爽風上々のブログ

熊本の片田舎に住むリタイア読書人がその時々の心に触れたものを書き散らしています。読んだ本の感想がメインですが(読書記録)、エネルギー問題、食品問題など、また政治経済・環境問題など興味のあるものには触れていきます。

グリーンランドが温暖化するのは困ったことなのか。

またもトンデモ報道の宝庫NHKの朝の番組から。

グリーンランドが温暖化し氷河がかなり溶けているそうです。

めでたしめでたしとは行かないようで、色々と危機的と例を挙げていました。

もっとも、温暖化し氷河から地面が出てきたためにレアアース鉱山の開発が盛んになったというのは危機かどうかも怪しいものですが。

 

さて、グリーンランドの氷河が溶けているといってもかつては氷河が無く人も暮らせた土地であったことは歴史からも明らかです。

中世の温暖化が進んだ時期には北欧のバイキングと言われる人々が立ち寄りさらに定住したとも言われています。

その頃は二酸化炭素濃度が高かったのでしょうか。

とてもそうは考えられませんが。

 

その後、近世に至り寒冷化が激しくなりグリーンランドからは人々は去り、わずかにイヌイットの人々のみが暮らすだけとなりました。

 

亜熱帯や温帯で温暖化が進むのはバランスが崩れるという意味でも危機と言えるかもしれませんが、亜寒帯や寒帯であれば人間の生活はしやすくなるはずです。

氷河観光ができなくなるなどと言うのは人間の身勝手だけです。

 

なお、「中世温暖期」をウィキペディアで見てみたら、温暖化論者らしき人々が色々と手を入れているようで、全地球的には温暖化とは言えないとか、実際の温度はさほど高くないとかいろいろと言い訳の数々が書き加えられていました。

暖かくてその後は極寒になったというのはグリーンランドなどの遺跡調査でも間違いないことでしょう。