元超有名甲子園球児、そして巨人からヤンキースへと野球人生を送った松井秀喜氏が現在の野球界の状況について語ったそうです。
news.yahoo.co.jp酷暑の中での甲子園大会はやはり相当な問題を抱えているという認識のようで、夏休みの前半、後半に分けて2部制にしたらという、その立場からは相当思い切った発言かと思います。
しかし完全部外者の私から見ればまだまだ。
なぜそこまで「甲子園」にこだわるのか。
もしも関西地区の野球場総動員でこの大会を行なうならあっという間に終わります。
現在は東京と北海道を除き1府県1校の代表で49校の出場ですが、それを増やして64校としても1回戦は32試合。
これを16の球場で行えば一か所辺り2試合、2日間で1回戦終了。
2回戦16試合は1日で終了。
3回戦以降は甲子園で行なうにしてももう試合数はわずかなものです。
こうすれば試合の合間の休憩も十分に取ることは可能。
地方から参戦の学校も長期間の宿泊で費用がかさむことも抑えられます。
出場選手の身体が一番大事といいながら、その選手や関係者の「甲子園」信仰によりそれが損なわれています。
サッカーの高校全国大会はまさにそれ以上のことをやっています。
関東地区のサッカー場総動員、国立競技場での試合は準決勝と決勝のみ。
野球の特権意識もいい加減にするべきなのでは。
松井さんの発言も、やはりまだ野球関係者の呪縛に囚われている面が大きいようです。