爽風上々のブログ

熊本の片田舎に住むリタイア読書人がその時々の心に触れたものを書き散らしています。読んだ本の感想がメインですが(読書記録)、エネルギー問題、食品問題など、また政治経済・環境問題など興味のあるものには触れていきます。

熊本県知事選7日告示、24日の投開票に向けて選挙戦。

4期16年を務めた蒲島知事の後任を選ぶ熊本県知事選挙が7日に告示され、24日の投開票に向けて選挙戦が展開されます。

kumanichi.com新人4氏が立候補ということです。

有力候補は2人、自公など多くの推薦を受ける前副知事の木村敬氏、そして元熊本市長でこれまでも県知事選立候補するものの蒲島に大差で負けた幸山政史氏です。

あとの2人は供託金没収もものともせず、自説を広めたいという建設会社社長で反コロナワクチンに熱心な毛利秀徳氏、元高校教員の宮川一彦氏です。

 

現知事の蒲島郁夫氏は東大教授からの転身で熊本県知事となり4期16年という熊本県としては異例の長期知事在任となりました。

最初は斬新な政治姿勢を見せていたものの、最近は県南豪雨に驚いてダム建設に走ったり、コロナ禍対策の給付金不正に関して県庁内部でおかしな動きがあったのに放置したり、熊本空港アクセスで使う人がいるかどうかも怪しいJR線延伸の鉄道敷設に執心したりと、ちょっと変な行動も増えていました。

 

木村氏はその蒲島現知事の東大時代の教え子で、その後官庁勤務を経て県副知事に迎えられたという蒲島愛弟子、蒲島氏は後継知事指名などは行わないと言明していたものの、木村応援の姿勢は明らかです。

 

幸山氏は熊本市長を引退後県政に進出しようと活動していたものの、蒲島の厚い壁に阻まれ県知事選落選、今回こそはと思っているのでしょうが、自公の推薦は得られず、野党側も積極支持は行わない情勢で、どうなることやら。

 

知名度では幸山がはるかに木村を上回るのですが、自公を始め県内の有力組織が木村推薦に動いたとなると有利になるのかどうか。

 

ただし、蒲島は東大教授からの転身とはいえ県内出身ですが、木村はそうではなく東京都出身、それがどう響くか。

 

なお、選挙情勢はともかく、立候補の予定が出そろう前から選挙掲示板の設置が始まっていたのですが、それが「6人用」、今回どうやら4人で収まりそうなので大丈夫ですが、もしも7人以上だったらどうするのでしょう。

掲示板の再設置?