爽風上々のブログ

熊本の片田舎に住むリタイア読書人がその時々の心に触れたものを書き散らしています。読んだ本の感想がメインですが(読書記録)、エネルギー問題、食品問題など、また政治経済・環境問題など興味のあるものには触れていきます。

金と政治、自民党政府に対する目は厳しくなるがそれでも選挙では野党の勝ち目はない。

パー券裏金問題で自民党に対する国民の目は厳しくなり、内閣支持率は低迷したままとなっています。

野党はその追及に必死ですが、それでも選挙となれば野党に勝ち目はないでしょう。

 

それはなぜか。

自民党政権の政策に代わるべき野党の政策と言うものが全く見えないからです。

 

あの民主党政権の時にはまだそれがありました。

官僚制の打倒を目指した。

アメリカ追従の現状を少しでも緩和しようと普天間基地移設の再考を図った。

しかしこれを実現するには非常に周到な準備が必要だったにも関わらず、性急かつ稚拙な方法でやろうとして失敗しました。

それは「方向が悪かったわけではなく、やり方が悪すぎた」ということです。

自民党などが言っているように「最悪の民主党政治」などと言うものではありません。

 

それに懲りたのか、野党側も国民に提示すべき政策案というものを全く決められません。

それがなければいくら政治資金問題で自民党の腐敗が明らかとなってもそれ以外に政権を取らせようということにはなるはずもありません。

 

やはり何か看板となる政策がなければどうしようもないでしょう。

そこで提案です。

「本当の脱炭素化を進める」ことをメイン政策とする。

そのためにもあまりにも多すぎる「偽脱炭素化技術」を厳しく評価する方法を国家として推進することです。

そのためにはすべての科学技術において「本当のエネルギー使用量」を求めることを主管する組織を作り、そこで有象無象の脱炭素化技術について正当な評価をし、「偽技術」はそれを白日の下に公開して誰も近づく気も無くなるようにすることです。

 

これで偽技術に使われる資金も不要となれば、真の脱炭素化に十分な資金を使うことができるようになるでしょう。

そして、それこそが世界に冠たる日本の技術となり、技術での世界制覇も夢ではなくなるかもしれません。

 

まあ、次の選挙には到底間に合わないだろうけど。