またも杉山大志さんの記事です。
引用することが多いのですが、私の考えている問題点と非常によく一致することを書いていることが多いので、参考になります。
agora-web.jp太陽光発電の二酸化炭素排出は実際には非常に多く、天然ガス火力の半分に達するということです。
元になっている論文はイタリアのエンリコ・マリウッティという研究者のもので、要点が箇条書きにまとめられています。
特に大きいのは中国でのパネル製造時に石炭火力発電を多用しているということだと思いますが、それ以外にも多くの抜け落ちた(恣意的に落とされた?)者があるように思います。
これも何度も繰り返していますが、パネル以外にもその部品として使われているすべての素材の製造時の二酸化炭素発生量などはほぼ無視されているはずです。
これらを考慮していくと、二酸化炭素排出原単位はkWh当たり245gCO2になり、日本の最先端の液化天然ガス使用の火力発電の、同じく320-360gと大差がなくなります。
日本の電気事業連合会が発表している値が38gですので、桁違い。
さて、どちらが真の値に近いのでしょうか。