永井孝志さんのブログ「リスクと共に生きるための基礎知識」で「暑さと寒さとどちらが危険か」という記事が掲載されていました。
温暖化が危険と言う声が高くなり、猛暑ともなれば毎日のように「熱中症で搬送された人が何人」といったニュースが流れます。
それではこれだけ夏の暑さが厳しくなれば夏の方が危険なのか。
まだまだ冬の寒さの方がはるかに危険のようです。
直接の寒さ原因の低体温症と夏場の熱中症の死亡者数を見ていくとほぼ同数です。
しかし冬場の寒さに由来するリスクは低体温症だけではありません。
冬の死亡率上昇に関係するものは、インフルエンザなどの感染症、火事、餅などによる窒息、風呂での溺死、急性心筋梗塞、その他の虚血性心疾患などです。
間接的ではありますが、やはり寒さが原因の一つであろうということです。
能登半島地震で避難所などが寒さが厳しく暖房が不十分で健康を損なう人が多いということです。
しかし避難所に入らずに車中泊などをする人も多いのですが、さらに危険なのが農業用ハウスなどに避難している人だそうです。
暖房などはほとんど無く夜間の冷え込みは激しいもので、老人でなくても健康に悪影響が出そうです。
私も夏の暑さより冬の寒さ(とはいっても九州は比較的マシな方ですが)の方が体に応えます。
本当に温暖化しているのならもう少し真冬が暖かくなっても良さそうなものですが。