能登半島地震では建物の倒壊による犠牲者が多かったことが分かっていますが、それについて建物の耐震性の差が大きく影響したという調査結果が出たそうです。
www3.nhk.or.jp建物の耐震基準は大地震で被害が出るたびに強化されていますが、阪神淡路大震災の後に強化された基準が現在の最新の耐震基準になっています。
その基準をみたした建物は輪島市や珠洲市でも倒壊を免れており、それ以前の古い建物に倒壊被害が集中しているそうです。
耐震基準は新築の建造物には適用されるものの、それ以前の古い建物は補強等の処置は必須ではありません。
熊本地震の際も新築の建物も一部倒壊したものの、ほとんどは古い建物だったと思います。
その対策が問題ということでしょう。
輪島で7階建てのビルが倒れたという映像は衝撃的でした。
あれもやはり古い建物だったのですが、その原因は地盤に打ち込んだ杭の一部が破損して他のものはそれにより抜けてしまったということのようです。
これもどこでも起こり得る事態だということです。
我が家は新耐震基準が施行される少し前の建築で、それを参照はしたものの完全には満たしていないものです。
この前の地震ではほとんど損傷はありませんでしたが、次の時はどうなるか。
しかし耐震補強工事をするかというとやはりそれには踏み切れません。