我が家の購読新聞、熊本日日新聞で21日付けの紙面の1面に大きく掲載されていた記事が以下のものです。
news.yahoo.co.jpごく微量のようなので、問題は分析技術次第だと思います。
記事中にもあるようにオランダの研究グループの例がすでに発表されているようです。
詳細な分析法については記載がありませんが、オランダのグループのものと一緒でしょうか。
その論文が以下のものです。
https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0160412022001258
熱分解ガスクロマトグラフィーと質量分析を組み合わせた装置を使っているようです。
ナノプラスチックの分析ということは海水中のものが先行して分析されています。
それを検索してみたら、今回の著者の東京農工大の高田秀重教授がやっていた研究例が引っかかりました。
kaken.nii.ac.jpどうやら限外濾過で捕集したあとで上記と同様の分析法で行うようです。
海水中の分析法を確立したうえでより問題の大きい人体内の血中での検出に向かったということでしょう。
しかし、分析技術の進歩でこれまではあることが予測されても証明できなかったものが極めて微量のものでも検出できるために明確になりました。
ただし、あまりにも微量のものが存在していることが分かっても、その影響はほとんどないということも多いのではないかと思います。
そういった事情が果たしてこのような記事を読んだ人に理解できるかどうか。
知らせなくてよいとは言えないでしょうが、不安を煽るような書き方はどうでしょう。