地価が発表され、各地で値上がりしているということです。
特に値上がりが目立つのが北海道千歳、熊本県大津、これらは両方とも半導体工場の進出。
そしてインバウンド景気が盛り上がる東京浅草の商業地もかなりの値上がりとか。
こういった所はあくまでも実際の経済行為によるものであるため、バブルではないというのがテレビの解説者の話でした。
しかしそれだけでは済まないのがバブルの怖ろしさでしょう。
東京ではマンション価格も高騰しているとか。
そこには当然ながら値上がりを期待しての投資という思惑も混じっているはずです。
それが高じてくればまたバブルの再燃ということでしょう。
そこには金融緩和政策を取り続ける日銀の罪も重なってきます。
その金が土地に流れればさらに過熱させることとなるだけです。
さて、熊本は台湾の半導体企業TSMCの工場進出に伴い、関連企業の進出も相次ぎ、用地取得などで工場用地だけでなく住宅地、商業用地も値上がりしています。
ただしそれは進出先の菊陽町と隣接の大津町、合志市などがほとんどで、熊本市では若干の値上がりですが、その他の多くの自治体では相変わらずの値下がり傾向。
特に県南や天草などは下落傾向が激しいようです。
熊本県内でも格差が広がるばかり。
ついでながら、大津・菊陽方面は道路渋滞だけでなく下水処理、上水道の確保、教育機関の拡充など行政上の問題が目白押し。
一般住民にとっては迷惑この上ない状況となっているようです。
おそらく全国一の地価上昇を起こしている北海道千歳市も同様でしょう。
そしてしばらくすると企業運営の失敗となって元の木阿弥、いや以前とは比較にならないほどの惨状となるかもしれません。