爽風上々のブログ

熊本の片田舎に住むリタイア読書人がその時々の心に触れたものを書き散らしています。読んだ本の感想がメインですが(読書記録)、エネルギー問題、食品問題など、また政治経済・環境問題など興味のあるものには触れていきます。

2024-01-01から1年間の記事一覧

「文豪たちのずるい謝罪文」山口謡司著

「文豪」とはもう今ではあまり聞かない言葉ですが、巻末の著者の解説によれば少なくとも明治時代に生まれた作家だということです。 そしてそれは「剣豪」と対となるものであり、剣術および文章に対するに厳しく鍛錬された精神を伴っていたということです。 …

Googleマップに「口コミは必要か」、医師たちがGoogleを提訴。

Googleマップには各施設に対しての「口コミ」が記入できるようになっています。 しかしそれが病院に対して行われるとかなりの悪影響が出るということで、医師たちがGoogleを提訴したということです。 news.yahoo.co.jp医師は病院への誹謗中傷が書き込まれて…

「ウクライナ戦争の嘘」佐藤優、手嶋龍一著

ウクライナ戦争が始まって以来、日本でも有数のロシア通と見られる佐藤さんは様々な人との対談や解説本の出版など大忙しの様子です。 この本ではアメリカ政治に詳しい手嶋さんとの対談をしています。 ロシア側の事情というものは佐藤さんの詳しいところです…

新NISAについて荻原博子さんが批判。

経済評論家の荻原博子さんが、SNSで投資を勧める詐欺サイトに自分の映像を使われたなりすまし詐欺があったとしていました。 www.yomiuri.co.jp フェイスブック運営会社のメタに抗議をしたり記事の削除を求めたりしているようですが、なかなか動かないようで…

「鬼平犯科帳(二十二)特別長編迷路」池波正太郎著

この長編でも平蔵に恨みを持つ者が火盗改への挑戦を行い、平蔵を窮地に追い詰めるのですが、ぎりぎりの探索を続けて事件解決を成し遂げる姿が描かれています。 最初は盗賊一味の捕縛の場面から始まります。 盗賊池尻の辰五郎の一味を押し込みの寸前に待ち伏…

インバウンドのオーバーツーリズム

嫌な言葉ですね。現象自体も嫌だけど言葉はもっと。 インバウンドも多くの意味があり、多方面で使われているのですが、このところ「外国人訪日観光客」という用法ばかりが目立ちます。 オーバーツーリズムもどうかと思います。 「多すぎる外国人観光客」とか…

「科学的に考える子育て エビデンスに基づく10の真実」和久田学著

子育てというものはその真っただ中にある人もそれを終えてしまった人も、迷うばかりでどうすれば本当に良いのかということが分からないままということが多いのでしょう。 そういった疑問に「科学」で答えようというのが本書です。 本書著者の和久田さんは特…

球磨川下り再開

4年前の大水害で運行を取りやめていた球磨川下りがようやく再開。 連休で多くの観光客を乗せたということです。 www.fnn.jp人吉市内から球磨川を下る舟の旅「球磨川下り」は人吉観光の目玉として人気だったのですが、水害で川底に岩や瓦礫がある危険性があり…

石炭火力発電を廃止し、その代わりに風力発電や太陽光発電で賄えるのか。

G7の会合で石炭火力発電の廃止が期日まで決められたということがニュースとなっています。 それが本当に実現するのか。 「石炭火力発電は止めます」が「電気を使うのは止めます」、「エネルギーを大量消費するのは止めます」となるのが当然だと思いますが、…

まあ間違ったことは言ってないんだけどね。バイデンの失言「日本人は外国人嫌いだから」

日本経済の低迷の理由は、日本人が外国人嫌いだからとバイデンが言ったとか。 www.yomiuri.co.jp 内容を見ると、決して日本だけを取り上げたわけではなく、中国、ロシア、インドも挙げ日本も並べているだけです。 しかし同盟国で金づるでもある日本を評する…

イスラエルがイラン攻撃を止めている理由、賀茂川耕助のブログで紹介。

「賀茂川耕助のブログ」では米欧の主流な論陣とは異なる方向から見て解説している論者の文章を紹介することが多いのですが、「イスラエルがイランとの銃撃戦に負ける理由」という題で書かれたものが取り上げられていました。 kamogawakosuke.infoMIke Whitne…

「鬼平犯科帳(二十一)」池波正太郎著

今回も本格的な大物盗賊との闘いというよりはサイドストーリーといった風情のものです。 「泣き男」火盗改同心細川峯太郎は「二度あることは」の事件で妻ある身ながら昔の女に未練を残していることを長谷川平蔵に見透かされ、またも探索方を外されて勘定方に…

二酸化炭素温暖化よりよほど起こりそうな「火山の冬」

インドネシアでまた火山噴火が起きましたが、このところかなり大きな噴火が相次いでいるようです。 このような火山の大噴火により世界の気温が低下する、「火山の冬」ということが起きるのは良く知らていることです。 しかも二酸化炭素温暖化のようにこのま…

「古代北東アジアの中の日本」西谷正著

古代日本の歴史を見ていくには北東アジアすなわち朝鮮半島や中国大陸との関係を見ていくのは必須と言えます。 しかしこれまでは日本史と世界史(中国史・朝鮮史)とに分かれてしまい相互の連絡が悪かっただけでなく、研究者も双方をまんべんなく見ていくとい…

衆議院議員補選、東京15区の候補者による選挙妨害

衆議院議員の補欠選挙が終わりましたが、東京15区において候補者の一人が他の候補者の街頭演説を妨害する行為を行ったということが問題となっています。 www.sankei.com「つばさの党」という政治団体から立候補した根本良輔という候補が他の候補者の街頭演…

石炭火力全廃、日本は孤立というが。

G7のエネルギー環境相会議で石炭火力発電の全廃を2035年までに行うということになったそうです。 それに抵抗している日本はG7で孤立しているとも。 www.asahi.comしかし私の見るところ世界で「孤立」しているのはこれを無理に推し進めているG7でその中…

「光と影のTSMC誘致」深田萌絵編著

台湾の半導体メーカーTSMCの新工場を熊本県に誘致したことにより、関連企業の熊本進出も相次ぎ好景気で沸き立っているようです。 直接の副作用として県北の工場立地となった菊陽町や大津町周辺では交通渋滞が激しくなったということがニュースとなり、その対…

急激な円安に政府日銀が為替介入か、しかし効果が無い可能性大

為替相場で円安が進み1ドル160円を越えたところで急激に円高に振れるという動きで、政府日銀の為替介入が行われた可能性が指摘されています。 しかしこのような介入も効果はないだろうということです。 www.bloomberg.co.jpゴールドマンサックスの元チー…

火力発電所のエネルギー収支(EPR)

火力発電所などのエネルギー収支(EPR)について具体的なデータがないかと思い探しましたが、かなり古いものが見つかりました。 1990年に当時の電力中央研究所所属の内山さんという方が論文ではなく総説として おそらくエネルギー資源学会の会報に掲載し…

衆院補選三選挙区で立民全勝

28日の衆議院議員補欠選挙で、東京、島根、長崎のいずれでも立憲民主党の候補が当選、自民党は議席を失いました。 mainichi.jp東京、長崎では自民党は候補者すら立てていないのですから、全敗以前の問題です。 島根1区では小選挙区制施行以来これまで一度…

「鬼平犯科帳(二十)」池波正太郎著

終わりに近くなり、老いた剣客、盗賊の悲哀といったものが多くなってきたように感じます。 「おしま金三郎」かつて火盗改同心であった松波金三郎は情報入手のため女盗賊と情を通じたことが露見しお役御免となり追放され町人となりました。 一味はお縄となり…

半導体産業育成のためには補助金支出が必要なのか。

台湾のTSMCの熊本工場誘致のためにすでに5000億あまり、第二工場も含めると1兆円以上の補助金を支出するそうですが、日本企業のラピダスにも5900億円、今後最大9200億円の補助金を出す方針だそうです。 これについて野口悠紀雄さんが苦言を呈し…

「諸葛亮 (上)(下)」宮城谷昌光著

三国志の中でも主人公の一人ともいえる諸葛亮孔明です。 三国志などもすでに本としている宮城谷さんが改めて諸葛孔明を取り上げました。 ただし既に本筋ともいえる三国志を書いていただけにさらに諸葛孔明をどう扱うかということは難しかったのかもしれませ…

田中宇さんの「国際ニュース解説」より「イランとイスラエルの冷たい和平」

イランとイスラエルの直接攻撃でどうなるかと思ったのですが、今のところ続いての戦闘はないようです。 田中宇さんの「国際ニュース解説」でその辺のところが説明されていました。 tanakanews.comイスラエルに対するイランの攻撃に反撃したイスラエルですが…

「鬼平犯科帳(十九)」池波正太郎著

延々と続くように思えたのですが、あと数冊となりました。 「霧の朝」深川万年町の桶屋の富蔵は本業は女房のおろくに任せっぱなしで御用聞きの政吉の手先となって働くことがほとんどです。 その子の幸太郎は貰い子だったのですが、かどわかされてしまいます…

熊日新聞コラムより、江川紹子さんが「米司法の透明性」について書いていました。

我が家の購読新聞は地方紙の熊本日日新聞ですが、そのコラムの「江川紹子の視界良好」でジャーナリストの江川紹子さんが「米司法の透明性」を書いていました。(2024・4・25) 有料会員でないと読めないと思いますので概略を紹介しておきます。 米大リーグの…

「プーチンの10年戦争」池上彰、佐藤優著

日本でも有数のロシア通と見られる佐藤さんなので、ロシアのウクライナ侵攻以来解説や対談でいろいろと忙しいのでしょうか。 この本では池上彰さんとの対談でロシア情勢や歴史などについて語っています。 なお、題名の「10年戦争」というのには2つの意味…

まあ期待はしてなかったけど、思ったよりひどい政治資金規正法改革案

政治資金パーティーの裏金問題の対策として自民党が規正法改革案というのを出しました。 しかし野党の言葉を借りるまでもなく「国民にとってゼロ回答」でしょう。 www.tokyo-np.co.jp収支報告書を会計担当者に任せたという言い訳があったから、そこだけ変え…

「鬼平犯科帳(十八)」池波正太郎著

まだまだ続きます。 「俄か雨」久しぶりに市中見回りに出た平蔵は、目黒の先で俄雨に見舞われ、百姓家に雨宿りに入りますが、そこは無人の空き家のようでした。 そこにちょうど他の雨宿りが入ってきたので身を隠しますが、それが火付け改め方同心細川峯太郎…

家の周囲で宅地造成が続く

私の家は熊本県八代市の中心部から数Kmのところにあります。 これまではかなり広く水田が残っており、我が家のすぐ前も大きな水田だったのですが、その4分の1ほどが宅地造成されました。 このあたりでは続々とそういった場所が増えています。 とはいえ、八…