爽風上々のブログ

熊本の片田舎に住むリタイア読書人がその時々の心に触れたものを書き散らしています。読んだ本の感想がメインですが(読書記録)、エネルギー問題、食品問題など、また政治経済・環境問題など興味のあるものには触れていきます。

生物

「人間の本能 心にひそむ進化の過去」ロバート・ウィンストン著

「本能」と呼ばれるものがあります。 頭で考えることとは違うことをやってしまう場合、それは本能だと言われることがあります。 人類は数百万年も前に他の猿たちから別れてサバンナの草原に降り立ち、二足歩行をしながら進化を続けてきました。 しかし、その…

松永和紀さんが「ゲノム編集」について分かりやすく?解説

食品問題について詳しい解説をされる松永和紀さんが、「ゲノム編集」について説明されています。 president.jp 「ゲノム編集」技術は医療分野でも可能性が追求されていますが、食品分野では実用段階に近づいており、開発研究が進められています。 しかし、こ…

1160万年前にも巨大隕石衝突で生物絶滅

生物の大量絶滅は大きなものが5回あったと言われていますが、1160万年前にも鳥島付近に隕石が衝突し、生物の絶滅が起きたということが発表されました。 www.asahi.comそれまでの5回の大量絶滅ほどではないようですが、それでも当時の生物種の15%ほ…

「すごい進化 『一見すると不合理』の謎を解く」鈴木紀之著

進化と言っても、大きな変化を扱うものもありますが、昆虫と植物の関係だけを見ても変化しているという小さな?進化もあります。 例えば、有毒の生物に自分自身を似せて身体の構造を変化させてしまったということはしばしば見られることですが、その生物が意…

「もうすぐいなくなります 絶滅の生物学」池田清彦著

生物学者ですが、いろいろなところに顔を出して思い切った発言をしている池田さんですが、この本では本職の生物学について書いています。 地球に生命が誕生した38億年前から今までの間に、6回の大量絶滅があったそうです。 それは大隕石の衝突であったり、急…

「サピエンス異変」ヴァイパー・クリガン=リード著

現代人は腰痛、眼精疲労、坐骨神経痛などの病気に苦しんでいる人が多数です。 また、2型糖尿病は多くの患者を数え、それはすでに一つの社会問題となっています。 ホモ・サピエンスという、現生人類が種として確立されたのはおよそ30万年前と考えられてい…

サンマが不漁、でも外食産業では「生サンマ」が出されるわけ

サンマが不漁となりなかなか見ることもできません。 それについて、ダイアモンドオンラインで気になる記事が出ていました。 diamond.jp8月の漁獲量は1000tあまりと、例年の7分の1程度しかなく、価格も倍以上となっているそうです。 この理由については…

FOOCOM.NET専門家コラムより、白井洋一さんが「ゲノム編集技術 研究者・専門家にも欠ける基本知識」と題した記事

ゲノム編集技術を用いた食品などについて、その規制や表示などが議論されています。 私もこの技術については以前から着目し、できる範囲で紹介しようとしていました。 sohujojo.hatenablog.comしかし、どうも実際にどの程度のところまで行っているのか、どこ…

「近大マグロ配合飼料で飼育成功」でびっくりしたが、魚粉を使うのではまだまだ

近畿大学が養殖している「近大マグロ」が「配合飼料で飼育成功」というニュースが流れびっくりしました。 www.kindai.ac.jp マグロに限らず、他の魚種でも養殖と言うものの実際は生の魚を餌として与えている例が多いようです。 これでは、魚の資源を節約し持…

サンマ漁獲量制限の交渉で初めて量的制限に合意。とはいえ、まったく実効性のないもの。

北太平洋漁業委員会の年次会合で、資源減少が心配されるサンマの漁獲量を制限することで合意しました。 www.asahi.comこれまでは、主に中国の反対により漁獲枠設定には至らなかったのですが、ようやく枠が決まったということです。 しかし、その漁獲枠がなん…

「終わっている臓器」坂井建雄監修

人間の身体というものは、不思議なほど精密に作られたようなもので、人体には無駄な部分など一つもないように思えます。 しかし、よく見てみるとなんとも残念と思えるような不都合なものが数々あるようです。 これは、地球上に最初に生まれた脊椎動物から人…

人工孵化させたウナギ稚魚が成魚に、完全養殖に進めるか。

「人工孵化させたウナギ稚魚が成魚に育った」という記事が出ていました。 こういった記事は、ともすれば誇張されて書かれていることもあり、実際はまだ関門が多いということもあるのですが、今回は確かな情報のようです。 www.nikkei.com この件については、…

「ネアンデルタール人は私たちと交配した」スヴァンテ・ペーボ著

2010年に発表された、現代人のDNAの中にネアンデルタール人のDNAに由来する部分が数%存在するという論文は驚くべきものでした。 この本は、その研究の中心として主導し進めてきたドイツのマックス・プランク進化人類学研究所のスヴァンテ・ペーボ博士がその…

「抗生物質と人間 マイクロバイオームの危機」山本太郎著

抗生物質という薬の登場で、多くの感染症が治るようになりました。 しかし、その一方で抗生物質の使いすぎで薬剤耐性菌というものが増加し、それに感染して亡くなるという人も増えています。 巻頭には、この抗生物質により生命を左右された例として、著者の…

「大絶滅時代とパンゲア超大陸」ポール・B・ウィグナル著

生物の大絶滅というと、白亜紀末の恐竜を絶滅させた隕石の衝突が有名ですが、実はその前の時代のペルム紀から三畳紀にかけて起きた絶滅の方がはるかに多くの生物を死滅させました。 その原因については未だ明確となっているわけではなく、様々な学説が出され…

IPBES(生物多様性及び生態系サービスに関する政府間科学政策プラットフォーム)が報告書「動植物100万種が絶滅危機」

IPBES(略称も覚えられないが、正式名称はもっと難しい)が、「動植物100万種が絶滅危機」という報告書を発表したそうです。 www.asahi.comそれによれば、人間活動で世界の海域の66%が影響を受け、湿地の85%が消滅、16世紀以降に少なくとも680…

西尾道徳さんの「環境保全型農業レポート」より、「世界人口の半分は化学肥料窒素で養われている」

日本では有機農業というと「安全安心」ばかりが言われる傾向が強いのですが、欧米では環境保全の観点から有機農業を推進する方向に向けられるという、本来の有機農業の意図に沿ったことが言われているようです。 ただし、それが強調されるあまり、有機農業に…

「ゾンビ・パラサイト ホストを操る寄生生物たち」小澤祥司著

他の生物の体内に寄生する動物は多種ありますが、その中にはホストの行動を操り、自らの生存と種の繁栄に有利なように仕向けることができるものもあります。 寄生されたことにより脳の働きが正常ではなくなり、おかしな行動を取っていると見られていたのです…

「モラルの起源 道徳、良心、利他行動はどのように進化したのか」クリストファー・ボーム著

遺伝子の働きとして自らの生命を捨てても子供を守るといったことがあると言われています。 しかし、人間はどうやら自分の身を捨てても血縁外の者が危機に陥った時に助けようとするようです。 さらに、人間には「道徳、良心」というものが存在します。 「恥ず…

「花粉を水に変えるマスク」は大丈夫か

「花粉を水に変える」という謳い文句のマスクというのは印象的だったので覚えていました。 最近は聞かないようですが、どうなっているのでしょうか。 それについて、ニセ医学と闘う内科医NATROMさん(名取宏さん)が書かれています。 natrom.hatenablog.com …

「双子の遺伝子 『エピジェネティクス』が2人の運命を分ける」ティム・スペクター著

遺伝子のDNAの解析技術が急激に進歩し、手軽に安価に遺伝子解析ができるようになって、一般人でも簡単に依頼できるようになり、病気の遺伝子やら何らかの能力の遺伝子があるとかないとか、話題になってきています。 しかし、本当に遺伝子ですべてが決まって…

「ヒト 異端のサルの1億年」島泰三著

新人類、ホモ・サピエンスの誕生から今までの20万年については、色々な本を読んできましたが、それに先立つ霊長類はどのように進化してきたかということについては、あまり知ろうという思いが湧きませんでした。 様々な霊長類の研究をされてこられた著者の…

”賀茂川耕助のブログ”を読んで No.1247 人類存続へ有機栽培転換を

今回の賀茂川さんブログは「有機栽培」への転換が人類の存続にも関わるという主張です。 kamogawakosuke.info現在の地球では多くの生物が次々と絶滅しており、賀茂川さんはそれに農薬などが関わっているため、有機栽培への転換が必要だと言うことです。 これ…

「発酵文化人類学」小倉ヒラク著

発酵食品といえば、なんとなく身体に良さそうといった捉え方が普通でしょうか。 しかし、多くの人にとっては、その内容については微生物が関係しているということは知っていても細かくは分からないものでしょう。 その、「発酵」について、「発酵デザイナー…

「日本の海はなぜ豊かなのか」北里洋著

日本の沿岸は、乱獲で獲れなくなった魚種が多いのはともかく、非常に様々な生物に富んでいるらしいということは感じていました。 地中海などは海藻もあまり生えず生物に乏しいと言うことも聞いたことがあります。 しかし、本書によるとその感覚は正しく、2…

愛知県で養豚場で豚コレラ発生 

愛知県豊田市の養豚場で豚コレラ発生。 そこから出荷された各地で発生確認とか。 www.yomiuri.co.jp 岐阜県内でも感染したイノシシが死亡しているという報道があっただけに心配していましたが、大量発生につながりました。 飼われている豚の殺処分が相次ぐよ…

「人間と遺伝子の本当の話 ウソばっかり!」竹内久美子著

竹内さんは大学院で動物行動学を勉強したものの、研究者の道を歩まずに著述家として活躍されており、「そんなバカな!遺伝子と神について」(1991年)はベストセラーとなりました。 この本も内容はそれと同じようなもので、人間の行動というものが遺伝子…

「目からウロコの自然観察」唐沢孝一著

ほとんど自然などないような都会でもよく見れば動物や植物の姿を目にすることができます。 そういったものをじっくりと観察するという人も多いようで、その中から色々な生物活動の様子にふれることができます。 そういった、何気ない身近な自然というものを…

「ゲノム編集」が実施され子供が産まれたというニュース。ほとんどの人は理解できないだろうな。

中国で、HIVウイルスに感染した父親の子供???の受精卵にゲノム編集を施し、出生したというニュースが流れ、大きく扱われています。 www.buzzfeed.com ゲノム編集技術というものについては、私も数回ここで記事にしていました。 sohujojo.hatenablog.com …

ズワイガニ解禁 しかし3年後には水揚げ半減という予測

日本海側の冬の味覚の代表格と言われるズワイガニが11月6日から解禁、さっそく多くの漁船が出漁したようです。 headlines.yahoo.co.jp ただし、その生息数の予測から、3年後には漁獲量が半減するということです。 理由はよくわからないようですが、稚ガ…