アメリカ共和党の有力な大統領候補であるトランプがまた大暴言です。
news.yahoo.co.jpNATO加盟国で国防支出が少ないところはたとえロシアが攻撃してもアメリカは防衛しないという発言です。
もうロシア側についた方が金がかからないと判断して方が良いかのような状況になるかもしれません。
昔々、中国の春秋時代には楚と晋が覇権を争い、中間の小国はどちらに付くかを選択せざるを得ない状況に追い込まれました。
配下に入ると相手国が攻め込んできた時に防衛してくれるのですが、その代わりに多額の金品を毎年上納しなければなりませんでした。
それが嫌でころころと付く国を変えた国もありました。
NATOが、そしてアジアでも諸国がアメリカについているのはその国のためということもありますが、それ以上にアメリカの世界戦略のためです。
そのための軍事費すら各国から毟り取ろうということになれば、諸国の対米観も変わってくるでしょう。
トランプはアメリカの持つ世界の覇権というものを手放そうとしているという論者もいますが、どうやらそれは大当たりなのかもしれません。