日曜日に終わった大相撲秋場所は、21歳の新鋭熱海富士が終始トップを走っていたものの最後に追いつかれて優勝決定戦の末に大関貴景勝の優勝で終わりました。
しかし貴景勝が決定戦で立ち合い変化という手を使ったことに対しては残念と言った声が上がっています。
よほど熱海富士の立ち合いが強力なのか、前日も阿炎(あび)との勝負では阿炎が立ち合いでぴょんと左にかわすという変化、それに何とかついていった熱海富士が勝利ということになりました。
それを見ていたであろう貴景勝が周囲からの批判を受けることは間違いないにも関わらず変化技を選んだのはそれほど熱海富士の圧力が怖かったということなのかもしれません。
それにしても大相撲では反則技というものは確かにいくつかは決められているものの、それ以外に「横綱には」「大関には」ふさわしくないと言われる技がいくつもあります。
横綱白鵬も強すぎたためか立ち合いのかちあげは事実上封鎖されるなどと言う変な事になっていました。
どうもそういったところがスポーツというものの性格とは異なる「興行」的な雰囲気を漂わせてしまいます。
相撲としてよくない技であれば全力士に禁止するしかないでしょう。
ルールはすべて明文化することが必要です。
まあ熱海富士はまだ若く成長途上です。
これからに期待です。