爽風上々のブログ

熊本の片田舎に住むリタイア読書人がその時々の心に触れたものを書き散らしています。読んだ本の感想がメインですが(読書記録)、エネルギー問題、食品問題など、また政治経済・環境問題など興味のあるものには触れていきます。

科学全般

首都直下地震や南海トラフ地震などの番組が放送されたが、一番やるべきことは何か。

NHKで集中して「首都直下地震」を題材とした番組や南海トラフ地震対策のものが放送されました。 www.nhk.or.jp まあほぼ内容も想像できるのでほどんと番組を見ることもありませんでしたが、やはり多くの人が衝撃を受けたことでしょう。 最悪の場合何万人…

「科学者が消える ノーベル賞が取れなくなる日本」岩本宣明著

この数年、毎年のように日本人のノーベル賞受賞者が出ており、だんだんとそれが当然のように感じられるほどになってきました。 韓国や中国ではなかなか受賞者が現れないということで、そちらでは焦りを感じていると言った報道も、(日本メディアが優越感を感…

「血液1滴で13種類のガンを発見」東芝が発表したけれどNATROMさんによれば非常に疑問。

「血液1滴で13種類のガンを発見できる」装置を東芝が開発しているという発表がされ、テレビのニュースでも報道されて、素晴らしいというコメントが語られていました。 www.fnn.jp しかし、あのNATROMさんによれば、それほど「素晴らしい」というものでも…

松永和紀さんが「ゲノム編集」について分かりやすく?解説

食品問題について詳しい解説をされる松永和紀さんが、「ゲノム編集」について説明されています。 president.jp 「ゲノム編集」技術は医療分野でも可能性が追求されていますが、食品分野では実用段階に近づいており、開発研究が進められています。 しかし、こ…

「電力化亡国論」近藤邦明著

「環境問題を考える」というサイトの主宰者、近藤邦明さんが2012年に出した、核・原発事故・再生可能エネルギー買取制度などの施策が亡国につながるという意見を述べた著書です。 上記「環境問題を考える」で既に議論を掲載されているため、私にとっては…

「マヤ・アンデス・琉球 環境考古学で読み解く『敗者の文明』」青山和夫・米延仁志・坂井正人・高宮広士著

考古学で絶対年代を測定するということは簡単ではなく、放射性同位体を使った測定でもその同位体の比率というものが「常に一定」であることを仮定して測定していたのですが、実際はかなりずれがあることが分かってきました。 そんな中で、福井県の水月湖とい…

1160万年前にも巨大隕石衝突で生物絶滅

生物の大量絶滅は大きなものが5回あったと言われていますが、1160万年前にも鳥島付近に隕石が衝突し、生物の絶滅が起きたということが発表されました。 www.asahi.comそれまでの5回の大量絶滅ほどではないようですが、それでも当時の生物種の15%ほ…

「地球の歴史(下) 人類の台頭」鎌田浩毅著

地球の歴史全3巻の下巻です。 この下巻の最後に「長めのあとがき」が置かれ、著者が本書を著した気持ちが書かれています。 これを最初に読んだ方が良いのかもしれないと思いますが、「あとがき」である以上は最後に置かなければならないのでしょう。 理科4教…

「進化は万能である」マット・リドレー著

著者のマット・リドレーはサイエンスライターとして有名なイギリスの作家で、前作の「繁栄」は大きな評判を得たそうです。 「繁栄」では「昔は良かった、それに引き換え今は」という感覚は間違っており、「これほどよい時代は無かった」と主張したという、ど…

「温暖化は憂うべきことだろうか」近藤邦明著

ネットのサイト「環境問題を考える」主宰の近藤邦明さんの著書で、おそらくこれが最初の出版の作品です。 上記サイトでは、二酸化炭素温暖化説の批判と並んで、いわゆる自然エネルギーと呼ばれる太陽光発電や風力発電の批判も精力的に為されています。 この…

「スポーツは体にわるい 酸素毒とストレスの生物学」加藤邦彦著

この本はある意味で非常に問題を抱えた本です。 とは言っても、内容が不正確であったり、商業主義に毒されていたりと言った意味ではありません。(そういった問題本はいくらでもありますが) 逆に、この本の内容は、非常に的確に問題点を指摘しているにも関…

「地球の歴史(上) 水惑星の誕生」鎌田浩毅著

火山学者として有名な鎌田さんですが、この本ではそれにとどまらず広く地球科学という観点から地球の歴史というものを説明しています。 最新の研究成果も取り入れていますので、私などまったく知らなかった最新知識も仕入れることができました。 上中下の3…

「誰も答えない! 太陽光発電の大疑問」近藤邦明著

ネット上で「環境問題を考える」というサイトを運営し、自然エネルギーや二酸化炭素温暖化といったものについて、科学的な考証をしている近藤さんの書かれた著書です。 この本では、特に「太陽光発電」を中心にその欺瞞性を取り上げています。 太陽光自体は…

「電力化亡国論」近藤邦明著

著者の近藤さんは、エンジニア勤務のあと自営業を営んでいるということですが、それよりもネットでホームページ「環境問題を考える」というサイトを運営し、多くの環境に関する発信を続けられている方です。 環境問題を考える 実は、私も環境問題に関心を持…

「すごい進化 『一見すると不合理』の謎を解く」鈴木紀之著

進化と言っても、大きな変化を扱うものもありますが、昆虫と植物の関係だけを見ても変化しているという小さな?進化もあります。 例えば、有毒の生物に自分自身を似せて身体の構造を変化させてしまったということはしばしば見られることですが、その生物が意…

「フェイクニュースを科学する」笹原和俊著

フェイクニュースというとトランプを思い出しますが、フェイクニュース自体は昔から存在はしていたのでしょう。 しかし、インターネット特にソーシャルメディアというものができてからはそれら虚偽情報の拡散というものがそれまでとは比べ物にならないほど巨…

「もうすぐいなくなります 絶滅の生物学」池田清彦著

生物学者ですが、いろいろなところに顔を出して思い切った発言をしている池田さんですが、この本では本職の生物学について書いています。 地球に生命が誕生した38億年前から今までの間に、6回の大量絶滅があったそうです。 それは大隕石の衝突であったり、急…

石炭火力発電の敵視はエネルギー供給難の時代がやってきた時に窮地に陥る原因となる

温暖化対応について検討される中では、石炭火力発電が敵視されることが多いようです。 そのため、石炭火力発電を継続しようとする日本に対して批判されることもあります。 これに対し、あの坊っちゃんは迎合発言をしているようです。 www.nikkei.com 化石燃…

「食卓からアサリが消える日」三輪節生著

著者の三輪さんは長く新聞記者をされていました。 ほとんど九州・山口の地域だったそうですが、そこは特にこれまでは自然の恵みに恵まれた地域で、海産物などは独特のものも多くそれを生かした料理も名物となっていました。 しかし、多くの地域でそのような…

「日本列島の下では何が起きているのか」中島淳一著

著者の中島さんは地震学が専門ですが、それだけにとどまらずに様々な方向から日本の地下での様々な現象について説明をしました。 そのため、専門から少し外れた部分は調べ直して書いたところもあるそうです。 また、プレート収束境界やマントルウェッジとい…

「サピエンス異変」ヴァイパー・クリガン=リード著

現代人は腰痛、眼精疲労、坐骨神経痛などの病気に苦しんでいる人が多数です。 また、2型糖尿病は多くの患者を数え、それはすでに一つの社会問題となっています。 ホモ・サピエンスという、現生人類が種として確立されたのはおよそ30万年前と考えられてい…

「この数学、いったいいつ使うことになるの?」ハル・サンダース著

学校で習う算数や数学なんて、社会に出て役に立つのかという疑問は誰しも(数学嫌いの人は)持つものらしく、それに対して数学好きの人が反論しようという本も出ています。 この前は日本人の人が書いた本を読みました。 sohujojo.hatenablog.com 今度はアメ…

「ガリレオ裁判 400年後の真実」田中一郎著

ガリレオが地動説を唱えたことで宗教裁判にかけられ、学説を放棄させられたけれど「それでも地球は動いている」と言ったとか。 もちろん、そんな独り言を誰が記録していたのか怪しい話だとは感じますが、その背景などは知りませんでした。 この逸話は、ガリ…

「NATROMのブログ」より、「HPVワクチンをめぐる『ファクトロンダリング』」

ニセ医学情報と闘う内科医「NATROM」さんのブログより、HPVワクチンをめぐる問題についての指摘です。 natrom.hatenablog.comHPVワクチンとは、ヒトパピローマウイルスに対するワクチンで、これに感染した場合は子宮頸がんにかかることが多いというこ…

「地理、8月号 特集ブラタモリの探究」古今書院発行

古今書院から発行されている月刊誌「地理」の8月号では、テレビ番組「ブラタモリ」について特集されています。 「ブラタモリ」はNHKで放送されている番組で、タモリさんがある町を訪れ歩き回るというものですが、タモリさんが特に地質学マニアであるためか…

「地理が解き明かす地球の風景」松本穂高著

私達が見る地球の風景というものは、何らかの形で「地理」というものが関与して出来上がっています。 漫然と見ていてはわからないかもしれませんが、その風景がどのような「地理」の影響を受けているか、実例を示しながら解説しています。 ただし、「地理」…

「再生可能エネルギー発電は資源浪費にすぎない」近藤邦明さんの「環境問題を考える」より

近藤邦明さんの「環境問題を考える」というサイトでは色々と勉強させていただいていますが、このたび近藤さんが「検証温暖化」という書籍を出版されたそうで、それについての記事が連載されています。 その中で、「再生可能エネルギー発電」というものが資源…

「グリーン経済最前線」井田徹治、末吉竹二郎著

経済に「グリーン」とか「ブラック」とかあるのかと思いますが、どうやら自然エネルギーへのシフトを目指したり森林の再生を行なったりする活動を経済と結びつけるとグリーン経済となるようです。 序文にあるように、「地球温暖化の進行、漁業資源の枯渇、森…

FOOCOM.NET専門家コラムより、白井洋一さんが「ゲノム編集技術 研究者・専門家にも欠ける基本知識」と題した記事

ゲノム編集技術を用いた食品などについて、その規制や表示などが議論されています。 私もこの技術については以前から着目し、できる範囲で紹介しようとしていました。 sohujojo.hatenablog.comしかし、どうも実際にどの程度のところまで行っているのか、どこ…

「日本語人の脳」角田忠信著

人間の脳は左右で機能が違い、日本人は母音を左脳で聞くが日本人以外は右脳で聞くという話は聞いたことがありました。 この本の著者の角田さんが、その理論を見つけ出し発表したのだそうです。 角田さんは耳鼻咽喉科が専門の医学研究者であり、補聴器などを…