引退した老人の楽しみ、大相撲の名古屋場所が終了しました。
関脇豊昇龍が初優勝を決め、大関昇進も果たしました。
大関貴景勝が始めから休場、横綱照ノ富士も途中休場というのはやや期待外れでしたが、三人の関脇が大関取りを狙うということで盛り上がりはありました。
しかしその主役は平幕の錦木、北勝富士、さらには新入幕の伯桜鵬になるという、意外な展開となりました。
特に伯桜鵬は千秋楽まで優勝争いに加わるということで、もしも新入幕優勝ならば100年ぶりと騒がれましたが、千秋楽で豊昇龍に敗れ惜しくもそれは果たせませんでした。
しかしかなりの大物であるのは間違いなく、そう遠くない時期に上位に上がってくるでしょう。
豊昇龍は大関昇進を果たしましたが、大関取りと言われていた他の二関脇が終盤で崩れたのは残念でした。
照ノ富士は膝の故障が悪化し、大関陣も貴景勝、霧島ともに来場所はカド番となるなど、決して上位陣安泰とは行きませんが、若手有望株の活躍も期待されるところです。