ロシアはアフリカ諸国の首脳を招きプーチンと会談、農産物の一部無償供与などを打ち出していますが、アフリカ首脳はウクライナとの停戦を求めるなど、プーチンの思惑通りではないと印象付けた報道となっています。
jp.reuters.com他の欧米系メディアも、ロシアの動きは悪あがきと捉えるようなものでしょうか。
さて本当のところはどうでしょうか。
北朝鮮の式典には中国とならんでロシアの首脳も招かれ、歓待されています。
インドは欧米日の会合にも出席してはいますが、これもロシアとの関係を続けています。
中東各国もロシアは関係を維持。
アフリカもどちらに付くとも態度は不明。
ただしここでの勢力争いは単にウクライナ紛争の行方だけに止まらないものがあります。
欧米の進める脱炭素化というバカ騒ぎをロシア側についた国々が無視すれば、温暖化がどうなるかという問題以前に経済力の差が大きく変わる可能性があります。
今はまだ安価な石炭石油の資源を使い放題にしたロシア側の第三世界の国々の生産力が上昇してしまうのではないか。
もはや工業生産の海外移転などという程度の話に止まらず、中国を中心とした勢力の生産力が凌駕することになるのかもしれません。