日本製鉄がアメリカのUSスチールを巨額の費用をかけて買収するという話は驚きでしたが、ここにきてアメリカの大統領選有力候補が反対を言明するという事態になっています。
www.nikkan.co.jp対米外国投資委員会(CFIUS)がその買収の是非について審査しているということですが、両候補はその結果が出る前に完全に反対という態度を示しており、選挙目当ての人気取りに利用されているのは明らかです。
ただし、日鉄の買収についてもその金額があまりにも高すぎるのではないかという意見も聞かれます。
ここは相手のゴリ押しに負けたふりをして撤退する方が良いのかもしれません。
トランプは「雇用を守る」などと言っていますが、会社を無くすわけでもなく買収された方が雇用を守れる可能性も強いのに、いつもの決まり文句だけと言うのもまあ相変わらずと言うか、ほとんど学習もしていないように見えます。
バイデンも労組の言うがままのようで、こちらも現実を見ていないようです。
まあ、もはやまともな経済論争ではなくなっているようで、こんなところに首を突っ込んでも痛い目を見るだけでしょう。