八代市立博物館は6月末をもって休館し、改装工事を2年ほどかけて行うようです。
その前に最後に近い企画展として新収蔵品展というのを開催していました。
会場で頂いたパンフレットを貼っておきます。
品物としては脇差と刀の鐔がありました。
文書では「八代名所集」という珍書など。これは写本ではなく版本だということですが、他には全く見つかっておらずこれ1冊のみ発見されたということです。
松岡家文書というのは、現在の八代市内で惣庄屋をつとめていた松岡家という家に残された古文書で、行政文書などが多いようです。
当時の文書の常として崩し字でなかなか読み取れませんが、藩と民衆の間に立って様々な行政に携わっていたことが伝わってきます。
今回は比較的新しい時代のものもあり明治大正から昭和初期にかけての文書も公開されていました。
昭和初年の「菓子レシピ」というものは面白いものでした。
配合比だけでこれで作れるかどうかは分かりません。
なかなか興味深い陳列品でした。