爽風上々のブログ

熊本の片田舎に住むリタイア読書人がその時々の心に触れたものを書き散らしています。読んだ本の感想がメインですが(読書記録)、エネルギー問題、食品問題など、また政治経済・環境問題など興味のあるものには触れていきます。

2021-08-01から1ヶ月間の記事一覧

靖国神社に祀られている人たち

また終戦の日に合わせて靖国神社を参拝する現役閣僚が出て、それに対し中韓などから反発されたりと騒がしいことになっています。 中韓は、A級戦犯が合祀されていることを問題視し、国内でもそれを言う声がありますが、それについてはここでは触れません。 今…

熊本県八代地方の盆の行事、特に初盆について。

九州の田舎町でも年に2回だけ人や車が増える時期があります。 昨年は静かでしたが、今年は皆さんも「不要不急かどうかを自己判断して」帰省されたいるようで、かなり人流が増加しているようです。 さて、今年春先に家内の父親が亡くなりまして、今回が初盆と…

夢の話「テニス部の打ち上げで飲み会」

テニス部と言っても学校のクラブ活動ではありません。会社の同好会です。 私は夢の中ではかなり若いようで、テニス部の幹事のような立場です。 ということはもう30年以上前の話なのでしょう。 仕事上の来客があったのですが、その人はテニスが大好きというこ…

今年も「戦争はいけない」の言葉が空虚に飛び交う季節となりました。

今年も太平洋戦争の敗戦の日となり、「戦争はいけない」という言葉が響くことが多くなっています。 しかしその言葉の中身を考えようともせず、かつての戦争被害者(もう今では戦争経験者のほとんどが”被害者”ばかりとなっていますが)たちの悲惨な体験を紹介…

「リスク管理」と「リスクマネジメント」とは違うのか。永井孝志さんのリスク学ブログより。

「リスクと共により良く生きるための基礎知識」で今回永井孝志さんが書かれていたのが、「リスク管理」と「リスクマネジメント」は違うのかということでした。 nagaitakashi.net 実はリスク学の用語で、「リスク管理」とは英語で「Risk Management」であり、…

「飼いならす 世界を変えた10種の動植物」アリス・ロバーツ著

人類は農耕と牧畜を始めたことで地球上のすみずみまでも広がるほど繁栄することができました。 そこには多くの生物の中から農耕と牧畜に適した種を選び、それを飼いならしてきたという歴史が存在します。 この本ではそのような観点から「ヒトに飼いならされ…

昨年の水害で被害を受けた人吉市の温泉旅館「あゆの里」がようやく営業再開。

昨年7月の熊本豪雨で大きな被害を受けて休業していた人吉の温泉旅館「あゆの里」がようやく営業再開となり、熊本のローカルニュースでは大きな扱いで報じていました。 www.nishinippon.co.jp「あゆの里」は人吉温泉でも大手の旅館で、温泉街の中心にあり球磨…

「内田樹の研究室」より「医学生ゼミナールの質疑応答」

内田樹さんが、医学生ゼミナールというところで医学生を対象に講演をしたそうですが、その時に時間が足りなかったので残りの質疑応答はメールでと言うことにしました。 その内容を公表したということです。 blog.tatsuru.com 3つの質問と内田さんの回答が載…

「英国貴族文化案内」あまおか けい著

「ダウントン・アビー」というテレビドラマが大ヒットしました。 これはイギリスの貴族の家の中の出来事を描いたというもので、一応架空の伯爵家を舞台にしていますが、それと似た話は現実の貴族にたくさん見られたようです。 貴族制度というものはどこの国…

帰省をすることで家族に感動を与えたい。ツイッターの投稿より。

面白いことをやっている人がいますね。 ツイッターより。 プリキュさんという方が作ったのでしょうか。 拡大はこちら。 こういった皆さんがもうこちら(熊本県南の田舎町)にかなりいらしているようです。

「歴史のなかの地震・噴火」加納靖之、杉森玲子、榎原雅治、佐竹健治著

地震や噴火はある間隔で繰り返し起きるということが分ってきましたが、まだその方面の研究は十分に進んでいるとは言えません。 その研究の進め方には文理双方からのアプローチがあり、理科系で言えば断層の構造や堆積物の観察を行うということですし、文科系…

IPCCがいくら脅しても二酸化炭素排出が止まらない訳。

またいつものように温暖化の脅威についてIPCCが強調しています。 www.bbc.comたまたま?世界的に気象災害が起きているかのように報道されているため、これが温暖化の影響によるとしてさらに脅迫の色合いを強めているようです。 この脅しに屈服し、石炭火力発…

「新型コロナの科学」黒木登志夫著

読んだ本の「読書記録」ですが、カテゴリー「ニュース」と付けたいほど最新のものと言えるでしょう。 中公新書側から提示された期間は4か月で仕上げてくれという話だったそうで、異例の速度で書かれたそうです。 著者の黒木さんは、もともとはガンの研究をさ…

山口香さんのもっともな提案。マラソンなどは冬季オリンピックでやればいいじゃない。

元JOC理事の山口香さんが、オリンピックの種目の実施時期を見直し、夏季と冬季のオリンピックの組み換えをすれば良いという、見てみれば非常に合理的な案を提案していました。 news.yahoo.co.jp札幌でやるということ自体、無理があるというのが明らかだった…

「難読漢字の奥義書」円満字二郎著

なんと読んで良いか分からない、「難読漢字」というものは多数あります。 それらを羅列する本は数多くありますが、この本はそういったものとは一味違います。 なぜそのような読み方をするようになったのか。 そういった物語を解析し、難読漢字をグループ分け…

ブルートレインの思い出

前にも書きましたが、どうもこの盆休み周辺になるとかつての「寝台特急」ブルートレインのことを思い出してしまいます。 ブルートレインはすでに運転を止めてしまいましたが、1958年に特急あさかぜの運転開始から、2015年に全廃されるまで夜行寝台特急として…

「人騒がせな名画たち」木村泰司著

西洋絵画の名画は、現在売買しようとすると非常に高い価格がつくこともしばしばです。 そして、そうした絵画の日本での評価というものは、なぜか画家と作品を神聖化する傾向が強いために高いものとなりがちです。 しかし、その名画が書かれた当時の事情を知…

”賀茂川耕助のブログ”を読んで、No.1329「アフガンを手放さぬ米国」

アメリカ軍が9月にアフガニスタンより完全撤兵をするということで、平和になるとは誰も思っていないでしょうが、それ以前にアメリカが影響力を手放すことはないというのが賀茂川さんの指摘です。 kamogawakosuke.info この撤兵でアフガニスタンの軍事勢力が…

「地形と歴史で読み解く 鉄道と街道の深い関係」内田宗治著

東京と近郊の鉄道路線は、地下鉄を除けば割と整然と配置されているようにも感じていましたが、その歴史はそう単純なものではなかったようです。 さらに、山手は実際にはかなりの高低差があり今のように土木工事の大型機械が普及しているならともかく、人力で…

こんなダメ政権は早く辞めてもらいたいものだけど、ではどうすれば良いの。

就任当初からそうでしたが、次から次へと無能さを振りまくような首相の醜態ぶりにはもう我慢できないという人も多いでしょう。 しかし、それでは誰が次の首相にふさわしいかと言えば、誰も居ないとしか見えません。 次の首相に誰が良いかというアンケート調…

「音楽再発見 100エピソード」久保田慶一著

音楽好きな人、さらに自分でも演奏などを楽しんでいる人は多いでしょうが、もう一度音楽というものを「再発見」してもらいたいと、国立音大教授の著者が様々な音楽についてのエピソードを紹介しようという本です。 音楽そのもの、音楽と自然、音楽以外の諸芸…

コロナ患者入院制限で政府迷走、もはや末期的状況か、初めからそうだったけど。

政府はコロナウイルス感染患者の入院を重症者だけに限り中等症以下は自宅療養という方針を打ち出したのですが、ほとんど政権中枢(スガだけ)の独断だったようで、自民党などからも大反発。 急遽方向転換で元に戻すようです。 news.yahoo.co.jp このところの…

「『美しい顔』とはどんな顔か 自然物から人工物まで、美しい形を科学する」牟田淳著

きれいな女性を見ればうっとりと見ほれます。 しかし、どのような人が「きれい」か、それは人によっても違いそうですし、あまりそのことについて科学的な解析がされているとも言えないようです。 この本の著者の牟田さんは、理論物理学で理学博士号を取った…

「内田樹の研究室」より、「『コロナ後の世界』文藝春秋まえがき」

内田樹さんのブログ「研究室」で、出版される本のまえがきと言うことで掲載されていました。 blog.tatsuru.com 既に発売になっているのかどうか、同じような書名がいくつもあって分かりません。 しかし、この「まえがき」の部分だけでも感じる言葉がありまし…

コロナウイルス変異株はどこへ行くのか。

インドで変異したと言われるコロナウイルス変異株、デルタ株というのが感染力が非常に強いということで、流行のウイルス株がどんどんデルタに置き換わっているということです。 このため、日本では爆発的感染増加が起きそうな状況ですが、いったんはほぼ制圧…

探せばすぐ出てくるニュース「中国の安いソーラーパネルは石炭火力で作られている」

太陽光発電のソーラーパネルは中国製が圧倒的に安いため、世界のマーケットを支配しています。 しかし、その中国製ソーラーパネルは実は安い石炭火力発電による電力で作られているという話です。 jp.wsj.com 記事はウォールストリートジャーナル日本版で、有…

「昔ばなし あの世とこの世を結ぶ物語」古川のり子著

「桃太郎」や「花坂爺さん」といった昔ばなしは、全国各地で少しずつ形を変えながら語り伝えられてきました。 その内容は中には古事記や日本書紀といった古代の神話に原点があるものもあり、この世とあの世、当時の世界観といったものが残っているものもあり…

オリンピックにおける性別判定の話。テストステロン濃度

リスク学者永井孝志さんの、「リスクと共により良く生きるための基礎知識」は永井さんが夏休みということで通常のリスクに関する話もお休みなのですが、それに代わってちょうどオリンピック開催中ということで、オリンピックにおける出場選手の性別判断とい…

「三国志入門」宮城谷昌光著

宮城谷さんは中国の春秋戦国時代などを題材とした小説で活躍されてきましたが、若い頃の読書は三国志演義から始まったそうです。 しかし小説と実際とは違うと思い三国志の正史を読むようになり、さらに時代を遡って春秋左氏伝へと移り、長い間三国志の時代か…

ようやくコロナワクチン2回接種

さきほど、かかりつけの病院に行きコロナワクチンの2回目接種をしてもらいました。 65歳以上ですがかなり遅くなったようです。 しかし、まあ一応これで感染したとしても重症化はかなり防げるということでしょう。 1回目接種の後はその日の夜から接種部分が少…