爽風上々のブログ

熊本の片田舎に住むリタイア読書人がその時々の心に触れたものを書き散らしています。読んだ本の感想がメインですが(読書記録)、エネルギー問題、食品問題など、また政治経済・環境問題など興味のあるものには触れていきます。

ガザ地区南端のラファに対するイスラエルの攻撃はエジプトを危機に堕とすのか。

ガザ地区の人々を南端のラファに押し込めたイスラエルですが、そこを攻撃することで人々をエジプトに逃れさせ、それによってエジプトを混乱させて弱体化するのが目標だという、田中宇さんの解釈です。

tanakanews.comすでに100万人以上がラファに逃れているということですが、そこに攻撃を加えるとエジプトも国境を開放し人々を受け入れるしかなくなるでしょう。

それで多数の難民がエジプトに逃れることになるのでしょうか。

彼らの多くはハマス支持だとしています。

そして現在のエジプトではハマスと近い関係にある同胞団が勢力を伸ばしており、それがさらに加速されるという観測です。

 

これでイスラエルガザ地区の邪魔な人間を放逐したうえでエジプトまで混乱させ弱体化できるということで、大きな利益を受けることになります。

 

しかしそのようなことを世界が認めるのか。

ロシア制裁には多くの西側諸国が参加しましたが、イスラエル制裁を行うことはできないのか。

アメリカの態度が最も問題なのでしょう。