爽風上々のブログ

熊本の片田舎に住むリタイア読書人がその時々の心に触れたものを書き散らしています。読んだ本の感想がメインですが(読書記録)、エネルギー問題、食品問題など、また政治経済・環境問題など興味のあるものには触れていきます。

政治資金をめぐる国会審議、岸田首相が「決意をもって」を連発するが、実際は何をできるのか。

国会が開幕しましたが、その冒頭に政治資金に関する集中審議が行われました。

 

mainichi.jp野党側は政治資金パーティーの禁止や全議員の聴取、共産党に至っては企業献金の禁止まで迫るものの、岸田首相の答弁は「真摯に議論する」といったものにとどまり、具体性はほとんどないものでした。

 

派閥の解散だけは華々しく打ち上げたものの、実際には現在の派閥などはかつてのような力もなくあっても無くても関係ないようなもので、それの解散でやる気だけは見せたつもりが野党側からの当然の要求には応えることもできないのでしょう。

 

内田樹さんが年頭の予測で「自民党の命脈は尽きる。何かが起きる」と書いていましたが、これがその始まりなのでしょうか。

もしも岸田がさらにまともな?改革を進めようとすれば他の実力者(本当の)との軋轢も強まりその方向に向かうこともあり得るのかもしれませんが、私の見るところではそこまで行く度胸も根性も彼にはないでしょう。

しかし、一見「何かをやっている」風のポーズが少しは(??な)国民には受けているようで、これまでの内閣支持率低迷が止まったかのようです。

おそらくこれでさらに上昇とまで行けばもやはこれ以上の施策をやるつもりもなく、曖昧なままうやむやにしようとするのではないかと言うのが私の予測です。