にはまだまだ遥かに遠い)の交通体系が少し見えてきたかと思います。 大都市圏がどうなるかは触れません。それまでに大地震などで壊滅しなければよかったねという程度のも…

”賀茂川耕助のブログ”を読んで No.1193 再び核兵器の恐怖へ

北朝鮮の核ミサイルの恐怖が現実のものとなるかもしれない状況で、賀茂川さんも取り上げています。 kamogawakosuke.info 日本でも核シェルターの販売が増加したとか。 米ソの冷戦時代の悪夢が再現しているのでしょうか。 ただし、賀茂川さんの指摘にあるよう…

またいつものこの時期だけの「戦争反対」

一応、日本の称する終戦の日(これについても色々の議論があるそうですが)となり、戦争で辛い思いをされた方々についての報道など、例年通りにこの時期だけ満載です。 これについては、2年前にも記事を書きました。 sohujojo.hatenablog.com 簡単に「戦争…

「デフレの正体 経済は〈人口の波〉で動く」藻谷浩介著

経済学者ではなくエコノミストですが、なかなか面白い見方をされている藻谷さんの、やや以前の2010年出版の本です。 一言でいえば(とあとがきに書いてあります)この本に書かれていることは、 経済を動かしているのは、景気の波ではなくて人口の波、つまり…

「人間を考える経済学 持続可能な社会をつくる」正村公宏著

書名副題の「持続可能な社会」に反応して手に取ってしまいました。 たいていの経済学者の方々は「持続可能社会」ということを誤解していると思っていましたが、本書著者の正村さんはきちんと資源エネルギーの限界も踏まえての論議をされていました。 ただし…

”賀茂川耕助のブログ”を読んで No.1,192スティーガル法の復活を

賀茂川さんの最新記事は「スティーガル法の復活を」というものです。 kamogawakosuke.info スティーガル法とは、アメリカで1,933年に成立した法律で、議会に提出した当時の民主党議員グラスとスティーガルの名が付いています。 内容は、銀行業と証券業を分離…

またまたいつもの、「口先だけ”経済最優先”」

今回の内閣改造に当たり、首相は「経済最優先」で進むと語っているそうです。 (あわわ、”騙っている”と変換しそうだった) 選挙や内閣改造など、国民の支持を得たい時だけはこの言葉が出てきます。 しかし、その本心はどこにあるのかもそろそろ、いかにのん…

脱エネルギー社会の構築に向けて(3) 運輸交通はどの程度残すのか

ここから先が少しの条件の差異で大きく状況が変わってくるところです。 ガソリンなど化石燃料使用の自動車等の、個人使用は多額の税金徴収によって制限するという基本方針ですが、かといって移動手段、運輸手段を徒歩や馬車に限る訳にはいきません。 そのた…

脱エネルギー社会の構築に向けて(2) 自動車社会の解体の現実

話を続ける必要上、自動車社会解体のために石油燃料車の使用禁止に向けた政策を考えるという方向で書こうとしたら、イギリスやフランスでガソリン車使用禁止という話が飛び込み驚きました。 news.yahoo.co.jpこれは先を越されたかと思って少々焦りましたが、…

またも「政権受け皿談義」

日曜の朝、のんびりしながら(まあ毎日のんびりですが)テレビなど見ていると、いつもの放談番組で「政権受け皿」談義です。 いよいよ安倍政権も先が無くなったと見えてきたのでしょうか。遅すぎるのですが、ようやくというところでしょう。 しかし、ここで…

脱エネルギー社会の構築に向けて(1) まず進めるべきは自動車社会の解体

これまでも現代のエネルギー依存文明から脱却し、脱エネルギー社会を構築する必要性については何度か書いてきました。 エネルギー消費量半減のための社会改革 1- 爽風上々のブログ 私の目指す日本 政治とはそれを作り出すもの - 爽風上々のブログ その最大…

”賀茂川耕助のブログ”を読んで No.1191 テロとは何を指すのか

賀茂川耕助のブログ、最新記事は「テロとは何を指すのか」です。 kamogawakosuke.info アメリカのIT大手のマイクロソフト、フェイスブック、ツイッター、ユーチューブの4社が共同でテロ対策を行うこととなったそうです。 もちろん、何をやるかと言えばネット…

政治権力者の一族郎党への利益誘導は法律で止められるか

加計学園問題についての話ですが、政治の方では首相が出席しての国会審議がああでもないこうでもないで揉めています。 質問時間配分で与野党の意見が合わないそうですが、よほど話したくないことがあるのでしょうか。 それはさておき、 表題にも掲げましたよ…

「右翼と左翼」浅羽通明著

右翼と左翼という言葉は、現在でも度々聞かれます。 最近ではカタカナで「ウヨクとサヨク」などと書かれることも多いようですし、派生して「ネトウヨ」などと使われることもあります。 しかし、実際に「何が右で何が左か」ということはそれほどはっきりとし…

内閣支持率下落、それでも受け皿が無いって、どういう政党なら受け皿になるの

安倍内閣が数々のスキャンダルで支持率が下落していますが、それでも民進党などの野党が政権の受け皿として期待できないことからそれ以上の崩壊にまでは至っていないということです。 東京都議会では小池新党である都民ファーストがあるということで、あっさ…

加計学園問題はもう飽き飽き?ならどうすれば良いのか

加計学園の国会閉会中審査というものが開かれましたが、野党側の質問も大したものは出ず、平行線をたどるのみで、「こんなことにいつまで時間を使うのか」といった論調も(まあ何らかの意図で出されているんでしょうが)目立つようになりました。 まあ、後は…

「内田樹の大市民講座」内田樹著

内田さんの著書は前に読んだことがありますが、なかなか筋の通った思想家という雰囲気です。 sohujojo.hatenablog.com この本は内田さんが「AERA」に6年半にわたって月2回連載していた「900字コラム」をテーマごとに並べ替えてまとめたものです。 あと…

”賀茂川耕助のブログ”を読んで No.1189 日本社会むしばむ税制

賀茂川さんのブログ最新記事は「日本社会をむしばむ税制」です。 kamogawakosuke.info政権がどこを向いて仕事をしているか、推進している税制を見ればわかると思うのですが、あまりそれを認識している人は多くはないように思います。 賀茂川さんもそれを強調…

「ノーベル経済学賞 天才たちから専門家たちへ」根井雅弘編著

ノーベル賞は毎年10月になると話題になりますが、その中に「ノーベル経済学賞」というものがあるのが、何か異質な感じがしていました。 実は、ノーベル経済学賞と一般に呼ばれているものは、正式には「アルフレッド・ノーベル記念スウェーデン国立銀行経済学…

東京都議会議員選挙 都民ファースト勝利、自民大敗

注目されていた東京都議会議員選挙は、小池知事の率いる都民ファーストが勝利、支持政党の公明党(これが不思議)などを含めて過半数を獲得したのに対し、自民党は23議席に留まるという歴史的な大敗となりました。 headlines.yahoo.co.jp 自民党が大敗という…

下村博文自民党幹事長代行の加計問題での態度がひどいこと

下村博文自民党幹事長代行(元文部大臣)が、加計学園から200万円の献金を受けたにも関わらず、政治資金規制法による収支報告書に記載がないとして、週刊文春が報じた事に対し、下村氏本人は強く否定。そればかりか選挙妨害に当たるとか、名誉毀損で告訴…

「世界を破綻させた経済学者たち」ジェフ・マドリック著

著者は経済学を学びはしたものの、専門の研究者とはならずに経済コラムニストとして活躍されているということです。 だからこそ、言いやすいのでしょうか。これまでの経済の混乱は主流派経済学者の学説のためであると言う批判をしているのが本書です。 それ…

豊洲問題にリスク学第1人者中西準子さんのインタビュー記事

混迷する豊洲問題に、リスク学の第1人者の中西準子さんがさらにインタビューに答えています。 www.buzzfeed.com6月12日にインタビュー実施ということですので、この前の記者会見より前の話ですが、そこで小池知事が持ち出した話も基本的にはこの状況は変えて…

加計問題、偉そうな顔で「私の意向の入る余地は全く無い」などと言われてもね。

また安倍首相はお仲間ばかりの後援会で冒頭の言葉をお吐きになったようです。 そうではないという証言がボロボロ出ているのにね。 やはり口先だけの指示だったので証拠は全く残っていないと安心しての強気なんでしょうが。 証拠などなくても結果がすべてを語…

「21世紀日本の格差」橘木俊詔著

著者は経済学の中でも労働経済学、公共経済学といった分野がご専門の方です。 あとがきに書かれていますが、およそ10年前に日本にも大きな格差ができているとして問題になった時期があったものの、その後世間の関心は薄れたようでした。 しかし、最近にな…

「観光立国の正体」藻谷浩介、山田桂一郎著

外国人旅行者が2000万人を越え、国も観光立国という方針を打ち出し力を入れているようにも見えますが、その実、内容は非常にお寒いもののようです。 この本は、エコノミストとして活躍されている藻谷さんが、スイスのツェルマットに在住しガイドから始め…

小選挙区の区割り変更 そんなに議員と地域のつながりが大切なら選挙区制度の大幅変更を

衆議院の小選挙区の区割り変更が発表され、議員定数の削減の他にも多数の選挙区区割りの変更が公表されており、混乱を招いています。 もともとは、議員定数あたりの有権者数が最大と最小とで2倍以上となったために裁判所で違憲状態と判断され(相も変わらず…